インターン体験記 ～初めての東北編～
こんにちは。TRY!!!KAMAISHI INTERNSHIP2024に参加させていただきました、中央大学４年渡邊慧一です。
今回は２週間のインターンで出会った地域おこし協力隊の方々に対して感じたことと、ある問いに対する自分なりの答えを記述します。
参加したきっかけ
学生最後の夏に何か思い切った経験をしたいと思っていた中、内定先からの紹介でこのインターンシップを知り応募しました。複数日程のインターン、訪れたことがない東北、想像もつかない共同生活など初めて事ばかりで、楽しみと同時に不安も大きかったです。
地域おこし協力隊
地域おこし協力隊について
地域おこし協力隊とは「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る方々であり、インターン中、４名の地域おこし協力隊にお会いし、様々な体験や話を聞かせていただきました。
清原さん（魚食普及）🐡
この日は５時起きで初めての市場に行きました。競りの独特の雰囲気や、その後の魚の３枚おろしは内陸育ちの自分にはすべて新鮮でした。キヨさんは何事も丁寧に優しく教えてくれるお兄さんであると同時に、魚食普及や地元の魚に対する熱い気持ちを持つ方だと感じました。
三科さん（農業普及）🍅
山奥の古民家に一人で住んでいる三科さん。古民家での生活は首都圏で生まれ育った自分には想像できないようなものでしたが、人としての在り方を考えさせられる不思議な経験でした。「なぜだろう？」という気持ちから自分ができることを模索して実行する姿勢を見習って、私自身の考え方や生き方を探していきたいと感じました。
とても美味しく、おすそ分けもたくさんいただきました！
竹中さん（ラグビー普及）🏉
スタジアムの解説からワールドカップの話まで、全てにおいてラグビー愛があふれていました。スタジアムができた経緯や込められた思いを聞いてから見たワールドカップの動画には、今まで見えていなかった希望のようなものを感じました。ここまで熱意をもって好きなことのために動くことができる方に会えて、とても刺激を受けました。
小松さん（草木染め普及）🌻
お園さんには昔ながらの技法である草木染めを教えていただきました。昔に染められた色はレシピが分からず、再現が難しいという話はとても興味深かったです。また、緑色のミントからは緑ではなく黄色のような色が出るなど、見た目通りの色が出るとは限らないことも初めて知り、草木染めの奥深さや難しさを感じました。
なぜ釜石に人が集まるのか？
インターン期間中、「なぜ人々は釜石に住むのか、戻ってくるのか」と問われました。以下に２週間で出した自分なりの答えを書きます。
自分が出した結論は「つながりが消えないこと」です。
釜石に訪れて、「つながり」に出会う場面が多くありました。
市役所がつながり人口を増やそうとしていること、体験会によって人と魚をつなげる活動があること、地域の素材による地域のための地酒があること、未来へ食をつなげるための農法や生き方があること、様々な形でラグビーに関わり続けている人がいること、同じ大学出身の方に会えたこと、昔ながらの方法を現代につなぐ活動があることなど、「つながり」を感じる機会がとても多かったです。インターン期間中に多くの方々と関わらせていただきましたが、全員に「来てくれただけで嬉しい」と言っていただき、人の温かさを感じました。この温かさが人や地域の「つながり」を生み出しているのだと思います。
また、その「つながり」が消えることなく続いていることが印象的でした。地域おこし協力隊の方々が任期後も釜石に残ろうと考えていること、過去のインターン生が移住を希望していることなど、関わった人を惹きつけ続ける魅力が「つながり」によって生まれているのではないかと感じました。
私自身も、今後は岩手や釜石に関するイベントへの参加や、今回のインターンでの日々を思い出すことで釜石と「つながり」続けたいです。
番外編
ゲストハウスでの２週間
初日から電車の運休などで全員が予定通りに到着できず、不安な２週間の幕開けでした。自分自身、初めての長期インターンが初めて訪れる東北であり、期間中初めてのシェアハウスで生活することにも不安がありました。
しかし、集まったメンバーは全員愉快で、２週間が本当にあっという間でした。ご飯をみんなで楽しく作ったり、いろいろなところに出かけたりしました。みんなには今までどこかであったことがあるかのような感覚で、そんなみんなだからこそ素直な気持ちで２週間過ごすことができました。深夜まで自分の悩みを聞いてくれたことは忘れません。
今回仲良くなることができた縁、つながりを今後も大切に生きていきたいです。
シェアハウスハイライト📷
まとめ
出発前に不安を覚えていた自分に聞かせてあげたいほど、充実したインターンでした。今まで出会ったことがない人や考え方、行ったことがない場所は自分にとってかけがえのない経験になったと思います。
改めて、インターン期間中に関わってくださった地域おこし協力隊の方々、訪問先やインタビュー先の企業の方々、地域の方々、インターンのメンバーに感謝申し上げます。
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