n'estate Report / PARK AXIS 六本松(福岡)
実際にn'estate《ネステート》をご利用いただいた方からの体験レポートをお届けする「n'estate Report」。
自宅とは異なる場所で、「くらし」てみるとはどういうことか。さまざまに異なる特徴を持つ各拠点でどのように過ごしていたかを知ることが、すまいとくらしのこれからを考えるきっかけにもなるかもしれません。
今回、体験を紹介してくださるのは、都内にほど近い海沿いエリアでひとり暮らしをしているMaiさん。パートナーとともにお二人で、福岡県福岡市六本松にあるn'estate BASE 「PARK AXIS 六本松」での9日間をレポートいただきました。
長期滞在の地に「福岡」を選んだ理由。
社会人になってから、仕事とプライベートを含め10回、いや15回以上は訪れている福岡。
福岡と言えば、もつ鍋、水炊き、博多ラーメン、明太子、餃子、お寿司、屋台飯・・・思いつくだけでも名物だらけ。かつ、都内のお店と比べてもだいたいコスパが神。
毎回「滞在日数に対して行きたいお店が多すぎて、お腹と時間が足りない…」と後ろ髪を引かれながら帰路についていました。
そんな、お腹を減らす暇がないくらいのグルメ天国「福岡」で、帰る日を焦ることなく、くらしながら、行きたかったお店に行きまくりたい、というのが、今回の長期滞在の街として福岡を選んだ一番の理由でした。
滞在中の過ごし方【初日編】
滞在初日。福岡に到着したのは土曜日の夕方。
何度も福岡に訪れているものの、「六本松」エリアに滞在するのは今回がが初めてだったので、まずはご近所散策!
利便性抜群!再開発おしゃれエリア六本松
実はここへ来るまで、東京の「六本木」と字面が似ていたので、勝手にギラギラした街を想像してしまっていた「六本松」。
そのイメージとは裏腹に、緑が多い街並みに、滞在する物件の前にはレストランやカフェ、蔦屋書店や福岡科学館の入った大型商業施設「六本松421」があったり、道路や駅前も綺麗に整備されていたり、若者や家族連れも多く行きかうおしゃれエリア。ここ数年で再開発が進み、街の雰囲気も大きく変わったエリアだそう。
空港からは地下鉄で30分、博多駅や天神など中心街へもバスや地下鉄で1本ですぐに行ける、アクセスも良く利便性抜群。
これまで福岡は中心街に泊まってばかりだったので、ゆっくり過ごすならこの辺の少し外れたエリアがとても良いな、と。
いざ、福岡グルメ旅スタート!
まずは事前にチェックしていた、ご近所の金土限定オープンのお菓子屋さん『OYATUYA.U』で焼き菓子をお土産に大量に購入。(結局ほぼ自分で食べてしまった)
早速ゲットしたクッキーをかじりながら、プラプラ天神へ。
行ってみたかったナチュラルワイン専門店『I.N.U.wines』でお部屋で飲む用のワインもゲットし、福岡で暮らす準備は万端。
ちなみに、六本松から天神までは寄り道せずに歩くと30分ちょっと。
ざっくりと街のサイズ感をこの時把握して、福岡の街がこんなにもコンパクトだったとは!と驚き。
お腹も空いてきたので、この旅最初の夜ごはんへ。
今回の旅の目的が「グルメ」ということもあり、事前に周りの福岡通たちから教えてもらったオススメのお店情報をGoogle MAPでまとめた知の集積を携え、いざ夜の街へ!
1軒目は薬院にある居酒屋『いっしん』で鳥刺し&焼鳥。
ご夫婦で営まれている、地元民に愛されるお店。
新鮮でどれも美味しい上に、お店の温かい雰囲気に飲まれて完全に頼み過ぎてしまい、
結果、1軒目にして腹パンに。
「グルメ旅」と言いながら初日にして1軒だけで帰ってなるものか、と謎の負けん気を発揮し、お腹を抱えて2軒目『もつ鍋 おおやま』へ。
腹パンからのもつ鍋に、久しぶりに「もう食べられません」状態になったものの、完食。やっぱり本場のもつ鍋は美味しい。次は腹ペコな状態で行きます。
こうして初日にして福岡の洗礼を受け(自爆)、明日以降は先を見越して注文する量をコントロールすることを、心に固く誓った夜になりました。
滞在中の過ごし方【休日編】
そして、日曜日。
「福岡」を選んだもうひとつの理由が、福岡を拠点に東京からは行きづらい街へ行ってみる、ということで、予てより行きたかった福岡のお隣、佐賀県 唐津へ日帰り旅へ。
事前に物件の目の前(六本松421)にTIMESのカーシェアがあることをチェックしていたので、車は予約済み。朝から車に乗り込み、いざ出発!(本当に便利な世の中!)
福岡市内から唐津市内までは、車で1時間ちょっと。思っていた以上に気軽に行けることに驚き。
器と食を巡る、唐津日帰り旅
ランチは、唐津通の方から教えていただいた、知る人ぞ知る海沿いのピザ屋さん『L'arancia(ラランチャ)』。本場ナポリで修行を積まれたマスターの作るモチモチ生地の本格的なピザは絶品!
