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[s2 シティリーグ優勝]雷タイプ研究所式アルセコケコ空ピカ
1.はじめに
初めましての方は初めまして、そうじゃ無い方はお久しぶりです、とらいという者です!
今回は、2022年12月22日(vstarユニバース環境)に参加したシティリーグで運良く優勝できた、アルセウスvstarとカプ・コケコvmaxを主軸にした雷デッキを紹介していきたいと思います。このデッキタイプに興味のある方皆さんの参考に、少しでもなれれば幸いです。
プレイ面の説明はほぼなく、採用カードの理由の解説のみと簡易的な記事ではありますが、投げ銭方式のため、全文無料で読めますので、お時間あれば是非目を通していって頂けると嬉しいです!
2.使用構築
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戦績 予選 5-0 2位通過 トナメ 4-0 90人中1位
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(自分の構築のコンセプト)
•アルセコケコ構築は絶対的に事故が起きるデッキという事実を受け入れ、序盤の安定より、序盤に手札事故が起きた後でもスターバースを絡めて捲れる手段(ツツジ、キバナ等)をデッキ内に増やすことに重点を置いて構築を組む
•マリィ、スタジアム等の妨害札を複数使うことにより相手の要求を最大限に上げて、相手の動きを制限させながら戦う
•後攻でも強い札、捲る札を多く投入することで構築単位で先攻後攻逆転を積極的に狙い、ジャンケンゲーに終止符を打つ
3.採用カード解説
〜ポケモン編〜
アルセウスv - アルセウスvstar 4-3
アルセウスvは最初の1ターンに置けないとゲームが成立しにくいため、出来るだけ初ターンスタートしてほしい、引きたいという意味を込めて4 枚での採用。
また自分のプレイスタイル的に、序盤は頂きへの雪道を貼りながらトリニティチャージを打つことがとても多く、その場合前のアルセvが倒された時に2体目のアルセvを進化させてスターバースをするので、2体アルセvを起きやすくなるようにするためのフル採用でもある。
アルセウスvstarは、1枚サイド落ちする前提で考えて、1枚山を確認せずに博士で切りざるを得ない場面多く、最低1枚は山にないとゲームがほぼ成立しないので3枚の採用。アルセウスvstarをアタッカーとして2体立てることも多いため、枚数を妥協できない枠だと考えている。
また、上にも書いたようにアルセウスv2を2体置いてトリニティチャージをプレイする場面が多いため、どっちもしっかり生き残った時に両方進化したいためというのもある。
カプ•コケコv-カプ•コケコvmax 3-2
カプ•コケコvはスタートした時に逃げエネ0のおかげで、どの対面においても出していいスタートポケモンとして優秀であり、また麻痺を絡めたプランで戦う相手に対して、盤面に一体だけだと進化できないままボスで取られた時に相手目線カプ•コケコvmaxの麻痺の脅威が無くなるのは非常に試合展開が厳しくなるため、盤面に複数起きたい、引きやすくしたいという意味を込めて3 枚の採用。特にこのポケモンでスタートをすることにより、後攻を取った際ベンチにアルセウスvを隠してボス要求させながら様子見できるのはとても偉い。
vmaxは、基本的にこのポケモンは1体立てれば十分な対面が多く、片方サイド落ちしたら最悪そらをとぶピカチュウvmaxやアルセウスvstarを代わりにアタッカーにすればいいため、2枚の採用。
そらをとぶピカチュウvの進化ラインを増やしてコケコを減らす構築も見受けらるが、自分個人としてのカプ•コケコvの評価点として、
•進化しなくてもアタッカーとして機能する 特に200打点はライコウv、ゲノセクト、ノコッチ無ルギアをしばける
