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【シティリーグ準優勝】ジュナイパーvstar入りアルセウスカプ・コケコvmax構築【ブルーピカゼクの幻影】

1.はじめに


初めましての方は初めまして、そうじゃ無い方はお久しぶりです、とらいという者です!

今回は、2022年5月5日に参加したシティリーグ(タイムゲイザー•スペースジャグラー環境)で準優勝した、アルセウスvstarとカプ・コケコvmaxを主軸にした雷デッキを紹介していきたいと思います。このデッキタイプに興味のある方皆さんの参考に、少しでもなれれば幸いです。

投げ銭方式のため、全文無料で読めますので、お時間あれば是非目を通していって頂けると嬉しいです!

2.シティリーグ使用構築

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(戦績)

予選4-1 4位抜け トナメ 2-1 61人中2位

(自分の構築のコンセプト)
•ご都合カードを最大限排除し、ポケモンとエネルギーとサポートとスタジアムで戦うようにする 個人的に盤面作った後前提のカードが嫌い(好みの問題)
•スターバースを温存しやすい構築にする
•ネオラントを入れる事により、クイックボール、ハイパーボールを当たり札にする

(マッチング•会場)

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3.採用カード解説


前提として、この構築は自分が1から考えた構築ではなく、cレギュレーションが落ちた後に自分の肌に合うデッキが見つからなくて困っていたところ、むさしさん(@musashi_pokeca)によって基盤を頂き、その構築を雷デッキ愛好家の方々や練習に付き合ってくれた皆さんに支えてもらいながら、自分の肌に合うように調整していったものです。

そのためここからの解説は、自分なりの解釈で書いていきますので予めご了承下さい。この構築のベースとなっているむさしさんのnoteはこちら↓

https://t.co/Zg4wDClmIJ

それでは採用カード解説に移ります。


アルセウスv-vstar 4-3

このデッキのエネルギー加速&盤面形成を担うデッキのエンジン役。このポケモンが1ターン目に立つか立たないかで大きく勝率が変わってくるため、なるべくスタートして欲しいという気持ちを込めて進化前は4枚。

またできるだけ2ターン目にスターバースを言いたい、博士の研究の巻き込み、サイド落ち、対面によって2枚アタッカーとして起動することを考慮して進化後は3枚にした。

基本的にスターバースは盤面形成のために使用するが、システムポケモンをネオラントvしか採用していない都合上ツツジやマリィなどの手札干渉に非常に弱い構築であるため、余裕があればスターバースを雑に使わずに温存することも考慮してプレイしていきたい。

パルキア対面以外は、vstar2体でトリニティノヴァを打ちながら中打点を当てて盤面を作り、入れ替え札やダブルターボ逃げを駆使し出来るだけHP満タンのこのポケモンを前に出していく。ボスの指令を要求させると、ドローサポートが絡まない以上相手の事故や山の進みを悪くさせることができるため、終盤のコケコvmaxの麻痺+手札干渉が強くなる。パルキア対面は基本的に1体しかvstarを立てず、トリニティノヴァでメッソン進化ラインをとりながらサイドを進める&相手の動きを鈍くすることを意識している。

カプ•コケコv-カプ•コケコvmax 3-2

本構築のメインアタッカー。進化前が逃げるエネルギー0のため、他のアルセウスv+vmaxデッキと異なり、進化前がスタートしても入れ替え札を消費せずにアルセウスvのトリニティチャージorトリニティノヴァに繋ぐことができるため、構築内の入れ替え札を最小限に抑えつつ、スターバースで入れ替え札を持ってくる必要を無くせるのが強み。

対パルキアにおいては、vmaxがワンパンされない&パルキアをワンパンできるため無類の強さを誇る。ただし、vmaxを序盤に2体たててしまうと3-3というとても簡単なサイドレースで負けてしまうため、2体目のvmaxは相手の出方を伺いながら進化タイミングを考えなければいけない。vmaxの枚数は2枚だが、2体進化したい場面は多いため、本当は3枚欲しい。

その他における対面においては、基本的に2、3エネルギーをつけながらベンチに待機させ、対戦相手に麻痺の脅威をチラつかせながら相手の動きを見ていざという時に麻痺を狙いにいく。エネルギーのついたこのポケモンが相手目線とても脅威であるため、相手のプレイングが歪みやすい。(例:博士の研究あるのに手札にポケモン入れ替えがある)逆にいうと進化前にボスで狙われてワンパンされたり、vmaxしてもボスで先殴りされる等をされやすいので、そのことを踏まえた盤面形成をしていくことが大切である。

