カラテ・エンジンについてのメモ

ニンジャスレイヤー世界において、「無限のニンジャパワー」のような存在は無い、のではないか。

ナラク・ニンジャは1部と4部シーズン2最終話でエネルギーが尽きたし、かなり大きな外傷を塞げても、爆発四散は多分防げない。
デスドレインはハンセイボウマウンテンでアンコクトンを補充出来ず、補充が間に合う速度でしか回復出来ない。

琥珀ニンジャ像は本来の使用方法ではないが、これも同様で、あくまでもモータルエネルギーは足し算でしか供給されない。
ナラクのモータルフレイムも、デスドレインのアンコクトンも、決まった比率でエネルギーに変換されているはずだ。

これに対して、スターゲイザーのナノカラテエンジンは異常で、仮に失われた肉体と等質量の月の石が必要としたら、衛星の搭載量がすごいことになる。
メガトリイのオーバーテクノロジーなら、その量を打ち上げたり、宇宙空間で搭載したり出来たかもしれないが、そもそも月の石の採取量は少なかった。

であれば、月の石はエネルギー変換効率が桁違いも桁違いに良い、ということになる。
実際、時計に入っているごく少量で、ピグマリオンの様々な技術を使えるほどだ。

ここで疑問になるのが、エメツはそんなに優秀ではないことだ。
カラテを多少強化出来るが、怪我を治せたりしない。
ポータルはとても巨大で、エシオの時計にはとても及ばない。

そうなると考えられる可能性は、エメツは濃縮度合いのようなものがある、ということ。
質の話はオマークなどでも出て来たが、それどころではない差が、月の石にはあるのではないか。
そうでないと、スターゲイザーの超回復は、ニンジャスレイヤー世界のエネルギー保存則であっても説明出来ないだろう。

宇宙ニンジャ真実は、ヨロシサン関係の外伝的要素かと思っていたが、月の石のみ高効率である理由として、今後重要になるかもしれない。
地上の「髄」でサツガイの核となるなら、月の石で同サイズであれば、カツ・ワンソー復活も考えられるのではないか。

超回復について、チャドーがある。
実際、チャドーはエネルギー保存則的におかしく、無から有を生み出すようなものだ。
だが、「無限のニンジャパワー」は存在しなくとも、「無限(に見える量)のヌンジャパワー」なら存在するのではないか。

チャドーはカツ・ワンソーが編み出した技術で、通常のカラテとは異なる理で働くのではないか。

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