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【昔話】前期日程は落ちたけれど
こんにちは。アキです。
あと2日ほどで国立大の前期日程の合格発表がありますね。今日は私自身の大学受験の思い出について書いてみたいと思います。
「センター試験」の時代
わたしが高校3年生のとき、つまり今から十ウン年前は、みなさんご存じのセンター試験がありました。
たいそう田舎に住んでおりましたので、センター試験を受けるために県庁所在地まで移動⇒ホテルに宿泊して受験しました。
これは高校の先生が引率してくれ、同学校の受験者は皆一緒に受けに行ったんですよね。
初めての会場、秋に1校試験を受けていますが、ほぼ初めての本番。
緊張は・・・したような?どちらかというと少し興奮していたのかも。
2日間の日程を終えて、帰宅。
翌日高校で自己採点。
過去最高の合計点でした。
(にもかかわらず、苦手な物理は平均点を割っていました)
※理系です。
受験校を決める
もちろん志望校は高3になった時点である程度決まってはいましたが、センター試験の結果を見なければ受けられるかどうかわかりません。
本番で過去最高点だったため、前期日程志望校の合格判定はB。
ずっと「ちょっと届かないだろう」と思っていた学校が射程圏内に見えました。
親に受験校を打診したところ、父親から「NO」が出ました。
「前期で落ちて、後期試験の結果が出るまでヒヤヒヤしたくない」と。
今でこそ父親の気持ちもわかりますが、当時は「娘の気持ちを考えてくれ」と思ったのを覚えています。
実は私の兄は前期日程で不合格、私立大に入学金を収めてキープし、後期日程で合格し、後期合格の学校に通うことになったのです。
私立大合格をキープするための入学金も痛かったでしょうが、父親は後期日程の合格発表までの約2週間が相当ストレスだったんでしょうね。
そんなもの、よほど本人の方がつらかったと思いますがw
そんなことももちろん知っていましたが、「ここまで頑張ってきた自分の力を試したい!」と拝み倒して、なんとか希望の大学を受けることができるようになりました。
ちなみにそこは兄が落ちた大学で、私も兄も理系でしたが理系科目はよほど兄の方ができたんですよね~w
わたしは理系は数学しか得意ではなかったし、その数学も兄よりは下でした。。。
前期日程・・・不合格
受験校が決まったら、学校の授業も志望校別に切り替わりました。
物理は本当に苦手だったので、物理の過去問を泣きながら解いていましたね。
見かねた物理の先生が「お前は頑張っている!先生が出る問題を当てればいいんだ!!」と言ってくれたのを今でも覚えています。
前期日程はその大学での試験でしたが、理学部だったのもありまわり9割が男の子でしたね~。
同じ学校の子は学部が違ったので、本当に一人きりでした。
そして、なんと、本番の物理!
先生が直前授業でやってくれた部分が少し出たんですよ!!!
でも、結果は不合格でした。
後がない後期日程
不合格の結果を見たとき、ショックというよりも自分の実力を受け止めてすっきりした気持ちでした。父親は「やっぱり」という感じでしたがw
この時点で中期日程を終えており、あとは後期日程を残すのみ。
兄のように私立大のキープはしていなかったので、後期で受からなかった場合は中期日程で受けた大学へ進学することになります。
それだけはどうしても避けたかったので、後期試験の2日前まで高校へ行って勉強しました。
(前泊のため前日は移動)
ちなみに後期日程の判定はB。
後期の大学を前期で受けていれば確実に合格できるといわれていましたが、後期は合格者が少ないので・・・。
3月も半ばだというのに、後期試験の日は雪でした。
しかしこの大学は兄が通っているので、一人ではないという安心感がありました。
(そう、前期も後期もきょうだい揃って同じ学校を受験しています)
合格発表は3月23日。
わたしの受験番号、ありました。
合格を見るまで不安だったけれど
3月23日ですよ。
あと1週間で4月です。
合格発表の2日後に一人暮らし用のマンションを契約しましたが、住めるようになったのは入学式の後でした。
幸い兄が同じ大学だったので、しばらく兄のアパートに身を寄せることができましたが・・・なかなか珍しいケースですよね。
ふつうは1~2週間ホテル住まいになるでしょう。
もちろん自分も「後期日程も落ちるかもしれない」という不安もあったし、前期日程も落ちてしまったけれど、やっぱりあの時「志望校を下げずに受験してよかった」と今でも思います。
親に心配はかけただろうけれど、受験しなかったら一生後悔していたと思います。まあこれも、後期日程でも不合格だったらそう思えていないのかもしれませんが。
それでも「自分で自分の道を決めて、チャレンジする」ということは大人になる第一歩として私を成長させてくれたと感じています。
わが子が数年後同じような立場に立った時、本人の意思を尊重して自分の不安をわが子に背負わせることはしないようにしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。