【ビースト・オブ・マッポーカリプス 後編】#11まで読んで

ソウル・ブロウナウト

「イエ!」拳衝突の瞬間、サツバツナイトはジゴクめいて叫んだ!「モトーッ!」セトは目を見開く!チャドーの力が!セトの中へ!流入してくる!サツバツナイトの拳、腕、肩、裂け目が生じ、血が噴き出す!「グ……」K-RAAAASH!「グワーッ!」セトの神話的視界が白く染まる!ソウル・ブロウナウト! 13
(中略)未完成のワザマエとセトの力ゆえ、ソウル破壊には至らず。(後略)15

【ビースト・オブ・マッポーカリプス後編】#9

セトの反応的に、決まれば高位のリアルニンジャでもソウルが破壊されうる?
これまでの描写から、チャドーの力は身体的、というかカラテ的?な作用があるように思っていたが、実際はソウルの活性化が物理情報に変換されている?
イエモトも、ジツに用いるカラテを乱すような仕組みかと思ったが、コトダマ的な仕組み?
ナラク・ニンジャ封印もニンジャソウルに直接作用していたということか。

サツガイのジツ判定も、この仕組みに関わるかも。
ただ、ジツにしてはエネルギー効率が良過ぎる?

ティアマトがリバティ(マークスリー)に仕掛けたことから、チャドー使いなだけで軽減できるものではなさそう。
亜流チャドーだし、免許取り立てなので差があり過ぎるのかもしれないが。

カラテ(≒エネルギー)

(前略)(((……マスラダ)))睨むマスラダのニューロンに、ナラクの声が響いた。(戻ってきたか。ナラク)(((如何にして凌ぎきった?)))(おれ自身をカラテにした)(((……愚かな……否……まずは良しとするか。ここは極限の地)))ナラクは唸った。 41

【ビースト・オブ・マッポーカリプス後編】#9

カラテの意味が広いので難しいが、おそらくここでいうカラテはエネルギーのような意味だと思う。
アガメムノンが一度は爆発四散しても形を保ったのと同じ、だと予想している。
おそらく、カラテ化自体は「やろうと思えば出来る」というレベルの技術なのではないか。
ただ、カゼ・ニンジャがエテルに溶けたように、拡散する可能性があり、場合によっては戻る、維持するのが難しい?=「愚かな」のセリフか。

ソウルワイヤード

カラテ化に似た状態として、コトダマ化、ソウルワイヤードがある。
よほどのタイピング能力がないと、肉体から離れた状態では拡散してしまう。
コトダマ体としては、グリーンゴースト(ダイダロス)、オモイ・ニンジャ等々。
コトダマ体なだけでなく、仮の肉体まで備えている例として、シルバーキーとゾーイの状態、新生ザイバツの現界?

情報消滅の運命が彼らを捉える。通常であればその筈だった。0と1の気流の隙間に、何らかの道が、確かに見えた。彼らは喰らいついた。速度が数倍に加速した。アルゴスは再び捕らえ損ねた。二人は何者かがアリアドネの糸めいて彼らを引き上げようとしている事に気づいた。必死にそれに応えた……。
(中略)「何だ。アンタは」アイザワは電子的に柔らかいソファから身を起こそうとした。アルビノの男はそれを制した。「おもてなしを受けてください。どのみち、貴方がたはもはや現世に干渉する事ができない」「ハ……まるでサンズ・リバーだ」タネコは肩をすくめようとした。

【デイドリーム・ネイション】#5

物理書籍未収録なので、省かれた設定、という可能性もあるが、例外として、デイドリーム・ネイションのアイザワとタネコがいる。
確か、月破砕後も存在していたはずで、タイピング能力によらない何かで生かされている、と考えられる。
生身の人間が出入りできるゴールデンレーンの仕組みの一つ、という可能性。
オイランマインドによる補助の可能性。
ピグマリオン・コシモト兄弟カンパニー(あるいはメガトリイ)のメインフレームの性能の可能性。
などが候補か。
黄金の林檎や、ヤマト・ニンジャが生身でコトダマ空間にいたった経緯に関わる問題かもしれない。

