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「体内」という全世界の反対の部分

自分の性格について、四半世紀くらい生きてきて気づいたことがある。

私は控えめな性格で、どちらかというと、ネガティブで、聞き手に回って、同い年でもあんまり仲良くなかったら敬語で会話して、公衆の面前であまり質問しなくて、隣人がうるさくても基本クレームはいわなくて、夜型で、ネット用語にやたら精通していて、自分の機嫌を取ることに特化している。

だが、最近これまでの人生で最大級に忙しい時間を経験してわかった。

自分は、考え事が一定の数を超えるとやたら攻撃的な人間になる。

それはおそらく、今までの「謙虚だから、自分のペナルティを社会に許してもらいやすくするための保険」よりも、「自分が最大限能力を発揮したときの期待される成果に限界が見え、開き直っている状態」の方が精神衛生上にも社会的な見た目の説得力としても良いからなのだろう。

他の要因としては、自分がチームワークのまとめ役をしばしばやっていることが挙げられる気がする。

トップの態度が小さく臆病な組織は、内部から崩れる。

「こいつに仕切られるの、心配だな・・・」

そう思わせるよりは、

「こいつめっちゃ偉そうじゃん・・・まあ、いろいろやってくれて責任も取ってくれるからいっか」

となった方が断然マシだ。そのうち勝手に普通に見返されればよいだけだし……

要するに、切羽詰まった私は常に「外交」をしているのだ。

……外交って、どこ?アメリカ?中国?

いや、自分の体外の全世界とだよッッッッッッ


下手に出たらやられるのだ。わかったらさっさと服を脱いで開門しろ


(おしまい)

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