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日本ミツバチの分峰

タイトル画像はお借りしたものですが。

5月のある日、物置の周りに何かぶんぶんとたくさん飛んでいる。お隣さんはバーベキューをしながら、特に慌てた様子もない。子供が出かけるというので一緒に外に出てみると、なんと軒先に蜂の塊がある。

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なんだこれはと、とてもとてもビビりつつ、ああミツバチの分峰だなと直感的に理解した。初めてなのである。こんなたくさんのミツバチを見たのも、分峰と呼ばれる現象を見たのも。ミツバチを飼いたいという希望は持っていたが、準備を始めていたわけではないので、手元にはなんのツールも知識もない。さあ、困った。このままここに放っておいても良いものか?    何かしてあげれることはないのだろうか。

ミツバチたちはこちらの心配をよそに(当たり前)、          かたまりの形をきれいな円錐形に整えている。 それが次の写真。

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その晩はこのままそうっと放置。                   さてどうしよう。このままにしておけばどこかに移動するのだろうけれど 心ない人に殺虫剤で殺されるかもしれない。それは気の毒だ。      思案した結果、Facebookで呼びかけてみることにした。          誰か日本ミツバチ引き取ってくれませんか?と。

すると、いるんだな。助けてくれる人が。                 お会いしたこともない、でも一応友達になっている方が、連絡をくれた。

そのかたは、飼っていた日本ミツバチが家出をしてしまい、空の巣箱だけが残っているとのこと。住所も遠くない。隣の市だ。迷っている暇はない。即決で引き取りをお願いした。

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プラスチックのちりとりと空の巣箱。一応蜂よけの帽子はかぶっておられたが、想像していたのより軽装で、拍子抜けした。分峰の時期の蜂たちはとてもおとなしく、素手で触れるレベルなのだそうだ。

仲間が突然いなくなって、右往左往している蜂たちが相当数いたので、お茶を飲みながら2〜3時間待っていただき、ほぼ巣箱の中に落ち着いたところで蜂の捕物帳は一件落着。

蜂の分峰があったということは、そう遠くないところで養蜂している方がいるかもしれないという希望を、私の胸につれてきた。            あとは巣箱を準備すれば(もちろん学習も)蜂が飼えるかもしれない。

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