代表取締役×社長室 | ぶっちゃけトーク
登場人物
左:代表取締役:武藤
右:社長室:K・T
はじめに
(K・T)
はじめまして!
株式会社トライハッチ社長室CSOのK・Tです。
今回は、代表取締役の武藤と社長室K・Tの対談です。
ただ、まずはトライハッチをご存じでない方もいらっしゃると思いますので、会社のことを紹介させていただいてから対談に移ります!
【株式会社トライハッチとは?】
2018年1月5日、代表の武藤が前職時代に感じていた『店舗事業主がデジタルマーケティング支援を正当に受けられていない』という現実問題を目にし、問題を解決するために創業しました。
※その詳細な想いは、下記リンクからご確認いただけます。
創業当初は雑居ビルの四畳一間の小さなオフィスから始まり、おかげさまで約35名の仲間たちと都内一等地である新宿に移転するまでに成長しました。
また、2023年3月から【東証プライム上場ベクトルグループ】にジョインすることで、武藤の想いを体現するための動きを加速させています。
【経営理念は『深化・進化・真価』】
店舗集客およびデジタルマーケティングはO2O(オンラインtoオフライン)と呼ばれ、実施した施策がどれほど売上に結び付いているかが不透明という課題があります。
市場としてまだ成熟していない(目をつぶってきてしまった)O2O集客のノウハウを深め(深化)、AIをはじめとする最新のテクノロジーを駆使してO2Oマーケティングを最適化し続け(進化)、顧客のペインに応え続けることでトライハッチの本当の価値を示し続ける(真価)。
トライハッチは常に店舗事業主様に向き合い、店舗集客の本質的な課題を解決し続け、貢献し続ける組織です。
前置きが長くなり失礼しました…
それでは、対談に進みます。
トライハッチとはどんな会社か
(K・T)
2つ視点があって、全社・経営層でそれぞれ感じる部分が異なりますね。
全社で見ると、仲良いなって思います。
風通しが良いっていうのかな?上下だけじゃなくて横のつながりも、それぞれをリスペクトを持って配慮はありつつだけど、ラフにコミュニケーション取れてるなって印象です。
社長が構想した戦略に対して『いくぞ』って足並みがそろう感じも、すごく良いなと思います。
経営層からの視点としては、さっきの仲良いなってところに近しいんですが『一体感』があるなって思ってます。
まず、僕が経営層に入った中で特に感じるんですが、経営者の見えている景色とか入ってくる情報とか、考えなくちゃいけない『数』と『重さ』が桁違いだなって肌で感じています。
そのため、社長とやり取りするコミュニケーションひとつとっても、経営者の構想とか思考を理解して、そこにストレスがないようなスムーズなコミュニケーションを双方に取れるのがCXO(経営層)のあるべき姿だと思ってます。
今のトライハッチは経営層が前職のメンバーで固まっているってこともあるんですが、社長からの事業構想や戦略をもらって、そこに対して現場の動きを知る各CXO(経営層)が議論を交わしてスムーズに会社が成長している感じが『一体感』を感じている部分かなと。
総じて、人間力高くて仲良いなって。
社長から以前もらった『感情で動いて、良い方向に向かうことなんて何一つない』っていう言葉は僕自身かなり刺さってて、(悪く見ると抱え込むってところと表裏一体ですが)一旦飲み込んで冷静に判断して物事を進めるっていう文化を全社で体現できている感じはすごく良いなと思っています。
(武藤)
どんな会社か…。広義すぎて難しいな。笑
これってスキップでも良い?笑
K・Tの入社のきっかけと今までの経緯
前職の上司部下の関係ってこともあり、社長から声をかけていただいて入社しました。
声をかけていただいたタイミングが新規事業を任せられたタイミングだったこともあって一度お断りした経緯があるんですが、再度お声をいただいたタイミングで入社を決意しました。
(武藤)
創業期こそ知っている人間で固めないと怖いって考えがあったから声はかけてたけど、きてくれた時は結構驚いたんだよね。前職時代の俺って鬼軍曹のように厳しくて恐れられてたから笑
後は、今はだいぶ改善されたけど、当時のK・Tってめちゃくちゃ八方美人で軸も正直他人に流される傾向があってブレブレだったから、本当に自分がやりたいことってのを理解して入ってきてくれたのかはちょっと分からなかった。
(K・T)
そうですね、あの時の自分は、今の自分から見ても本当に気持ち悪いなって思います。笑
入社後、営業部 ⇒ CS部 ⇒ 社長室 っていう3部門を経験してきたので、その経緯もお話できればと思います。