•そらとぶピカチュウvmaxと比較すると、vmaxがルギアvstarのパワフル3ベルト(310点)ストームダイブで落とされない(パワフル4ベルト1だと330で落とされるが、パワフル1枚を更に要求できる)
•カプ•コケコvmaxのダイショックの麻痺の脅威により、環境に多くいるvmaxポケモン(ex:ミュウvmax、ジュラルドンvmax、キュレムvmax、ムゲンダイナvmax)やノコッチ込みのルギアvstar、ギラティナなどのvstarポケモンに対し、盤面に存在するだけで圧力をかけることができ、相手のプレイングを制限する
これらの点が挙げられ、自分はこちらの進化ラインを評価している。
そらをとぶピカチュウvmax 1-1
3枚のエネルギーとビッグパラソルがついたvmaxが成立してしまえばレジギガス、ロストバレット、ルギアvstar構築への暴力性が高く、環境に合った1枚であるが、上記の通り自分はカプ•コケコvの進化ラインを高く評価しているため1-1。
もちろん1-1のためサイド落ちに泣かされることが多いが、そらをとぶピカチュウvmaxが有利なレジギガス構築はシンオウ神殿、ロストバレット構築はマリィと他のカードを活かすことで十分戦える対面だと思っているため1-1で落ち着いた。
本当に緊急の場合、進化前の技であるでんきショックやそらをとぶのコイントスゲーが勝敗を変える場面もあるため、最終手段として頭に入れておくことが大事。
ダブルターボエネルギーで起動してしまうと、打点が落ちてサイドを取れないターンが発生し、有利対面でも時間を稼がれて劣勢になることがあるため、できるだけ基本エネルギーを3枚つけて起動させたい。(ex:かがやくリザードン、かたきうちザマゼンタ、レジギガス、ノコッチ込アーケオスetc)
〜サポート編〜
博士の研究 4
後攻をとってしまった時に打ちたいカードNo.1であり(先攻取った時に序盤で打つことで先攻のアドバンテージを加速させれるのもある)、自分ないしは相手のマリィから引くと最強のカードであるため4枚採用。
特にミュウvmax、ルギアvstar対面などの展開スピードの速いデッキに対しては先2ないしは後攻1ターン目の時に、他のドロサポを抱えていようが、9割くらい博士の研究をプレイした。
勿論リソースをできるだけ切りたくないデッキな上に友達手帳、普通の釣竿が採用されていないため打つ事を躊躇うことも多々あるが、打つことによるリターンがそれ以上にあると考えているため、このカードを打つ時は博士で切れたカード達は戻って来ないと割り切り、培った練度を活かして残ったカードでゲームプランを組み立てるようにしている。
マリィ 4
Dレギュレーション最凶のサポートカード。後攻に打ちたいカードNO.2であり、本構築の特徴である妨害要素(スタジアム、ダイショック麻痺)とのコンボが非常に強力であるため4枚フル採用。流行りのロスト系統にも強いのが偉い。
特に頂きへの雪道もフル投入しているため、後攻を取らされた時に、先攻後攻逆転が期待できる最強の動きである、頂きへの雪道+マリィの組み合わせが決まりやすいのも本構築のポイントである。
序盤に打つにはドロー枚数が5枚とドロー性能はとても渋いため、序盤にマリィを打つときはダブルターボを引く、vstarの上を引きにいくなどの上振れはあまり期待せず、基本エネ2枚トリニティチャージ等比較的現実的なプレイをしていくことを心がけた。
ボスの指令 3
説明不要の最強カード。本構築は手札から切りたいカードが非常に少なく、非ルールデッキ(ロストバレット、ゾロアークバレット、レジギガス)やルギアvstar後攻のノコッチ、アーケオス等を呼び出したい場面が多いため、セレナよりもボスの指令をできるだけ優先して入れたい。
この構築はこちらが理想のサイドプランをとらないと勝ちにくいため、雑に打たず大切な場面を見極めて打っていきたい。
ツツジ 1
言わずもがな、最強の捲りカード。スタジアム、ダイショック麻痺などの妨害要素と共に組み合わせる事で不利な状況から一気に逆転が狙える。