ヌンチャク・オブ・デストラクション

ヌンチャク・オブ・デストラクション。それはまさにニンジャ始祖カツ・ワンソーの骨より生み出された破壊の神器である。ニンジャスレイヤーの手にあるそれは、モータルの怨嗟がキンカクの力を取り込み、変質せしめた、いわば克服の力。赤黒の火はキンカクの暴虐を繋ぎ止め、克服する。 26

【ビースト・オブ・マッポーカリプス 後編】#10

キンカクの力を取り込んだのはいつか。
コフーン遺跡でフジキドが手にした時か。
シトカでマスラダが体内に吸収した時か。

セプク・オブ・ハラキリ

「何だい」レッドハッグは呟いた。これほどの異様天変地異を体験しながら、その呟きは流星よりもむしろ、その直後、静止した黄金立方体に向かって、一筋の光が螺旋階段じみた軌跡を描いて昇ってゆく光景に対して向けられたものだった。それは目撃したニンジャの魂の奥底の記憶に触れる光景だった。 18

【ビースト・オブ・マッポーカリプス後編】#11

魂の奥底の記憶、というのはカツ・ワンソーのアセンションと思われる。

砕けながら、サツガイの上半身は宙を舞った。「ヤ!ラ!レ!タ……!」「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは飛んだ。さながら赤黒の蛇、赤黒の竜であった。それがサツガイの残骸に喰らいつき、砕き、破壊し尽くした。かつてブラスハートのものであった肉体は滅び、爆発四散し、この世から消えた。 77
その瞬間、キンカク・テンプルが鳴動した。「サヨ……ナ……」鳴動の響きは掻き消えた。何故なら、そのときダークニンジャはベッピンを奪取し、八つの刃のうち四つを失ったモニュメントは自壊を始め、カシマールは殴られ続け、染みめいて潰れていたからだ。 78

【アルター・オブ・マッポーカリプス】#10

が、おそらくサツガイはアセンションしていない。
サツガイ特有、という可能性もあるが、セプク・オブ・ハラキリのせいで、本来アセンションしないカツ・ワンソーの影がアセンションしてしまった、という可能性も考えられる。

サツガイの言を鑑みるに、影はすべて同じなので、本来「個」としてのIPは与えられないのではないか。
それが独立した存在として保存される、というのは、カリュドーンの儀式だけでなく、カツ・ワンソーとその影の関係、あるいはキンカクシステム(アセンション・ディセンション)まで影響しかねない事象だったのでは。

アダナス社

陰謀論ではあるが、ケイトーのフロント企業なのでは…?
アダナスがAoMのラスボスっぽいのと、ケイトー・ニンジャもラスボスっぽいので、無関係ではないのでは、というだけだが。

暗黒メガコーポ連合が、エネアド社がセトに支配されているのを把握していなかったことから、隠そうとすれば、リアルニンジャの関わりは見えない可能性が高い。そもそもアダナス社への言及が少ないが。

ケイトーとアダナス社の繋がりを仮定すると、色々説明しやすくはなる。
ケイトーの情報収集能力はアダナス社を利用しての可能性。
アケチ・ニンジャはともかく、カタナ社CEOに会えたのは、アダナス社による正規のアプローチを経た可能性。
アダナス社としてセトに協力し、カリュドーンを開催させた、真の主催者の可能性。
自分はカタナ社から参加することで、他のリアルニンジャに目的を悟らせず、ヒラグモの仕組みとその周辺の動きを誘導していたのでは。

ただ、アダナスの社名を考えると、ケイトーが付けたのか、付けたなら何に仇為すのか。
普通に考えると、カツ・ワンソーしかないように思えるが、セトほど甘い見立てはしていないはずで、勝算や動機が気になる。
YoTHの入手は、打倒カツ・ワンソーの新生ザイバツと同じ動きで、カツ・ワンソーを倒そうとしているように見えなくもない。

ケイトーボーイ

ボンドガールならぬケイトーボーイ。
ヴラド・ニンジャ、アケチ・ジョウゴ、ヘラルド、そしてリバティ。
まだ偶然かもしれないが、彼らは、ケイトーに巻き込まれて酷い目にあうが、生き残る補正がかかる、のではないか。
生き残る、がどこまでか分からないが、シーズン中に限るのか、シーズン後もなのか。シーズン後となると、ジョウゴ生存もあるかもしれない。スレイトにすら出ないかもしれないが。

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