店の外に出ると下に港が見えて、とても気持ちの良いロケーション。
ランチのあとは、唐津市内に点在する窯元さんやギャラリー巡り。
唐津市内の少し外れにある『うつわギャラリー唐津 草伝社』では、店主さんにお茶まで点てていただき、唐津や有田の器に関する歴史や特長など様々なお話を伺い、すっかり長居。
有形文化財にも指定されるお店に、ずらりと並んだ唐津焼と有田焼の現代作家さんたちの作品も素晴らしく、お気に入りの作家さんや作品とも出逢え、器欲が満たされる時間になりました。
そして夜は、これまた知る人ぞ知る、唐津の山間にある築130年の古民家の割烹『あるところ』へ。
唐津の地物へのこだわりと、季節の食材を活かした素朴だけど優しい味わいが本当に素晴らしい。また、大将が昔ながらの竈で薪を焚べながらお料理する背中を横目にお食事できるのも、醍醐味。
日帰りでも想像以上に満喫でき、唐津の魅力を感じることができて大満足な1日に。
福岡にいる方 or 行く予定がある方には、ぜひ唐津に足を延ばしてみることをオススメします。
滞在中の過ごし方【平日編】
さて、ここまでは遊んでばかりな話が続きましたが、平日はどうしているか、というと
基本的には「リモートワーク」。ちゃんと仕事もしています。
今回、長期で旅ができたのも、私も、旅に同行してくれたパートナーも、どちらも普段からほぼリモートで仕事をしているから。パソコンひとつあれば、どこでだって仕事ができてしまう。本当にありがたい環境です。
仕事前の朝時間の過ごし方
とはいえ、平日だってしっかり福岡を満喫したいということで、仕事前の朝は早起きして、滞在中お気に入りの場所になった大濠公園を散歩したり、公園にあるスタバで本を読んだり。(日課と言えるほどは通えなかったですが、住んでいたら通いたいくらいに気持ちの良い場所。)
ワーケーションは、普段と違う環境で気分転換できることもそうですが、こんな風にいつもはやらないことをちょっと頑張れたり、普段あまり作れていないような時間を積極的に作ったりできるのが良いな、と改めて実感しました。
ランチはご近所で満喫◎
日中は基本的にお部屋でリモートワークをしつつ、お昼はご近所で行きたかったお店に行ってみる、という感じでせっかくの福岡なのでランチも満喫。
ある日は、物件のすぐそばにある六本松で人気のとんかつ屋さん『よしだ』に行ってみたり。(低温調理でゆっくり揚げられた白いトンカツは、初体験のジューシーさにびっくり!
またある日は、散歩をしていて気になっていた地元の人で溢れるご近所の街中華『您好!朋友(ニイハオポンユウ)』でサクッとランチをしてみたり。
また、六本松にはオシャレでユニークなカフェも多くあり、息抜きがてらカフェで仕事したり。
落ち着いた雰囲気のある六本松は、ワーケーションするにもとても良い環境でした。
スパルタ 食い倒れナイト
そして平日の夜はというと、お待ちかね、Google MAPの行きたいお店リストの中から2~3軒(多い日はもっと)を毎日はしご。
福岡で人気の居酒屋『赤坂 こみかん』
(姉妹店の『藁焼き みかん』も人気)
福岡で鶏皮文化があるなんて知らなかったのですが、甘辛いタレとパリパリの鶏皮が絶品の『かわ屋』
とってもアットホームな雰囲気で、お肉はもちろん、お野菜もこだわったステーキハウス『清喜』
〆の『博多らーめん ShinShin』に、
さらに〆!『博多 藪』のカツ丼。
これは行ったお店のほんの一部。
そしてまだまだGoogle MAPリストには行きたいお店だらけ。
福岡恐るべしです・・・
ややスパルタ気味なグルメナイトでしたが、どのお店も本当に美味しくて、神コスパ。
そしてなにより、お店のひとたちがみんな温かくて、優しい。
福岡の街がこれまで以上に大好きになりました。
暮らしてみて、良かったこと。不便だったこと。
そんなこんなで大満喫の9日間の滞在。
国内旅行で9日間という長期間、同じ街で過ごすという経験自体がわたしは初めてだったのですが、想像以上に毎日が楽しく、充実した時間を過ごすことができました。
普段の国内旅行では、ホテルや旅館などに泊まることが多かったり、過去には1ヶ月以上ホテル暮らしをしたこともあるので、ホテルでの滞在と比べて、n’estateでの滞在の良かったこと、逆に不便に感じたことを挙げてみたいと思います。
良かったこと
・ホテルよりも、自宅のように気楽に過ごせる
・生活家電が一通り揃っているので、自分の好きなタイミングで洗濯したり、掃除したり、料理したりできる(今回料理はしなかったけれど)
・ホテルがないような住みやすいエリアで過ごせる(実際六本松にはホテルがほとんどない)
・周辺の環境に興味が湧く
・その街に暮らすイメージができる
不便だったこと
・1Kでふたりだとリモートワークをするには手狭
(1LDKのお部屋であれば問題はなさそう)
・ホテルではないので、自分で掃除したりタオルや布団を洗濯する必要がある
といったところでしょうか。
実は不便だったことは、正直狭かったことくらいであまりなかったのですが、個人的に特に良かったなと思ったのが、その街で暮らすイメージがリアルに持てたことでした。
これまで知らなかった「六本松」という街に、今回泊まるではなく暮らしてみて、ホテルにいるとあまり気にしないような周辺環境に興味が湧いたり、実際に足を運んでみたりすることで、その街で暮らすイメージが湧いた、というのが今回の旅での発見でした。
コロナを経て、リモートワークも浸透してきて、「どこで働くか」の制限が昔と比べると圧倒的に自由になってきている中、「どこで暮らしたいか」という視点で色々な土地を見るようになっている今の自分にとって、今回の体験は非常に面白い体験になりました。
今回のように気になる街があればちょっと暮らしてみる、ということが気軽にできるようになれば、これから先の「すまい」と「くらし」の選択肢は拡がっていくと思うので、n’estateのこれからが楽しみです。(Mai)
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