名前は奪えるのか
前提として
ニンジャの名前は奪えない可能性が非常に高い。
まず、ニンジャの名前はIPとDNSのような仕組みで紐付いているが、現実世界のDNSコンテンツサーバーはほぼ書き換えられない。
ニンジャスレイヤー世界であれば、キンカクがDNS機能を担うなら、キンカクのアクセス権が必要になる。
DNSを担うのがキンカクではない場合や、アセンション用のバックドアとかあるので、書き換えできる可能性もある。
が、調べたらDNSスプーフィング(Wikipedia)とかあったので、書き換え以外の方法もあるかも…。キャッシュサーバーに相当するものとか。
例
名前を奪えなかった例として、ニンジャキラー(セイジ)が挙げられる。
あれだけ固執していたのに、ニンジャスレイヤーを前に「ニンジャスレイヤー」を名乗れなかったのは、IPとの名前解決的要素もあったのではないか。
まあ、騙りを自覚した名前より、自分に向けられた「名付け」が優先されただけな気がするが。あるいは単に書き分けの都合か。
名前を騙った例として、ニンジャキラーの他に、アイアンリング(ニンジャスレイヤー(フジキド))がある。
しかし、これは名前の持ち主が死亡していたし、騙った本忍に誤魔化す気が毛頭なかったため、何の参考にもならない。
エンブレイス(シルバーキー)もあった。(2020/5/14追記)
奪える場合
そもそもなぜ名前を奪う可能性を考えるのかというと、生首=カツ・ワンソーの遺骸説以外に、ナラク=カツ・ワンソー説を考えており、その成立に必要なことを逆説的に考えた結果。
端的に言うと、キンカクのカツ・ワンソーは、本来のカツ・ワンソーから名前を奪った存在。
ということなら成り立つかなー、という話。
おのれカツ・ワンソー、も本来なら名乗れるのに名乗れない+今のカツ・ワンソーへの恨み節ということに。
アケチ・ニンジャ
名前を奪えるなら、アケチ・ニンジャがオダ・ニンジャを名乗らないわけも無く、あるいは名乗ることも含めてのオダソウルが必要なのかもしれない。
そうなるとジョウゴ親王にオダソウルを入れる必要が無くなり、飾るためだけの人形ということで、アケチが気持ち悪くなるが。
この記事の作成途中、【カレイドスコープ・オブ・ケオス】#1のアケチの禍の説明を読んで、シャード・オブ・マッポーカリプス(75):〈ネザーキョウの暴君〉明智光秀に加えて、
フィルギアの謎めいた瞳に、焚き火の火が映り込んでいる。「かつてのアケチは、カラテよりもむしろ、ジツや交渉に長けた男だった。奴はウォーロードであるオダ・ニンジャの参謀として知られていたんだ。ハイクも巧くてさ……それが……ハマヤと共に戻ってきたアケチは……似ても似つかぬ四本腕だ」 24
【カレイドスコープ・オブ・ケオス】#1
という評価がなされた。実際に見たことのあるリアルニンジャによって。
ここに違和感があり、かなり前の実況であったような気がする、アケチ・ニンジャ=オダ・ニンジャ説の可能性が再びあるように思えた。カツ・ワンソー傀儡説もあり得るが。
ただ、シャードにも説明があるように、オダ・ニンジャのソウルだけ逃れているからケイビイン(憑依者)が存在したわけで、アケチ=オダであるには、この矛盾を解消しなければならない。
つまりこうだ。
アケチ・ニンジャは、アケチ・ニンジャを騙るオダ・ニンジャ憑依者。
ディセンションが1忍という縛りが無ければあり得る。ネザーオヒガンという場所による例外もあるか。
あるいは、カゲムシャ・ジツやアスラ・カラテの応用として操っている、という可能性もある。
これらは、オダ・ニンジャのソウルがキンカクにあることと矛盾しない。
この場合、ジョウゴ親王とは自分の再臨用の器で、オダ・ニンジャのソウルを探しているのは単に復活のためと、今の気持ち悪さよりわかりやすくはなる。ジョウゴ親王やランマル・ニンジャのドラマ性は更に高まる。
問題としては、なぜ自分の腕を融合させたのかと、なぜ自分の髑髏盃なんぞ使う必要があるのかが理解できないので、やはり可能性は無いだろうと思う。思いたい。