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愛媛県松山市の「ゆめの森こども園」で海外家族の保育園留学の受け入れ開始!「保育園留学」を通して子どもたちに異文化交流の機会を【株式会社キッチハイク|事業紹介】

みなさんは、「留学」は何歳からできるか知っているだろうか。実は、未就学児から留学することができる。2024年10月、愛媛県松山市の認定こども園で、海外の子どもを対象とした「保育園留学」の募集を開始した。この記事では、『家族』『子ども』『地域』の未来を考えた新たな留学制度「保育園留学」を紹介する。


子どもが主役の暮らし体験「保育園留学」とは

「保育園留学」は、子育ても仕事も諦めたくない子育て家族と、人口減少が進む地域を繋ぐ新しいまちづくり事業である。
 
1週間から3週間、こどもが保育園に通いながら、家族で地域に滞在することができる。保育園での一時預かりや宿泊の提供がパッケージ化されており、暮らすように地域に滞在することで、地域とご家族の中長期的な関係性の構築を目指すプログラムだ。0歳から6歳くらいまでの未就学児を持つ家族を対象としている。
 
この「保育園留学」を2021年から展開する「株式会社キッチハイク」は、自社が運営する留学予約サイトを通して、留学を希望する家族と受け入れが可能な保育園をマッチングさせてきた。
 
▼保育園留学(日本版)サイト
https://hoikuen-ryugaku.com/
 
成功事例の一つとして、「世界一素敵な過疎のまち」を掲げる北海道厚沢部町の「認定こども園 はぜる」では年間120組以上の利用があり、95%以上のリピート希望という結果がでている。現在では、全国40以上の地域が留学先として紹介されており、1,500家族、5,000人以上の家族がすでに留学を体験している。

保育園留学のメリット

「保育園留学」の主なメリットは以下の3点。
 
1.自然と触れ合うことができる
「保育園留学」の舞台は、自然豊かな地域が多く、大自然に囲まれたのびのびと体験ができる園が多い。自然と触れ合うことで、子どもの感性を豊かにし、健康的な成長を促すことができる。
 
2.新たな場所で暮らしながら仕事も子育ても実現できる
家族で暮らせる必需品が揃った宿泊施設を用意。リモートワークと日常生活が十分に送れる環境を整備し、地域によってはコワーキングスペースとも連携。親御さん自身ものびのびと環境を変えて仕事ができる。
 
留学を通して、新しい友達との出会いや、新しい場所での体験がある。それらを通して、子どもたちの社交性や適応力が向上する。また、子どもだけではなく親も園の先生方や地域の親御さんとの交流があり、子どもが園に通っている間には、地域暮らしを楽しむこともできる。
3.滞在先が用意されている
「保育園留学」では、基本的にパッケージの中に宿泊場所の提供も含まれている。園から徒歩圏内や園バスが利用できる地域などもあり、滞在先を自分で探す手間がなく、親は宿泊場所でリモートワークが可能。

愛媛県松山市の「ゆめの森こども園」で海外の家族を対象とした受け入れを開始!

2024年10月から、愛媛県松山市雄郡にある認定こども園「ゆめの森こども園」で、海外のご家族を対象とした募集がスタートした。当園では、子どもたちが集団生活のなかで社会性を養うこと、そして感性豊かな人間に育てるための保育・教育をこころがけ、そのために必要な環境が整えられている。

食育にも力を入れており、地産地消の食材を使った栄養士監修の給食の提供や、食のイベントを定期的に開催している。

松山市の比較的中心部に位置しているが、園の中庭には池や植物があり、池で暮らす生き物と触れ合うことも可能。このような充実した環境と教育方針が評判で、現在も一時預かりを含め多くの子どもたちが通っている。

園だけではなく地域の魅力を届ける

「保育園留学」の海外版サイトにて「ゆめの森こども園」の専用ページがオープンした。ページ内では、園の魅力を発信するだけではなく、宿泊施設の紹介、そして滞在先から足を運ぶことができる観光スポットやグルメ情報も掲載されている。

「保育園留学」は、仕事や子育てだけでなく、地域観光もポイントになる。そのため、サイト内でしっかりと地域の魅力を紹介することが留学者獲得のための鍵になる。
 
▼「ゆめの森こども園」の専用ページはこちら

竹村園長からのメッセージ

はじめに、キッチハイクさんから「保育園留学」のお話を聞いた時に、素直に「面白そう」と思いました。
 
私たちの園では、子どもたちが10年後20年後に、自分たちの足で未来に向かって歩いていける力を育むために、普段から様々な経験ができる環境を提供しています。今回「保育園留学」で、日本人ではなく海外のお子様を受け入れることは、当園の子どもたちにもきっと何かしらの変化が生まれるはずです。また、子どもたちだけではなく、私たち大人も言葉の壁を感じることがあるかもしれません。それも新たな経験として、前向きに取り組んでいけたらと思っています。
 
園の経営に関しては、現時点では深刻な課題はありませんが、将来的に人口減少が深刻化する中でも生き残っていくための選択肢を持っておきたいと考えています。「保育園留学」は、その選択肢の一つになるはずだと期待しています。


2024年11月時点で、すでに2組の家族の受け入れが確定した。今後、外国人家族が愛媛に滞在し、「ゆめの森こども園」に子どもを通わせながら、地域観光を楽しむ中でどのような感想を持つのか、次回の報告記事で紹介する。

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