ベイスターズ日本シリーズへ!流れを見事に読み切った采配の勝利!
日本シリーズだぁぁぁぁ!
本当にベイスターズはよく頑張ってくれました!
勝った方が日本シリーズに進出するという一発勝負の大一番!
こういう試合は流れを読み間違えるという目に見えない僅かな隙を見せた方が敗退するという本当にシビアな試合です。
その中で大切になるのが「誰とどの場面で勝負するのか」と「継投」。
ベイスターズは走者がいる場面での岡本選手との勝負を徹底的に避けました。
それ以外でも特に8回裏のジャイアンツの攻撃は完璧に流れを読み切った勝負でした。
先頭の坂本選手とオコエ選手はこういう場面で一発もあるので無理に抑えに行くよりシングルを打ってくれたらむしろOK。
このシリーズのヒーローの自覚が出てきて、それまでの自然な空気が消えていた中山選手とは勝負。
次の小林選手は少し怖さがありましたが、初球の甘い球を打った結果がファールになった時点で勝負あり。
そして、ジャイアンツが勢いを盛り返す時に中心にいた門脇選手に絶対回してはいけないところなので、立岡選手で勝負に行って打ち取る。
ここは、伊勢投手と戸柱選手のバッテリーや首脳陣が本当によく相手の流れや空気感をよく察知していたと思います。
そして終盤。
菅野投手と小林選手のバッテリーをリリーフ投入するという采配は、膠着状態の試合の流れを作るという点では本当に見事でした。
しかし、試合の流れを動かすというのはリスクもある。
イニングを跨いだ菅野投手が先頭の森敬斗選手にヒットを打たれた時点で、ジャイアンツとしては流れや空気を敏感に感じなければいけませんでした。
いや、もしかしたら察知する事は出来ていたのかもしれませんが、ベイスターズが3連敗の中でも大勢投手を削り続けてきた事で、ここで手を打てなくなっていたという状況だったのかもしれません。
ジャイアンツの7回裏の攻撃で一死二塁から丸選手の進塁打でニ死三塁と状況が変わり、岡本選手の打席。
ここでベイスターズは敬遠を選択して、負傷から前倒しの緊急招集で打撃の状態が上がらないヘルナンデス選手との勝負を選んだ結果、無失点に凌ぎました。
同じ様に9回表のベイスターズも一死二塁から桑原選手の進塁打(森敬斗選手の好走塁)でニ死三塁の状況を作って牧選手。
後ろにはデッドボール以降、決して状態が良いとは言えない佐野恵太選手。
ここでジャイアンツは牧選手との勝負を「選んでしまった」のです。
こういう場面で決勝タイムリーを打てる打者だから、キャプテンだし、侍JAPANのユニフォームを着る選手なんです。
それは岡本選手も同じだから、ベイスターズは徹底的にマークし続けた。
この最後の最後、僅か一手の差が勝敗を分けました。
これが一発勝負です。
本当に見事な試合運びでした。
今日のベイスターズは、全く隙がなかった。
このギリギリの勝負の中で的確に流れを読み、数字を超える空気を察知するという洞察力は、経験によって磨かれるものです。
お互いの首脳陣の経験値の差が僅かに勝敗を分けたというシリーズだったと私は思います。
本当にベイスターズは、今年のCSを見事な戦いぶりで駆け上がってくれました。
ジャイアンツも、日本シリーズの相手のホークスも、現時点の各選手の能力や経験値の総合力ではベイスターズが適う相手ではありません。
しかし、短期決戦の一発勝負なら、こうした流れや空気の読み合いを制する事で、ジャイアントキリングを起こせるのも野球の面白さです。
日本シリーズでも「最高に面白い」「ベイスターズらしい」戦いをしてくれることを信じて応援していきましょう!
I☆YOKOHAMA!!!!
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