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平安蚤の市
バスを待っているとき、ついこの間までは日陰を探していたのに、今じゃもうひなたを探してる。10月になって急に寒くなるから、体が変化に追い付かない。
外は肌寒いし、建物や電車の中は暑いし、自律神経が乱れまくりのアラサーです。どうも。
10月6日、平安蚤の市に行って来た。
今風の言い方をするならフリーマーケットなのだろうが、そこをあえて蚤の市と呼ぶのが郷愁を誘う。
前々から行きたいと思っていたが、どうしても旅行の片手間に行くには憚られてなかなか行けずにいた。が、晴れて京都に移住して、初めての京都イベントである。
ハイネックのニット×リネンのワンピースに、カーディガンを羽織る。秋の気配に浮かれた私はショートブーツを履いて出かけた。
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10時半ごろ、すでに岡崎公園は多くの人でにぎわっていた。
老若男女、日本人も外国人も、さまざまな人がそこに集っていた。連れられてきたワンちゃんたちはみんな大人しくご主人に付き従って歩いていた。
蚤の市と聞けば、そこはかとなくイメージしていたのが陶器や焼き物。正規店へは敷居が高くて入りにくいし、と思っていたので、今回はそういったものをみて回ろうと思っていた。
それからいい感じの籠があれば最適である。
清水焼の急須
冬になるとあたたかなお茶が飲みたくなる。
数年前から中国茶器に憧れを抱くようになっていて、茶器セットなんてものをネットで探したりもしていた。
そんなときに見かけた、取っ手のない急須。
シンプルな出で立ちに、取っ手がないぶんころんとしたフォルム。とてもかわいらしいと思った。そういうのがあればな、と思って探していたら、いい感じのを見つけた。
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色は真っ白(模様なし)と、真っ白(模様あり)と、紺色の三色がならんでいた。
真っ白(模様なし)と悩んだが、上品な大輪の花が美しくてこちらにした。
お店の方が作家さんの名前を教えてくださったのだが忘れてしまった。
覚えているのは、作家さんが亡くなられて窯を閉じられた、ということだけである。
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茶こしがいらないので洗いやすい。
正直、大満足である。
清水焼の並ぶお店に足を踏み入れる、なんていうのはきっとこれから十年以上先にならないとなかったかもしれない。
今回、蚤の市で清水焼に出会ってそれをお迎えできたことは一期一会に違いない。
アクセサリー
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ピアスと手前右のリングは同じお店で買ったもの。どちらも1,000円だった。
店主曰く、「すべての商品は50年以上前のもの」「アメリカから買い付けてきた」という話であった。ホンマカ??と思えるほど美品である。
倉庫を整理するのが面倒だし、綺麗にして売るには手間がかかるし、なにより指輪のサイズがワンサイズしかないから正規の価格にして売っても売れない、だから安く売っている、と話していた。なるほどな。
それから「アクセサリーは実際に触って見せてくれないところはだめ」とも言っていた。なるほどな、である。
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こちらはまた別のお店で購入したリング。これも1,000円である。
魔女を目指して生きている身としては、ドラゴンというデザインは切っても切り離せないのである。
アンティークな椅子が3,800円で売られていたり、雰囲気の良い木製の棚があったり、小さな神様(仏像やガネーシャや世界各国の神様の小さい置物)があったり、見ているだけでもとても楽しかった。小さな神様は買えばよかったと早速後悔している。
次回は10月26日。
きっちり仕事は希望休を出しているので、今から次回が楽しみである。