見出し画像

インターン体験記~6度目の釜石編~

こんにちは!
TRAY!!!KAMAISHI INTERNSHIP2024~2week~に参加しました、大学4年生の板垣美里です!
今回は、私が釜石でインターンシップを行ってきた2週間を紹介していきます!


01.自己紹介

ドンコの3枚下ろしをしている様子。片面がとても綺麗に切れて嬉しそう。

・名前:板垣美里
・出身:福島県
・趣味:カフェ巡り

02.参加のきっかけ

私は大学で、地域の困ったことをコミュニティのみんなで解決する手法である「コミュニティデザイン」を学んでいます。
大学で様々な活動を行う中で情報発信の重要さを知り、地域に密着した情報発信を実践的に学びたいと思い、インターンシップに参加しました。

03.活動スケジュール

・地域おこし協力隊の活動訪問
・地域企業の取材
・note記事作成
・農業体験

04.活動内容

【地域おこし協力隊の活動訪問】

釜石市地域おこし協力隊として活動をしている3人からお話を伺いました。
それぞれの特技や好きなことを活かしながら、釜石をの魅力を発信していました。

農的暮らしの発信で生き方を問う🍅
・農業普及コーディネーター:三科 宏輔さん

食のあり方や生き方を見直し、農的な生活を発信している三科さん。釜石産のトマト「すずこま」を生産しジュースに加工し販売しています。
活動を見学し、暮らしと自然は繋がっていることを改めて実感しました。特に、生きるのに欠かせない食べ物を育てる土は有限で、微生物や菌など目に見えない様々な生き物が土を作り私たちの生活を支えていること。三科さんの畑は植物の特性や自然環境に合わせてデザインされています。
畑の見学と農的暮らしを学んで、私が当たり前だと思っている生活は自然との結びつきが薄いこと、次世代や環境に配慮することが考えにくくなっているのではないかと感じました。

三科さんのYouTubeチャンネルはこちら!
https://www.youtube.com/channel/UCqNeUG5vpeVszhzCS1B4t9A

築150年の古民家で暮らす三科さん。
畑でお話を聞き、目に見えない微生物や菌の力を感じました。

釜石のラグビーをより広くより身近に次の世代へ🏉
・ラグビー普及コーディネーター:竹中 伸明さん

2019年に開催されたラグビーワールドカップ。震災を経験した釜石が世界中に復興を伝える試合を見て心を打たれた竹中さんは、その感動を次世代に伝えようと活動しています。
ラグビー普及コーディネーターとして、姉妹都市のフランスのディーニュ・レ・バン市で開催されたアマチュアラグビー世界大会の日本代表チームのスタッフとして同行や、釜石の子どもたちとラグビー国際交流のため台湾へ派遣など活動を行っています。
竹中さん自身が感じた釜石のラグビーの力を釜石内外の人へ発信し地域の人へ「釜石はラグビーのまち」と誇りを持ってほしいという思いが伝わってきました。

釜石鵜住居復興スタジアムでの一枚、右から2番目が竹中さん。
この日は偶然、シーウェイブスの選手もスタジアムに来ていました。

地元素材×染め物=新たな可能性!🌸
・農業普及コーディネーター:小松 園さん

東日本大震災の被災後も、生き生きと今を生きる釜石の人に感化された小松さん。小松さんの得意である染め物や編み物を使って、農業の可能性を広げる活動をしています。
地域の野菜や植物・ウニなどの特産物を活用した染め物に挑戦したり、草木染めをした毛糸を用いた編み物会を開催して地域の方とコミュニティづくりに取り組んでいるそうです。
「昔から伝わる伝統的な草木染め」と「小松さんの得意を活かした編み物」。その両方を掛け合わせ、草木染めの価値創造とコミュニティを繋ぐ姿が印象的でした。

ミントとマリーゴールドで染めた糸。糸の解し方をレクチャーされている。

【地域企業の取材】

いよいよ企業さんに取材に行きます。会社の魅力を引き出せるようにどんなことを質問をしたいか、どんなお話を聞くことができるか…取材の前日は緊張とワクワクが止まりませんでした!

釜石市内外での展開を通して地域に貢献!小澤商店

冷凍和菓子製造、食品加工に自動車教習所運営とジャンル問わず多様な事業を展開している小澤グループ。「地域を和にする」を理念に多種多様な事業を手がけている小澤グループ代表取締役社長の小澤伸之助さんにお話を伺いました。
釜石市内外で複数の事業を展開している小澤グループ。突然家業を継ぐことになり、失敗や経験を重ね経営者としての覚悟が決まったというお話が印象的でした。「私はこれをするために生きている」と感じる”自分の道”と出会うため、様々な経験をしたり、もっと多くの人と知り合いたいと思いました。

記事はこちら!
https://note.com/preview/ndcc2ec5031f7?prev_access_key=b0889f34fe08e00de22b2a4f676ee2b0

小澤商店代表取締役社長 小澤伸之助さんへ取材に行った時の写真。
書が得意でカレンダーの龍は小澤社長が書いたもの!

