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ベイスターズの後半戦への展望

オースティン選手の無事を祈る。

ベイスターズの後半戦はこれに尽きると思います。
昨日のオールスターで顔にイレギュラーバウンドした打球を受けるという不慮の事故。

ここまでして野球の神様はオースティン選手にケガをさせようとしてくるのかとベイファンの誰もが思ったはず。

現時点で発表されている様子では骨折には至っていないという事で、まず明日からのジャイアンツ戦にオースティン選手の名前があるかどうかが非常に大きなポイントになりそうです。

新加入のフォード選手も見てみたいとは思いますがどこまでやれるかは未知数です。

飛ばないボールの疑惑が出るほど極端な投高打低と言われた今シーズン前半戦にありながらOPS.976を記録した圧倒的な打力を誇るオースティン選手。

オールスターでは阪神の岡田監督が「飛ぶボールになったんちゃう?」と語るほど極端な乱打戦になり、噂通り後半戦からボールが変わるとしたらオースティン選手の成績はどこまで伸びていくのか期待しかありません。

佐野選手と牧選手もかなり状態を上げてきているし、なんといっても我がベイスターズには球界ナンバーワンクラスの【打てる捕手】山本祐大選手もいます。

この打線の厚みはやはりセ・リーグ屈指と言えますので飛ぶボールと共にハマスタでの盛大な花火大会が見られる事をこの夏には期待したいところです。

さて、夏といえば今年も凄まじい猛暑ですが心配なのは投手陣。

特に先日の神宮で熱中症と思われる症状で降板したジャクソン投手と同じく内容が振るわなかったケイ投手。

今シーズンのベイスターズが上位争いに食い込めているのは間違いなくこの二人の活躍によるところが大きいです。

しかし二人とも日本の夏は初体験。

さらにベイスターズはここから8月末までに4試合しかドームでの試合が無いというとんでもない日程。
序盤はよく分からないゆるゆる日程で一番苦しい真夏に二度の9連戦があるとかきつすぎる。

これについては本当にNPBが日程組むの下手過ぎてめちゃくちゃ不公平だと思っている。

最近の夏はナイターだからといって油断出来ないような暑さの中での試合になるので選手の皆さんには本当に気をつけてほしい。

先発ローテに関してはその助っ人二人が暑さに対して調整出来れば東投手と平良投手を含めた四枚が安定するのはかなり心強い。

ここにベイファン代表ポジゆ君こと石田裕太郎投手や濵口遥大投手、大貫投手、石田健大投手あたりでローテ維持しつつ小園投手や吉野投手あたりにもチャンスが与えられると面白くなるのではないだろうか。

上のように先発はある程度の目処が立っているものの問題はリリーフ陣。

前半戦は満身創痍状態のリリーフ陣を徳山投手、坂本投手、中川虎大投手など実績がほとんど無い選手達の踏ん張りで乗り越えた。

しかし最後の神宮三連戦を見ていても上の三人に加えてウイック投手、京山投手あたりも天井が見えてきている感じがある。

後半戦ヤスアキに続いてウェンデルケン投手や伊勢投手、上茶谷投手らの実績組がどれだけ早く戦列復帰出来るかが大きなカギになるのは間違いない。

中川颯投手や森唯斗投手あたりも佐々木千隼投手の有用性を高める為にいつでもいける準備をしておいてもらいたい。

後半戦が打撃戦になっていくならどのチームのリリーフも総力戦になっていくことは間違いないので前半戦のコンディション不良者続出が塞翁が馬で実は後半に良い温存になったとなることに期待したい。

さて、今回のベイ語りの締めは後半の注目選手について話したいと思います。

私はやはり横浜の未来である森敬斗選手に注目していきたい。

今シーズンのオープン戦から見てきてまず打撃フォームにおける悪癖だった深すぎるテイクバックとブレの大きい始動がかなり改善され素直にバットが出て来るようになっていたのが印象的だった。

身体能力が高いだけに、そこに頼って強い打球を打とうとしていたイメージだが、所謂インサイドアウトの軌道でしっかりスイングが出来るようになり、ボールに対するアプローチが良くなった結果として強い打球を広角に打てている。

もともと神奈川県の強豪校で指導を受けた選手なので技術さえ追いつけば打席毎のシチュエーションから求められる打撃を理解するベースボールIQは持っているはずの選手。

ここまでハッキリ目に見える形で打撃フォームを変えたり、守備でも積極的に投手に声をかけに行く姿勢を見せたりというのはライバル達の台頭によって期するものがあったのだろうと私個人は外から見て思っている。

それでも走攻守全てにおいてまだ粗さはありプロのトップレベルとして求められる精度にはもう一歩。

今年のオールスターでも活躍していたスワローズの長岡選手がちょうど昨年似たような印象を受ける選手だった。

来年のオールスターでは森敬斗選手が躍動している姿が見られるようにこの後半戦がプロ野球人生の大きな分岐点になったと来年のベイスターズファンに言わせる活躍をしてほしい。

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