ライブラリー音楽のBGM
私はBGMの選曲を専門としてます。
仕事柄、世界中のライブラリー音楽を沢山聴きます。
DAW技術も向上し、クオリティは、世界同時進行で上がりました。
一方で、演奏家や職業作家の皆さんにとっては、間口が広がった分、素晴らしい作品を作ってもビジネスとしての成立は、なかなか難しい局面なのかもしれません。
さて、私の仕事上の選曲基準は極めてシンプルです。
心地よいイントロ感、メジャーキー、さりげないカッコよさ...など。今、書きながら思いついた条件ですが、マッチすれば、候補にするでしょう。
音楽を空間デザインの要素として捉えていくと、調和する事がとても大切なのです。
皆さんの日頃聴く市販レコード音楽は、個性や主張が強く、なかなか難しいと思ってます。スコアやミックスのクオリティ、完成度も大切なのですが、選曲としては、一方的に聴き手の心まで届てしまう事を忘れないようにしたいところなのです。また、あわせて曲順にも気を使ってます。
こうして、ライブラリー音楽から選曲されたBGMが、毎日、みなさんのまわりでも流れていたりするのです。
因みに、
ライブラリー音楽は、市販レコード音楽ではないため、簡単に入手できません。全てJASRACなどの管理楽曲を使用し、フリー音楽は使用してません。