ジュナイパーv/vstar 1-1

本構築の用心棒枠。ミルタンク対策に頭を抱えてた所、元ブルーピカゼク使いの方からジュナイパーvの存在を教えて頂き、研究していったら気づいてたら進化後も入っていた。採用理由は以下の通り。


•アルセウス、カプ•コケコだけだとアルセウス進化ラインをワンパンできず、後手に周りがちであるため、アルセウス進化ラインをどちらもワンパンする役割(最近のアルセウス構築はノコッチを抜く構築も見られるためこのカードにとって追い風。最悪ノコッチ出てきても、ノコッチを要求して相手の選択肢を狭め、動きを鈍くできるのが偉い)

•従来への構築では突破困難なミルタンクへの回答(進化前のきんせつしゃげきでミルタンクをワンパンできるのが偉い、ちなみに進化するとミルタンクを倒せなくなるので気をつけよう)

•弱点分散ができるアタッカー(アルセウス、カプ•コケコがどちらも格闘弱点なので、レジギガス構築や連撃ウーラオス等の弱点をつかれるマッチアップに対して一撃で倒されないアタッカーになれる)

•ムゲンダイナ、サンダース、ミラー等格闘タイプがいないのをいいことに存在するデッキに対して理不尽に弱点をついていける

極端に言うと、パルキアvstarやミュウvmax対面では全く使わないが、その他の対面ではほぼ使うカードという認識。自分のシティリーグ出る当日はデッキタイプが分散すると予想し採用したが、それが的中し活躍してくれた。構築全体的で確定サーチに依存しない構築に仕上げたつもりなので、シチュエーションによってスターバースではなくフウウンスターを使うこともしばしばある。

ネオラントv 1枚

手札にクイックボール、ハイパーボールはあるけどサポートが無くて動けないといった緊急事態用の一枚。出しどころを間違えたら相手のサイドレースが楽になってしまうため、このカードを積極的に使うというよりかは、ここぞって時の必殺カードっていう認識。

後は相手がかがくへんかガスのガラルマタドガスを使いそうなデッキだったら、かがくへんかガス適用前にサポート持ってきたり、自分のマリィの後に頂への雪道とボールorこのカード現物を引いた場合、雪道貼る前にこのカードで後続に繋がるサポートを持ってきて雪道マリィを成立させながら自分の行動保証を確保できるというプレイもできる。

裏工作やビーダル等を使わないデッキであるため、他のデッキと比べてマリィやツツジへの手札干渉に構築上非常に弱い。そのためクイックボール、ハイパーボールを当たり札にして、少しでもそれらの手札干渉に耐性をつけたいという意味を込めての採用でもある。スタートしたら気合いで頑張ろう。

博士の研究 3枚

Cレギュレーションがある時代において、自分はデッキ内のリソースを温存しながら欲しいカードをサーチして戦う対戦スタイルであったため、手札のリソースを切りながら不確定ドローするこのカードが嫌いで嫌いでしょうがなく、使用することのないカードだった。

そのためCレギュレーションが落ちた後は博士の研究を1-2枚採用したアルセウスカプ•コケコ構築を考え続けたのだが、どうあがいてもデッキの回りが悪くなってしまった為、このカードを強く使う構築作りをするように思考を変えていった。その結果デッキが回るようになっていったので、そのアプローチは正しかったと感じた。

当たり前だが、正しいタイミングで打てば間違いなく最強のドローサポート。

マリィ 4枚



リソース温存&手札干渉という自分の好きな性質を両立しているドローカードなのでフル投入。どんな強者でも後1マリィで理不尽に事故り散らかせる可能性を秘めているのが好き。

特にパルキアvstarはコンボパーツを抱えながら動かれると弱点つけるとはいえ全然負けるマッチアップである印象なので、このカードが刺さる場面が多かった。

相手の手札にも干渉してしまうため、場面によって打ちづらいカードなので賛否両論分かれる所もありそうだが、序盤、中盤、終盤全てにおいて使える上にリセットスタンプがない以上このカードを的確な場面打たないと負ける試合が多いと思い4枚にした。

決勝トーナメントのアルセウスジュラルドン戦で、マリィ打たないと負けの場面でポケギアからマリィ持っこれてそれが勝敗の決めてになったので、4枚投入したのは正解だと個人的に思っている。

