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n’estate Report / 『n’estate with kids』 カラリト五島列島(長崎県五島市)

n’estate(ネステート)をご利用いただいた方からの体験レポートをお届けする連載「n’estate Report」。

今回は、2023年5月よりスタートしている未就学児の一時預かりサービス付きプラン『n’estate with kids』を利用し、n'estateの提携拠点である「カラリト五島列島」に滞在されたご家族の体験談をもとにモデルケースをご紹介します。お子さんと一緒のワーケーションやご家族で地方でのくらしを体験してみたい方、『n’estate with kids』のご利用を検討している方は、ぜひご参考にしてみてください。


『n’estate with kids』を利用して、家族との夏休みを離島で過ごしてみたら。

滞在先:カラリト五島列島(長崎県五島市)
滞在期間:4泊5日
サンプルファミリー:夫婦(30代)・息子(6歳)・息子(3歳)

▼ はじめての家族ワーケーション【準備編】

今年の夏は家族でどこへ行こうかと5月の大型連休明けから話しはじめていたところ、ちょうど『n'estate with kids』プランの夏休み期間の受付延長のお知らせを見て、申し込みの連絡をしました。
本来のプランでは7泊8日とのことですが、施設の空き状況の関係で少し短めの4泊5日の滞在に。WEBサイトから申し込みをすると滞在拠点となる「カラリト五島列島(以下、カラリト)」のスタッフの方からご連絡があり、現地で下の子(3歳)を預かっていただく保育園の先生とZoomでのオンラインミーティングをセッティングいただきました。30分ほどのミーティングでは、事前に聞いておきたいことや持っていくものを確認。普段から自宅の近所の一時預かりサービスなどを利用していたこともあり、特に不安に感じることはありませんでした。

▼ はじめての家族ワーケーション【滞在初日編】

私たち家族が住んでいる関西から五島列島(福江島)へは、大阪国際空港(伊丹空港)→福岡空港→福江空港(五島つばき空港)で半日くらいの移動行程。早めの便が取れたこともあり、福江空港には午前中のうちに到着しました。

福岡空港から福江空港へ向かうプロペラ機。

空港から15分ほどのところにあるレンタカー屋さんで滞在中の主な移動手段になる車を借ります。写真は撮り忘れましたが、きれいなレンタカーでした。チェックインまではまだ少し時間があるのでお昼を食べにソトノマへ。汁なし担々麺をいただきました。

ソトノマの店内。週末などには、ゲストを招いたイベントなども行っているそう。
ソトノマの汁なし坦々麺。
その後、雨が降ってきたので、通りかかったファミレス(ジョイフル)でひとやすみ。

お腹も満たされたので、これから5日間お世話になるカラリトへ。この頃には雨も上がり、気持ちのいい気候に。

入り口は、大きな看板と南国風の木が目印。

今回私たちが滞在するのは最大5名が過ごすことができるメゾネットワイドテラスのお部屋。大きな階段のある素敵な空間に、子どもたちのテンションも上がります。

スキップフロアにキッチンとダイニングテーブル。
(写真は「カラリト五島列島」公式WEBサイトより)
1階は小さい子ども連れに嬉しい畳スペース。
(同 公式WEBサイトより)
海が見える2階には広いテラスが。
(同 公式WEBサイトより)

キッチンには食器や調理道具、調味料などが一通り揃っており、自炊も問題なくできそうです。5日間の滞在中の食事は、外食と自炊をバランスよく組み合わせることにしました。

細かな点ですが、消火器が目立たないようにカバーされていて「こういうさりげない気遣いが嬉しいよね」と妻。

ダイニングテーブルにはn'estateのウェルカムブックがあり、近隣のお店の情報などがまとまったGoogle Mapのリンクなどが掲載されています。使い捨てのカメラは、滞在中の家族の思い出を記録してくださいとのこと。

現像後の写真を保存しておけるn'estateオリジナルアルバムも用意されていました。(カメラの下にある冊子)
早速、部屋にあった使い捨てカメラで父を撮る息子。

部屋の中を一通り探検したら、次は館内や周辺を散歩します。カラリトの目の前に広がる海はずっと見ていても飽きません。いつか海の近くに住んでみたい憧れを抱いていたので、それが(ほんの5日間ではあるものの)実現できて、少しうれしい。