【営業部時代】
(K・T)
入社当時は前職同様に営業部からスタートして3年くらい営業担当として数字を積んでいた感じです。
社長覚えてると思うんですが、僕一度降格していまして。笑
(武藤)
え、そうだっけ。笑
(K・T)
はい。笑
ちょっとプライベートで色々あって数字落としまくって、会議室で社長に泣きながら謝って、これは気持ちをイチから切り替えないといけないなって心から誓ったことで大きく変わったと思います。
なくて良い機会だとは思うんですが、自分の中ではかなり大きく変わったものだったんで、今となっては本当に良い機会だったなって思っています。
【CS時代】
(K・T)
立ち上げ当初だったってこともありますが、当時のCS部門(高松支社)が崩壊しかけてて、そこの立て直しを目的に責任者として異動した感じです。
当時の営業部の責任者が不得意なマネジメント領域に対して自分がポジショニングを取って、部門メンバーとの関係性、組織構築を責任者とすり合わせて動かしていたことに評価をいただいたのが異動のきっかけかなって思ってます。
最終的に1年半は東京から高松に異動して業務を全うしたんですが、正直異動~半年の期間は地獄でした。笑
①異動先の当初の人材レベルとマインドレベルが、今までの営業畑とかけ離れた状態だったこと。
②異動先のメンバーはほぼ初めましての状態で、現地に頼れる人間もおらず、全てひとりで抱え込まないといけないという孤独。
自分の人間力が低かったことと、全くスキルがなかったことが前提なんですが、初めての責任者というポジションに自信はあったものの徐々にメンタルが蝕まれていった感じです。
正直、どうすればいいんだって感覚がずっと頭にあったんですが、ふと『このレベルで今の収益を出せてるのであれば、この組織が良い方向に向かえばさらに良くなる。伸びしろしかない。』っていう考えに視点と思考を変えられたのが大きかったのかなと思います。
そっちの考えに心から変わったというか、『言い聞かせた』って感覚の方が近いですけど。笑
あとは、この決断をしてくれた社長に対して結果で恩返ししようと心に決めたブレない意思があったのが良かったのかなと思ってます。そこで、戦える組織に1年半で構築し、役目を終えて帰ってきました。
(武藤)
K・Tは高松に異動したのが本当に転機だったと思うね。
営業部の時は、まだ子供っぽさがあったし当事者意識も高くなかったかなって。ベンチャー企業で『井の中の蛙大海を知らず』感がすごかったし。
良くも悪くも自分で考えないといけない環境に身を置いて、強みだけじゃなくて弱み(人間的なマインド、考え方の部分での悪いところ)も含めてかなり露呈したなって思ってる。
そういったところがあって、東京に帰ってきたときは強くなって帰ってきたなって感じたかな。
まあ、会社としてもCSに知見がない中で高松にCS部門を立ち上げたからどうなるかなって様子見てたけど、K・Tは人とのコミュニケーションをとるのが上手い中で、地方の高松で働く人材とかにかなりマッチしたのかなって思うかな。
【社長室】
(K・T)
東京に戻ってきて思うのは、戻ってきた3か月くらいは結構苦しかったです。笑
社長室がトライハッチとして初めてできた部署であり、社長の中で社長室の立ち位置や僕に期待することは何パターンか持たれているのはお聞きしていました。
ただ、冒頭でもあったとおり自分の中でも軸があるようでないようなブレブレな状況は完全に解消できてなくて、ある程度の指標を見せていただいた中ではあるんですが、自分自身がどこに向かえば良いのかわからない、霧の中を進んでいる感がすごくあって苦しかったです。
なので、業務がきつかったというよりは、会社や社長室としての理想像と、自分が目指すべき方向を一致させるような『自分に向き合う時間が多かった』感じです。
ただ、進むべき方向が自分の中で決まって霧を抜けた後は、かなりブーストがかかったと思っています。
(武藤)
あのままK・Tを高松のCSにおいてたら成長鈍化するなって思ってて、K・Tの不得意領域である『ゼロイチを生み出す力』を経験してほしいっていう想いがあって戻しています。
あとは当時の俺の状況としては、財務、開発、マーケティングも管轄だったし、結構パンパンだった中で、会社として新しいことをやりたいけどできないってことが結構きつかった。
上層部が固まってきたってこともあるけど、今年の春先くらいから俺の業務が他の部門に任せられるようになってきたと思ってて、今は新しい旗を立てて進むことができている状態が作れてて良い状況かなって思ってます。