自分のプレイスタイル的に序盤はトリニティチャージから盤面形成することが非常に多く、スターバースを終盤にプレイするもまた多いため、終盤にデッキ内にこのカードが眠っているか否かで戦況が180°変わる。
博士の研究で切れてしまうデメリットも勿論あるが、博士の研究をプレイしてる時点で捲り、というゲーム展開になることは少ないと感じているため、そう割り切り採用に至った。
キバナ 1
捲り用のカードその2。特にこのカードを採用しているか否かで後攻ルギアを捲れる確率が大きく変わると考えている。ただし、状況に応じた適切なカードを持ってこれないと余裕で負けるため、練度に自信のある人向けの札である。
ミュウ構築のメロエッタのメロディアスエコーで基本エネルギー付アルセウスvが飛ばされたときに、もう一体のアルセvにキバナを打ってvstarでノヴァを打つ時も重宝する。
アルセウスジュラルドンなどの中打点の殴り合いになる構築に対してはアタッカーを複数用意してボス要求しながら戦いたいため、そういった対面でもしばしば使用する。
アクロマの実験 1
5枚目以降のプチ博士の研究としての役割を持てる、サポ現物かさ増しによるポケギアヒットの確率の底上げが可能であり、雪道でお互い硬直してる時にマリィ打ちたく無い時に自分だけ山進めたいという場面等に重宝するといった理由で採用。カードをロストする事によって相手のマリィやツツジ耐性も上げれる点も偉い。
ただし積極的に打ちたい場面は少なく、博士と一緒に持ってる時は9割くらいで博士の研究をうつ。1試合に1回打てれば強いくらいの性能のため1枚の採用。
〜グッズ編〜
クイックボール 4
序盤展開用のカード。
ネオラントvなどのシステムカードを採用していない都合上中盤、終盤腐りやすいものの、このデッキにおいては初ターンにアルセウスvを初ターンに置けるか否かで大きく勝率に影響するため妥協せず4。トレッキングシューズを採用するのであれば3でいいと思ってる。
基礎的な話ではあるが、このデッキは他デッキよりも一枚の圧縮が本当に重要なので、抱えたいカードしか無い時以外は積極的に打っていきたい。
ハイパーボール 4
初ターンに絶対アルセウスvを置きたい点、またなるべく早くアルセウスvstarでスターバースをいいた言いたい点からこちらも4枚フル投入。進化先も呼べるのがとても偉い。
デッキ内に切りたいカードが少なく、手札コストが非常にネックであるため、手札コストを確保したいという意味でも自分はトレッキングシューズ、アクロマの実験よりも、博士の研究を評価している。
進化のおこう 1
アルセウスvstarを序盤に引く確率、またスターバースに依存せずに進化先を持ってこれる確率をデッキ内で底上げする目的で採用した。
ポケギア3.0 1
サポートを引く確率を底上げする為に採用。このカードをロストスイーパーなどの単体では事故札になるカードで試していた時期もあったが、事故が多発してしまったため可能な限り変更したくない枠。
体感の意見になるが、ドローサポート9枚+ポケギアという構成でギリギリこの構築は回ると考えている。
ビッグパラソル 2
イベルタルのアメイジングデス、ヤミラミのロストマイン、レジアイスのブリザードバインドを防ぐ為に主に採用。
そらをとぶピカチュウvmax+ビッグパラソルが成立してしまえば非ルール構築に対してワンサイドゲームをしかけることができ、他デッキと比べてスターバース、キバナ等確定サーチが絡むことで比較的成立もしやすいため、非常にこの構築において適したカードである。
対ルギアvstar対面では、イベルタルのアメイジングデスでvmaxが迅速に処理されてしまうと一気に負け濃厚になってしまうため、優先してスターバースで持っていきたいカード。またマリィで流されないようにできるだけ先貼りもしたい。
大きなおまもり 1
どの対面にも強い場面は存在し、相手の要求をとにかく上げるコンセプトである本構築と非常にマッチしたカード。