「遠くで魚が跳ねた!」と言っています。

散歩を満喫した後は、カラリトのスタッフさんに教えていただいた近所のスーパーマーケットに買い出し。海が近いからか圧倒的に魚介系が新鮮で、しかも安い! この日の晩ごはん用にお刺身をたくさん買いました。こちらのスーパーはカラリトからも近く(車で10分くらい)、初日以降も度々お世話になりました。

圧巻のお刺身コーナーは、見ているだけでも楽しい。

カラリトに戻って子どもたちとお風呂へ。部屋にも一般的な家庭にあるような(結構広めの)お風呂はあるのですが、カラリトには大浴場があるので、そちらを毎日利用していました。半露天風呂のようになっていて、とても気持ちがいいお風呂でした。

自分たちの着替えを持って大浴場へ向かう息子たち。

到着初日は先ほどスーパーで買い出しをしたお刺身とお惣菜で早めの晩ごはん。部屋の中で調理や食事をすると、一気に自分の家のような感じがしてくるから不思議です。この日は移動の疲れもあり、全員早めの就寝。明日以降も、カラリと晴れることを祈って。

夜景に浮かぶ、カラリトのセントラル棟。

▼ はじめての家族ワーケーション【滞在中】

滞在2日目。めっちゃ晴れました!

お部屋のキッチンから見上げた空。

朝食はスーパーで買っておいた食材で簡単に。普段とあまり変わらない生活を意識してみました。(カラリトで朝食をご用意いただくこともできるようです。※別途料金)

今日から3日間、下の子(3歳)は一時預かりの保育園「こもれびの舎こども園」さんへ。カラリトから車で15〜20分くらいの距離で、家族みんなで見送りに行きました。

「こもれびの舎こども園」に登園する息子。
園庭もとても広くて、のびのび遊べそう。

事前にオンラインでお話もしているので、登園初日からスムーズでした。息子も、はじめての場所に最初は少し緊張気味のようでしたが、お迎えの際に先生方に初日の様子を伺うと、完全に馴染んでいたとのこと。子どもってすごい。

9:00に子どもを送り届けた後は仕事です。上の子(6歳)は夏休みですが、大人はそういうわけにもいかず・・・。カラリトに戻ってセントラル棟のカフェ(レストラン)や保育園からの帰り道にあるコワーキングスペース、部屋のダイニングテーブルなど場所を変えながら仕事をしました。

カラリトのレストランの奥のライブラリースペース。延長コードなども貸していただけました。
こちらは、同じ福江島にある「セレンディップホテル」のロビー。コワーキングスペースとして利用できます。

出張先で仕事をするのともまた違った感じがするのは、家族が一緒だからなのか、五島という環境が特別なのか。Wi-Fi環境も快適で、仕事をする上で不便を感じるようなことは何もありませんでした。

昼休みにお昼を食べたら、上の子(6歳)と近くの砂浜までサイクリング。カラリトでは、電動自転車を無料で貸してくれます。(※台数限定)
これがめちゃくちゃいい気分転換になりました。

リフレッシュできたら、またカラリトのカフェに戻り、冷たいコーヒーを相棒に仕事の続きを。もう夏の間ずっとここに住みたい。

滞在中、昼食は部屋で済ませることもあれば、冊子に載っていたGoogle Mapを参考にクルマでちょっと遠出してみたり、その日の気分で楽しみました。

五島列島製麺所で食べた天ざる。うまい。

16:00に子どもを保育園にお迎えに行きます。先生からその日1日の子どもの様子を教えていただき、帰路へ。この頃には、下の子はカラリトのことを完全に自分の家だと思っているようで「しろいおうちにかえろう」と帰りの車中でしきりに言っていました。

とある日の保育園のお昼の献立。
地元の食材がふんだんに使われていて美味しそう。
お迎えに行くと、だいたい走っていました。

保育園から戻ってもまだ明るいので、この日は家族でSUPを体験してみることにしました。カラリトでは専門のスタッフさんが常駐されていて、SUP以外にも、夏はカヤックやシュノーケリング、これからの季節はテントサウナや椿油のワークショップなど、季節ごとにさまざまな体験が用意されています。そして、おどろくべきことにこれらはすべて無料で楽しめます!