ボスの指令 3枚

いわずもがなの最強のカード。

自分がデッキを回す上で強く意識していることの1つに、このカードを常に3枚手札、山に温存しておくことが挙げられる。というのは、非ルール以外だと、どの対面においてもボスの司令で最後に止めを刺すのが殆どなので、ともだちてちょうを絡めながらツツジやマリィの返しにしっかり打てるように手札山共にボスの司令を温存していくことが重要になるからである。そのためなるべくこのカードをハイパーボール等のコストにせずマリィで温存しながら立ち回っていた。

特にパルキアvstar戦はこのカードを絡めて理想的なサイドプランを進めないと後手に回るので、常に要所で打てるように意識していきたい。

ツツジ 1枚

カプ•コケコvmaxのダイショックと頂きへの雪道と合わせて、劣勢な盤面からいくらでも逆転できる本構築の切り札。特に環境デッキであるパルキアvstar、ミュウvmax対面ではデッキの回りの安定性の面でどうしても後手に回る場面が出てくるため、その安定感の差を強引に補ってくれる。

ただし絶対的に1試合に1回このカードを打つというよりかは、想定外の不利対面に当たってしまったり、手札事故を起こし、こちらが劣勢になってしまった時の保険用のカードという認識。

序盤に引くと弱いため、友達手帳が入ってるのも加味して1枚の採用。発動条件は厳しいものの、ネオラントの存在もあるため、想像以上に使用できた場面が多かった。

キバナ 1枚

後攻をとった時や、デッキの回りが悪く後手に回ってしまった時のリカバリー用のカード。逆にいうとデッキが順当に回れば基本的に使用しない。

ミュウvmax、パルキアvstarなどの環境デッキに対してはデッキの安定面の差でデッキ回りの遅れをとりやすいため、このカードのあるなしでそうした構築に対する勝率が大きく変わると感じた。

対パルキアにおいては、トリニティノヴァでコケコv2体に2エネ、1エネと割り振ることで2エネがついてる方をボスの指令で倒されても3エネついたカプ•コケコvmaxが成立したり、対ミュウにおいては、初ターン手張りできない+メロディアスエコーを決められてもこのカードのおかげでトリニティノヴァでフュージョンエネルギーのついたメロエッタを倒すことができる等、このカードでしか実現できない性能を持つため、重宝した。

冒険家の発見 1枚

ネオラントvを絡めることで、クイックボールからアルセウスvstarを触れるという点を評価し採用した。確定サーチはやはり偉い。

序盤に使えれば強力なカードだが、それ以降は腐ってしまうカードであるため、1枚の採用。個人的な意見であるが、アルセウスコケコにおけるこのカードはネオラントvありきのカードであると思っている。

クイックボール 4枚

初ターンにアルセウスvを立てないといけないカードなので、4枚フル投入。

盤面が作り終わった後のこのカードは腐り札になることがネックだったが、ネオラントvを採用することでこのカードの価値を上げることでネオラントvがデッキに眠っていれば、手札事故した時の緊急事脱出用のカードに化けるのが個人的に偉かった。ドローソースとしては信用度の低いマリィを4枚採用できているのも、このカード4枚+ネオラントvの存在が精神安定剤になっているおかげである。


ハイパーボール 3枚

初ターンのアルセウスvを立てたり、アルセウスvstar、カプ•コケコvmaxをサーチするという重要な役割を持つカード。サーチ性能はとても優秀なものの、手札コストが非常に重いため3枚の採用。

ネオラント、ジュナイパーvstarが入ることにより、従来のアルセウスコケコ構築よりもこのカードがデッキの回りを安定させる役割を担いやすいのが、この構築におけるポイント。

進化のおこう 1枚

アルセウスvstar、カプ•コケコvmax、ジュナイパーvstarを持ってくることができるカード。このデッキはツツジマリィを相手に打たれやすい性質上一枚の圧縮が非常に重要になるため、盤面がスターバースで完成する場合、スターバースからこのカードを経由して欲しい進化ラインを持ってくるのもしばしばある。

ともだちてちょう 1枚

このカードがデッキに存在するという事実のおかげで、序盤のツツジ、ボスの指令をためらいなくコストにすることができるといった精神安定剤の役割を持つカード。博士の研究というカードを厚めに採用しているのもあり本構築の必須カードだと考えている。