vガードエネルギーと比較すると、
•メロエッタ等非ルールの被ダメージにも適用される
•シンオウ神殿で無効にならない
•手張りの必要がないため、盤面のどのポケモンにも自由につけることができる
点が強力であった。
〜スタジアム編〜
頂きへの雪道 4
現環境最凶のスタジアムであり、このカードを4枚積める、という事実だけで本構築を握る理由を大きく正当化してくれる。特にミュウvmax、ルギアvstarに対しては序盤に貼れるか貼れないかで大きく勝率が変わってくる。
しつこいようだが、マリィやツツジなどの手札干渉、カプ•コケコvmaxのダイショック麻痺を一緒に絡めて使うことにより、大きく相手の動きを制限する動きが非常に強力。
初手エネが貼れない、アルセvが初手に出せない、後攻取らされたなどの遅れを補ってくれるカードであるため、こちらが遅れをとっていると感じた時はスターバースを言う前でも積極的に貼っていきたい。
シンオウ神殿 2
ルギアvstar、レジギガス、ゾロアークバレットなどの特殊エネルギーで起動するデッキタイプに対して非常に圧力をかけれ、強く出れるようになるカード。基本的に中盤以降に手札干渉とセットで使うことが多い。
このカードが刺さらない対面に対しても、
•自分及び相手の頂きへの雪道を割る
•ダブルターボの-20を消す
という非常に重要な役割を持てる。
このカードを使用する際、頭が非常にバグりやすい(ex:シンオウ神殿がある状態でバトル場のアルセウスvstarにダブルターボと基本エネしかついてないのに裏に手張りして技宣言)ため注意して立ち回っていきたい。
〜エネルギー編〜
基本エネルギー 9
自分はこの構築におけるアルセウスvのトリニティチャージという技を非常に評価しており、頂きへの雪道の下で基本エネルギーを2枚アルセウスvに付けてトリニティチャージを宣言するゲーム展開が非常に多いため基本エネを9枚と多めに採用している。
ダブルターボエネルギ 4
初手にこのカードとアルセウスvが揃えばどの対面であれ勝ちが見える屈指のバグカード。後攻1ターン目最強クラスの動きであるトリニティチャージを狙いたいのと、スターバースに依存せずなるべく引きたいため4枚フル投入。
この構築では入れ替え札が入っていないため、アルセウスvstarを逃すための入れ替え札としても重宝する。またこのカードを迂闊に切りすぎるとやまびこホーンアルセウスv+ボスの指令でどんだけ有利な状況からも一気に負けになってしまうため、その可能性のある対面に対しては大切に扱っていきたい。
4.最後に
ここまで読んで頂きありがとうございました!不採用カードの不採用理由、対面の立ち回り等本当はもっと書きたいことがあるのですが、書くことが多すぎるためもし気になることがあれば自分のTwitter(@k2_pokeka)に個人でDMなどでお聞きして頂けると嬉しいです!面識の無い方でも歓迎ですので、気軽にどうぞ!特にシティリーグにこのデッキを持っていきたい、という方がいれば最大限力になりたいと考えています!
それではここまで読んで頂きありがとうございました!また次の記事でお会いしましょう!
〜Special thanks〜
アルセコケコというデッキタイプがまだ流行してない時期にフリーで練習してくれた皆さん
このアルセウスコケコというデッキタイプを一緒に考察してくれた雷タイプ研究所のメンバーであるむさし(@musashi_pokeca)さん、はばねろ(@Ner0_0v0)さん、わか(@waka_pokeca)さん、あん(@an_poke72)さん
何度もこのアルセコケコという構築を諦めそうになりましたが、皆さんに支えられてきたお陰で最後まで諦めずに最高の結果、構築にたどり着くことができました。新環境も是非、一緒に宜しくお願いします。
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