社長室は特に開発部門との連携を行ってくれて、そこに手がかかってないのは助かってるな。
今後、トライハッチをどんな会社にしていきたいか
(武藤)
強い会社にしていきたい。
時代がかなり変わってきていることは明白で、強者の時代ではなく、アイデア・戦い方次第で弱者が強者に勝てる可能性がある時代に入ってきたなって。
インターネット黎明期を自分自身で経験はしてないけど、俺の父親の会社の話を聞く限りでは、1990年代の最先端であるボックス型のPCを全社員が持てる資本力と、国内の開発をおさえる先行者になって伸びてきたって言ってて、昔から現在までの勝ち方ってのは『圧倒的な人数と資本力というリソース』ありきだなって感じてる。
何かの黎明期に対して先行者として入り込んで勝つことが大事なのは昔も今も、そしてこれからも変わらないと思うんだけど、時代が変わってきている今は『数』じゃなくて『質』なんだって思う。
トライハッチの理念とかビジョンを理解してもらうことは大前提だけど、そのうえでお客さんに成果で返すってことに対して頭を使って愚直にこだわってやりきれる人が多い会社にしたい。
そういった社員が全員いるに越したことはないけど、一定数いれば、ある程度シャープな組織として利益率が高くて、新しいサービスに投資できて、社内外への還元が実現できるかなって。
これが強い会社って感じかな。
(K・T)
被せたような感じになってしまって申し訳ないんですが、僕も強い会社にしたいってことを話そうと思ってて…笑
『人』という観点での強さになるんですが、僕の中で強さは2つあると思っています。
ひとつは社長からもいただいているようなスキルとか想いを持っているという『個人能力の質』という強さです。
シャープな組織で強者に勝っていくうえでは、今はテクノロジーの発達も関与して少ない人数で戦える状態になっているので、一人ひとりのパフォーマンスをどう上げるのかという点での強さは重要かなと。
もう一つは、『人間力の質』という強さは重要かなと思っています。
今までの僕の経緯でお伝えしていたことを振り返っても、メンタルの部分できつかったと伝えていることが多かったと思います。
その実体験から、メンタルって自分が持っているスキルや強みに全て掛け算になると思っていて、メンタル状態が良ければ既に持っているスキルや特徴はもっと良くなるし、メンタル状態が悪ければそのスキルや特徴といった戦闘力は全然発揮できないなと。
なので、スキルとか特徴といった『個人能力の質』と、『人間力の質』という強さはセットなのかなと思っています。
そういった2つの軸を高い基準で持った人間がいる『強い会社』にしたいし、そういった基準を持っている『強い人たち』と一緒に会社を成長させたいなって思っています。
どんな人に応募してほしいか
(K・T)
やっぱ人間力高い人ですね。
人によって、人間力の定義は変わると思うんですが、僕の中の人間力高い人って言うのは『自責(人のせいにしない)思考』ですね。
あとは、先ほどもお伝えした『感情で動いて、良い方向に向かうことなんて何一つない』っていう言葉をお借りして、『咄嗟の感情で動かない人』ですかね。
まあ、感情で動く人って、カッとなったりすることが多い人のイメージがあるんで、自責思考の人であればこういったところはそもそもないのかなって思っています。
(武藤)
トライハッチのビジョン、ミッションに共感してくれることは大前提。
自分の『こうしたい』を会社の未来と一緒に考えられる人が良いかな。
これがないと、会社という箱はどこでも良いじゃんって思う。トライハッチにいる意味っていうのをしっかり持っている人が良い。
さっきも伝えた通り時代が変わってきて『個の時代』になってきている中で、今後一緒に上がっていく人たちって、いきなり会社がなくなっても個でも食える人たちだと思ってる。
それが集結して組織として集まっている意味があって、個々でできない大きなビジネスをやろう、大きな影響力を出そうっていう、体現したいことがあって一緒に動いているわけだと思うのね。
そういった意味でいくと、さっき伝えた通り自分の『こうしたい』と会社の未来を結び付けられている人じゃないと、この時代はきついのかなって。
もう少し強い言葉で言うと『生活のためにトライハッチに働きにこないでほしい』かな。
(K・T)
最後の部分が全てかもしれないですね。
社長からいただいた考えを持った人って、僕がお伝えした『人間力』を大体持ってそうだなっていう、相関性がめっちゃあるなって思いました。笑
(武藤)
人生の中で働いている時間ってかなりの割合の中だから、働いている意味を持たせてる人が良いよね。