IPについて
ニンジャはアイサツをする。
アイサツは、いわゆる挨拶と「名前」で成り立つ。
挨拶部分が無いとややシツレイだったり、不遜な態度と表現される。
「名前」は、現実のネットワークにおいて、
DNSサーバーにより、1対1でIPアドレスに紐付く。
ニンジャの魂、すなわちニンジャソウル、
も同様に、1IPに1つの名前が紐付いているのではないか。
(前略)IPは繰り返し使えるチケットの数。七つのトリイ・ゲートウェイを超える時に、しばらく魂をのせる小さな舟の数。それを模した数字の羅列。【スルー・ザ・ゴールデン・レーン】#4
以降、文中に出てくるIPは、
古い電子ネットワークのまがい物であるインターネットのIPではなく、
古い電子ネットワークでのIP的役割存在を指す。
エーリアスは、その名の通り「エイリアス機能」を用いて、
ニンジャソウルにとってのDNSサーバー上に、
[同一IP]で[別名]を登録したと考えられる。
(前略)((身体は俺のじゃない。彼女のだ。意識は……俺だ。これは、俺か?俺じゃない……俺が俺と名乗れば……これを俺にしたら……これが俺になったら……彼女も俺も、戻れないんじゃないか?))) 49
「キョート:ヘル・オン・アース」急「ラスト・スキャッティング・サーフィス」#7
シルバーキーが懸念した現象も、
[同一名]で[別IP]という処理は出来ない、現実のDNSに合致する。
(前略)内なるギンカク、ナラクの中のヤリオブザハントがチャドーに応え、同一IP上のアンコクトンを引きずりだして黒炎の種に変え、かりそめに傷を塞ぐ。(後略)
ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ【8:オヒガン・シナプシス】#1
同一IPということは、
モータルの魂、あるいは怨念の行き着く場所にも特定のIPが存在し、
ナラク・ニンジャのシステム(ギンカク)もアンコクトンも、
そのIPのエイリアスという可能性が考えられる。
ではそのIPとは、自然発生的なものなのか、
ナラク・ニンジャの核となった、
「ニンジャの生首」の元々のIPなのか。
そして、ダイコク・ニンジャ(デスドレイン)とは別にIPがある
アンコクトンとは、どのような仕組みなのか。
残念ながら、閃きは降りて来ず、想像もつかない。
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