子どもはカラリトのスタッフさんのSUPボードに、一緒に乗せてもらいました。
マリンアクティビティの後、夕食を待つ間にちょっと一杯。

2日目の夕食はカラリトで。ゆっくりと日が暮れていく海を目の前にしながら、地元の食材をふんだんに使ったコース料理。最高。この日以外にも地元の人に教えてもらったお鮨屋さんに行ったり、五島の食を堪能しました。

新鮮な魚介、五島牛、五島豚、野菜…
とにかく食材が豊富な町・五島。

▼ はじめての家族ワーケーション【滞在最終日】

保育園最終日は園の夏祭りの日で、我が子も飛び入りさせていただきました。3日間という短い間でしたがお友だちもできたようで、離れがたい様子。
「またいつでも来てください!」と、園長先生はじめ多くの先生方からお声がけいただきました。ありがたいことです。

夏祭りの日の特別献立。
もっと遊びたい。帰りたくない。

長かったような、短かったような滞在も最終日。部屋を片付けてチェックアウトの手続きをし、福江空港へ向かいます。

この窓から眺める景色が好きでした。
わざわざ見送りに出て来てくださったスタッフのみなさん。

▼ ここがよかった! 「カラリト五島列島」での『n'estate with kids』

家族4人ではじめてのワーケーションでしたが、『n'estate with kids』では、平日の9:00-16:00は子ども(未就学児)を預かってもらえることもあり、私たちのような初心者でも無理なく仕事をしながら離島での滞在を楽しむことができました。
ワーケーションっていいなと漠然と思っていても、子どもが小さいうちはかなりハードルが高いと感じていました。ただ、今回の滞在を通じて出来ることが分かったので、これからは毎年の恒例にしたいねと妻と話しています。

砂浜から見たカラリトの外観。
雄大な海や島々を一望できる鬼岳も福江島の一押しスポット。
子どもたちは夢中で走りまわっていました。

今回の滞在を振り返ると、まず子どもにとっては、普段味わえないような自然あふれる環境で過ごし、「島のお友達」「島の先生」と出会えたことが、なにより素晴らしい体験だったと思います。福江島から帰ってきた今でも「島のお友達の○○君に会いたい」「島の○○先生はね…」などとよく話してくれます。

親としての収穫は、日常だと感じられないような、ふとした子どもの心の動きや成長に気付けたこと。登園初日は少し不安げな顔をしていても、お迎えの頃には乗り越えて、なんとも頼もしい表情に。そして、最終日には「まだ帰りたくない」と言うほどにすっかり馴染んでいました。

夕方のお迎え以降は、自宅とは違って、こなさなければならない家事もないので、家族でゆったりと濃密な時間も過ごせます。こうして普段と違った角度で子どもと接することができ、家族の関係性を再認識できるのも『n'estate with kids』の魅力ですね。

また、1週間ほどの短い滞在ながらも、普段の生活を見直すきっかけにもなりました。例えば、滞在した部屋はインテリアも備品も最小限のものでしたが、それがかえって心地よく、片付けもしやすい。少ないものでも快適に過ごせることが分かった今、自宅のものの多さを何とかしたいなと思うように。

ほかにも、自宅でリモートワークをしているとついつい休憩することを忘れ、部屋にこもって作業をしがちになりますが、昼休みに近所を散歩したり、緑のある公園に行ってみたり、上手く気分転換をすることで仕事の生産性はもっと上がるのではという気付きもありました。

普段のすまいから離れ、あたらしいくらしを体験することで、日常を見直せることも、旅行とは違うワーケーションのよいところなのかもしれません。
今のすまいやくらしは気に入っているので、移住や引越しはあまり考えていないのですが、期間・季節限定で、それこそ離島など、今のくらしとはガラッと違うような遠く離れた場所に家族で滞在することは、これからもぜひ取り入れていきたいなと思います。

カラリトの方々に聞いたところによると、五島はこれからの季節(特に9月)は雨も少なく、体験できるアクティビティも豊富で、滞在するのにとてもいい時期になるそうです。ご家族でのワーケーションを検討されている方はこの機会にご利用されてはいかがでしょうか。

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