ポケモン入れ替え 2枚

ダメカンの乗ったアタッカーを下げながらHP満タンのアタッカーを用意し、盤面のエネルギーを温存しながら相手のボスの指令を要求させることがこのカードの主な役割。

その他の役割として、

•スタートしたジュナイパーvやネオラントvをベンチに下げる

•麻痺、ねむり、混乱などの状態異常への効率的な回答

•相手が手札事故を起こしている時の時間稼ぎ目的のボスの指令に対する回答 などが挙げられる。

特に麻痺状態をメインに戦う自分自身が逆に麻痺に屈するのはとても屈辱的であるため、ミラーや雷バレット等麻痺を絡めて戦ってくるデッキに対してはこのカードを血眼になりながら温存して立ち回る。

ポケギア3.0 3枚

構築に頂きへの雪道が採用されていること及び、相手のサイドプランを簡単にしないように、低HPの特性持ちポケモンをベンチに置きたくないということを踏まえて、特性持ちポケモンを使わずに安定性を底上げするためのカードとして採用。

構築上苦手なマリィ、ツツジに対して耐性を持たせることができるため優秀だった。本当は4枚欲しいカード。

頂きへの雪道 2枚

ミュウvmax、アルセウスvstar、パルキアvstarなどの環境デッキにシンプルに刺さりやすい強力カード。なるべくカプ•コケコvmaxのダイショック麻痺やマリィorツツジによる妨害要素と共に使いたい。

ミュウvmaxに対してはこのカードが成立するかしないかが勝敗に大きく関わるため本当は3枚以上積みたいが、ネオラントvを採用している以上自分でこのカードが割れないことが苦しくなるため、泣く泣く2枚採用。

嵐の山脈 2枚

カプ•コケコvを展開するベンチ展開用としての役割に加え、相手及び自分の頂きへの雪道を剥がすためのカード。

パルキアvstarデッキに初ターンカプ•コケコvが立たずに進化できないまま一生ボスの指令で狩られ続ける負け方を一度してしまったため、絶対に初ターンにカプ•コケコvを出したいという思いを込めて2枚採用。

崩れたスタジアム 1枚

アルセウス構築においては、相手にとってなるべく剥がしたくなる圧を与えれる雪道以外のカードが大事という話を一緒に練習してくれた方からアドバイスを受け採用。

自分及び相手の頂きへの雪道を剥がす役割に加え、パルキアvstar、ミュウvmaxに対して圧をかけれて非常に優秀だった。

決勝トーナメントをかけた予選の大事な最終戦で当たったレジギガス構築相手に、このカードとツツジを合わせて使い、相手の引きが悪くそのまま押し勝つことができたため、個人的にお気に入りのカード。

ダブルターボエネルギー 4枚

このデッキのエネルギー加速要因がアルセウスvとアルセウスvstarの技依存のため、その技を効率よく序盤に打ちたいため4枚フル投入。スターバースでこのカードを持ってくる動きをなるべくしたくないというのもある。

このカードをアルセウスvstarの逃げエネルギーとして使い、手札にあるダブルターボエネルギーをつけ直すことで実質入れ替え札になるため、このデッキの強い動きであるダメカン乗ったアタッカーを下げながらHP満タンのアタッカーをバトル場に出す動きが成立しやすかったため非常に使い勝手のいいエネルギーである。

基本エネルギー 格闘2枚、雷7枚

ジュナイパーv用、カプ•コケコv用での採用。格闘エネルギーはサイド落ちや手札の噛み合いの悪い時を考慮して2枚。

博士の研究で切れてしまうリスク、トリニティノヴァでのつけやすさ、序盤の手張りの成功率を考慮した結果、基本エネルギー合計9枚の採用となった。

4.最後に

ここまで読んで頂きありがとうございました!不採用カードの不採用理由、対面の立ち回り等本当はもっと書きたいことがあるのですが、書くことが多すぎるためもし気になることがあれば自分のTwitter(@k2_pokeka)に個人でお聞きして頂けると嬉しいです!面識の無い方でも歓迎ですので、気軽にどうぞ!

それではここまで読んで頂きありがとうございました!また次の記事でお会いしましょう!

〜Special thanks〜

このアルセウスコケコというデッキタイプを一緒に握りながら3人チーム戦に出てくれた むさし(@musashi_pokeca)さん、はばねろ(@Ner0_0v0)さん、わか(@waka_pokeca)さん、あん(@an_poke72)さん 

本当自分にとってアルセウスコケコを握り続ける大きなモチベーションになりました、これからもこのデッキタイプを一緒に研究してくれたら嬉しいです。

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