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愛媛県を訪日観光客に選ばれるエリアに!インバウンド向け情報発信サービスの実装先で感じられた成果【株式会社MATCHA|成果報告】

日本最大級のインバウンドメディア「MATCHA(マッチャ)」を運営する「株式会社MATCHA」は、インバウンド誘客に悩む観光事業者などに対して、訪日観光客に向けたマーケティング戦略や、プロモーション方法の提案、コンテンツ制作、ターゲットの可視化などを一気通貫で行っている。今年度、愛媛県の自治体・観光事業者を対象に、日本語で入力するだけで簡単に多言語コンテンツを作成することができるサービス「MATCHA Contents Manager(通称:MCM)」を活用し、愛媛の魅力を世界中の訪日関心層に届けるプロジェクトを進めている。

▼株式会社MATCHA事業紹介記事はこちら
https://note.com/tryangle_ehime/n/n682bb22d7088

■MATCHA(マッチャ)とは

訪日・在日外国人向けに10言語で展開しており、累計20,000記事以上の日本の情報が集まるメディア。世界227の国と地域から、月間663万PV・333万UUのアクセスを有する。一方的な情報発信ではなく、ユーザーが本当に必要としている情報を多言語で届け、長く読まれる、価値あるコンテンツを制作していることが特徴。

■MATCHA Contents Manager(通称:MCM)とは

MATCHA上に自由に多言語コンテンツを投稿することができるサービス。自動翻訳機能を利用することで、各言語の知識がゼロでも簡単に6言語分(日本語も含む)の記事作成が可能!ダッシュボード機能により、記事閲覧数やアクティブユーザーなどのデータをリアルタイムで確認できる。

この記事では、今年度愛媛県内でMCMを実装し、見えてきた成果について紹介する。


しまなみエリア・大洲市の3事業者で実装!それぞれに行った伴走支援とは?

今年度、GLAMPROOKしまなみ(今治市)、株式会社瀬戸内しまなみリーディング(今治市)、一般社団法人キタ・マネジメント(大洲市)の3事業者をメインに、MATCHA上でのコンテンツ配信を行ってきた。MATCHAは事業者の課題をしっかりとヒアリング・理解した上で、事業者に合った伴走支援を行ってきた。

GLAMPROOK しまなみ

GLAMPROOKしまなみがある馬島(うましま)は、島民が10名しかいない離島で、島へは島民以外車で降りることができない。特別感はあるが、日本人観光客でさえも島への行き方に迷ってしまうという課題があった。

そこで、コンテンツ発信をする前にどんな情報が求められているのか?優先順位をしっかりとつけることに。

最優先情報である、馬島へのアクセス記事は、外国人でも理解できるようにまとめた。

また、訪日関心層はグルメ情報のニーズも高いことから、施設の魅力と食についてをまとめた宿泊レポートの記事を作成した。実際にグランピング施設に海外の人が泊まった場合、どのように感じるのか、外国人目線のリアルな感想なども記載した。

また、しまなみエリアといえばサイクリングも人気コンテンツのため、サイクリングの体験レポートも作成。このように、切り口を変えながら宿泊施設の情報を発信することで、周辺の観光スポットを満喫する拠点となるイメージを湧かせることができた。

株式会社瀬戸内しまなみリーディング

インバウンド向けのコンテンツとして造成中の、E-bikeとクルーズツアーの記事を中心に作成。同社に対しては、MATCHAからインバウンド向け情報発信の知見を有するインフルエンサーを派遣し、訪日関心層に刺さる発信の仕方を検討。特にクルーズツアーは高付加価値のコンテンツだからこそ、ターゲティングをしっかりとして情報発信を行った。

E-bikeの記事は、特に台湾アメリカ、オーストラリアの人に見られているという傾向がわかった。クルーズツアーの場合はフィリピン・イタリアの人からもよく読まれていることがわかった。また、いずれのツアーも70%以上が、日本を訪れる前の旅マエに記事を読んでおり、事前にサービスの価値を理解してもらうことで、予約・体験と行動を促す重要性を実装先に実感してもらえた。

一般社団法人キタ・マネジメント

大洲市の観光まちづくり法人、キタ・マネジメントはNIPPONIA HOTEL大洲城下町へのインバウンド誘客を目的に、同ホテルを経営するバリューマネジメント株式会社と協業しながら記事投稿を行った。