地域に寄り添い試合に勝ち釜石に恩返し!日本製鉄釜石シーウェイブス

新日本製鉄釜石ラグビー部のDNAを引き継ぐ日本製鉄釜石シーウェイブス。チーム運営をサポートしている事務局長の泉秀仁さんにお話を伺いました。
泉さんは新日本製鉄釜石ラグビー部が日本選手権を7連覇した時代に選手として活躍していました。「チームが成長するためには、選手の強化とチームの事業拡大を両立しなくてはいけない」と選手の成長と勝利に向けた活動を行っていることを知りました。
地域に愛されるチームとして、試合の勝利を通じて釜石に恩返しをしたい。シーウェイブスが日本一になることを目指してサポートを行う泉さんの熱い面をを知るこことができました。

記事はこちら!
https://note.com/preview/n0e92f2183b6b?prev_access_key=85cc25795b1761c0d1d3c0bdde384988

日本製鉄釜石シーウェイブスの事務局長 泉秀仁さんへ取材に行った時の写真
当時のポジションはフランカー

【note記事作成】

取材を終えチームのみんなと記事を書きます。取材を通してそれぞれが魅力に感じたこと・どのようなことを伝えたいのか共有し記事を書き起こします。
私がnote記事作成のなかで難しいと感じたことは、取材相手のお話を読者がわかりやすいように自分の言葉で伝えることです。取材した内容をそっくりそのまま文章にするだけでは企業の魅力は伝わりません。魅力を多くの人に理解してもらうために、取材を通して感じた熱や想いを言葉に落とし込むことの楽しさと難しさを実感しました。

05.2週間を振り返って

私は大学1年生の春休みに釜石を訪れてから何度も釜石に遊びに来ています。釜石を訪れる度に地域企業の方や釜石に来た人・釜石で暮らす人など、たくさんの出会いの機会があり、そこで出会った人や出来事が私に大きな影響を与えているんだなと実感しています。

今回は、自分の信念を持ち様々な方法で地域への想いを具体化させている方と多く出会いました。インターンシップで出会った皆さんとお話をして考えたことは、事業を通して釜石に恩返しをしたい・釜石を幸せにしたいなど、自分たちの事業や活動の目的やそれらが釜石にどんな影響を与えているのか常に意識している、ということです。釜石の人たちは釜石のことが好きで、その思いを様々な方法で表していることがわかりました。

このインターンで私は、地域で暮らす人が地域に対する想いを表す手法について考えを広げることができました。私が生活する地域や関わっている地域に対する想いや、どう関わり続けたいのか改めて考えるきっかけになりました。そして釜石や様々な地域で繋がった縁を大切にしていきたいと思います

06.インターン生の日常

ゲストハウスにインターン生7人で共同生活をしていました。みんなで夜ご飯を作ったり、ボードゲームをしたり夜な夜な語り合ったり…毎日楽しい生活です!

みんなでご飯を作ってい食べています!この日のメニューはペッパーランチ!
魚河岸テラスのヒカリ食堂でお昼ご飯を待っている時の一枚!
花巻でワイン作りに使用するブドウ収穫のお手伝いに行ってきました!
私はワインが大好きでワイン作りのお手伝いができて嬉しかったです!
漁港でみんなで釣り
全く釣れなかったけど、のんびりゆったりした時間をみんなで共有できてよかったなあ…
ドンコの会。お刺身、肝和え、あら汁などドンコを使った料理をいただきました。
地域おこし協力隊のきよさん、ありがとうございました!
ゲストハウスのオーナーさんの田んぼで稲刈りのお手伝い
近くには川もあって釜石の自然を満喫!

最後に

私は大学1年生の春休みに長期インターンシップに参加するため、初めて釜石を訪れました。大学4年生になった今では、興味のあることに挑戦したり初めて行く地域に飛び込むことができていますが、大学1年生当時の私は何をするにも不安で仕方がありませんでした。
釜石では、大学や地元で経験できないことを学び、多様な考えを持つ人たちに釜石に刺激を受けてきました。たくさんの刺激を受け、その刺激を自分の中に落とし込み吸収していくことで、私は積極的な性格に変化していったのだと思います。

面白いが詰め込まれている釜石。釜石で新しい自分に出会えるかもしれません。

ここまで読んでくれてありがとうございました!






いいなと思ったら応援しよう!