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【#7 株式会社小澤商店】

”地域が豊かになる”を軸に、惣菜販売・冷凍和菓子製造から自動車教習所まで様々な事業展開をされている「株式会社小澤商店」さんを取材しました!
今回はそのグループ会社の代表を務める小澤さんの抱く想いに迫りました!!


会社概要

株式会社小澤商店(小澤グループ)
代表者:代表取締役 小澤伸之助
住所:〒026-0024 岩手県釜石市大町1丁目10-6
設立日:昭和19年10月
主な業務:生和菓子・冷凍和菓子製造/自動車教習所/タクシー/食品加工・宅配・惣菜販売/製造業
公式HP:小澤グループ 岩手県釜石市 (ozawa-shouten.co.jp)

インタビュー:代表取締役 小澤伸之助さん

インタビュー🎤

取材の様子。カレンダーに書かれてる「龍」は小澤社長が書いたものだそうです!

Q1.小澤グループの成り立ち、小澤さんの社長就任までの経緯について教えてください!

小澤家のルーツは、岩手県江刺地域にある農家から始まり、当時栄えていた釜石市へ拠点を移し、鉄くずの回収支援で生計を立てていました。政治家であった祖父は市議会議員を務めながら自動車学校、タクシー会社、整備工場等幅広く事業を展開し、父が事業を引き継ぎました。私は当時、公認会計士を目指していましたが、父の急死により家業を継ぐことになりました。

Q2.小澤グループの事業概要について教えてください!

現在は、生和菓子・冷凍和菓子製造、自動車教習所、タクシー、食品加工・宅配・惣菜販売、製造業を行っています。私が三代目として事業を継承した時、新事業として開始したのが、食品関連事業でした。そして、この事業をきっかけに、弁当宅配事業や和菓子製造事業にまで展開していきました。

Q3.仕事をする中でどういうときにやりがいを感じますか?

食品関連事業、とくに『シェフズ弁当』の販売を通して、食べてくれた人から「美味しかったです!」など直接言葉をもらうときですね。お弁当を通してお店を知ってもらえたり、それが結果的にお店のPRにつながってると感じる瞬間にやりがいを感じます。

Q4.小澤グループの代表として苦労したことはなんですか?

急に家業を継ぐことになったことです。父が急死したことにより、家業を引継ぎ代表取締役に就任しました。代表就任当時は30代ということもあり、自分よりも年上の方に対して指摘をする難しさ、世代間の経営に対する考え方のギャップにも苦しみました。

Q5.小澤グループで複数事業を展開する理由はなんですか?

グループ会社として大きくなることで、結果として釜石という町を幸せにするためです。業績の厳しい部門があったとしても、それを補填して伸ばす部門があれば地域の雇用を守ることができます。そうして市内外へ事業を展開することで、結果的に釜石に還元できていると思います。

Q6.複数の事業を続ける上で大切にしていることを教えてください!

グループとして助け合える経営を大切にしています。資本主義ではありますが、輪(Clrcle)、環(Cycle)、和(Harmony)の3つのわを理念に活動を展開しています。”人との対話の中で自ら成長していくこと”、”今だけではなく次の世代につなげていくこと”、そして”助け合う日本人の精神”を共通項にグループ会社として一丸となることで成り立っていると思います。

Q7.釜石市のために、今後さらに取り組みたいことはありますか?

不動産業、甲子柿での商品開発、サクラマスの養殖などです。
また、冷凍和菓子販売についても来年からさらにお店が展開されていく予定です。”鉄と魚とラグビーの街"というスローガンにとらわれず、新しい釜石の魅力に目を向け、釜石の成長と発展に繋げていきたいです。

最後に、「芽吹き屋」の和菓子「百道(もち)」をお土産にいただきました…!!
シェアハウスしているインターン生メンバーみんなでおいしくいただきました!蜂蜜たれと芽吹き屋特製のくるみ餡がとっても美味しかったです😌

百は「神」、道は「人間」を表しているというこの”百道(もち)”
なんとこの文字も、小澤社長が書いたそうです!

感想📝

「現在の釜石のスローガンにこだわらず、市外への事業展開をして結果的に釜石に還元する」という考えはとても勉強になりました。企業が地域外で活躍をすることで、元居た地域をより注目してもらえるというのは、地方創生の新しい形であると感じます。また、小澤さんに経営者としての”覚悟”が決まった瞬間はどこかお尋ねした時、いただいた言葉が印象的です。「一人一人必ず、この道だと思える自分の”道”に出逢える瞬間がくる。」これから社会人になる私たちですが、自分の選んだ選択に迷うこともあると思います。その中でも、出逢いを大切に、自分の道が開ける瞬間まで頑張ること、それこそが遠回りなようで一番の近道なのかもしれないと感じました。改めて小澤伸之助さん、この度は取材へのご協力ありがとうございました。


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