2023年9月から2024年2月の時点で、38記事もの記事をアップできている状況。

また、ホテルへの宿泊に繋げるためにOTAのリンクやホテルの公式サイトへの予約導線を多言語で整備する工夫も行った。

MATCHAの平均クリック数6%に対して、大洲市の記事のクリック数(平均)が10.59%と大幅に上回る結果に。
台湾・香港の読者が50%を超える状況となり、アメリカ・オーストラリア・イタリア・イギリス・スペイン・フランスと欧米豪圏の人からも見られている状況。

多数の記事の中でも、圧倒的に反応が良かったのは臥龍山荘の記事だった。

臥龍山荘以外に、大洲で見られる雲海の記事も検索ランキングで上位に入っており、特に繁体字圏からのリアクションが多いことがわかった。

持続可能な情報発信とMCM活用事例を広める取り組み

今年度、地域密着の丁寧な伴走により、各実装先でMATCHAが持つ知見を活用した実装が定着しつつある。3事業者とも非常に意欲的で、今後も持続的なコンテンツ発信が期待できる。また、観光事業者以外にも、酒蔵や、地域情報メディアなど、インバウンド誘客に意欲的な実装先を開拓することができた。

2023年12月に地元の事業者を集めたワークショップも開催。地元の事業者が考える愛媛の魅力や、どのようにしてその魅力を外国人観光客に発信していけば良いかなどを話し合う、グループワークが行われた。このような交流を通して、各地域で来客状況・認知度・受け入れ体制等、抱える課題が様々あることを理解することができたため、引き続き地元の事業者とコミュニケーションをとりながら今後の対策とサービスの向上に活かす予定だ。

また、MCMの新機能として公式サイト機能がリリースされる予定。公式サイト機能がリリースされることで、MCMを使ってノーコードでオフィシャルサイトを構築でき、より旅行客のCVやデータが取得出来る機能を拡充することが可能となる。

今年度の実装を終えて

■GLAMPROOKしまなみ 支配人 島口様コメント
今回この事業に参加させていただき、非常に勉強になることが多かったです。MATCHAに情報を発信し、海外OTAをうまく活用することで私たちとしては大体問い合わせ3〜4倍になりました。あとは、ご宿泊いただいたお客様にいかに周遊していただくか、これが次の課題になると考えています。今後は地域のみなさんとも連携しながら、地域観光の活性化に繋げて行けたらと思います。

■株式会社瀬戸内しまなみリーディング
執行役員 観光事業部長 兼 営業企画部長 浅谷様コメント(写真右)

私共としては、しまなみ海道というエリアに限定せず、瀬戸内海の島々を周遊する楽しみをインバウンドの方にも知っていただきたいと考えています。オーバーツーリズムを望むのではなくて、愛媛県に来た外国人観光客のみなさんに癒しの体験をしていただきたい。そのために、MCMを使ってユーザー属性などのデータ分析をしっかりと行いながら、コンテンツを発信できることは非常に興味深かったです。今後もMCMを活用しながら、愛媛県内の周遊だけではなく、愛媛県を含む中四国エリアの観光の底上げにもなると考えています。当社もその底上げに、少しでも貢献できれば嬉しいと思います。

■一般社団法人キタ・マネジメント CMO 井上様コメント
今回MCMの機能を活用することで、これまで手が行き届いていなかったところまで情報を発信することができたと思います。来年度以降、大洲市独自のインバウンド向けのオウンドメディアを開設予定ですので、JNTOさんのサイトと、MCM、そしてこれから育てていきたいオウンドメディアをこれからも手を緩めることなく回しながら、プロモーションを強めていきたいと考えています。

■株式会社MATCHA 取締役COO 齋藤様コメント(写真左)

今回の共創を通じて、我々も多くの学びがありました。何より、愛媛県の魅力と、それを世界に届けようという事業者の方々の熱量に我々自身が心動かされました。トライアングルエヒメという素晴らしい仕組みを通じて、今回実装いただいた方々の本質的な成果に貢献できるよう、これからもサービスの改善に努めていきたいと思います。

■株式会社MATCHA 秋山様コメント(写真右)

当プロジェクトで愛媛に通いながら、地域と観光客を繋ぐ皆様と意見交換を重ねた今、愛媛ほどMATCHAが良い旅の要素として重要視している"Human", "Nature", "Sustainable"が揃ったエリアは無いと感じております。持続可能なインバウンド誘客で愛媛の観光を更に活性化できるよう、引き続きMCMと一緒に世界中に愛媛の魅力を伝えるサポート役を担っていきます。


これからも、愛媛県内でのインバウンド誘客・観光DXを実現するべくMATCHAは地域の事業者とともに愛媛の魅力を発信し続ける。

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