社内翻訳を始めた頃にやらかした恥ずかしすぎるミス
時短派遣として、子育てしながら始めた仕事は、初めの2年ほどは英語メインではなく、開発や品質保証をする理系社員さんのサポート業務だった。英語の仕事環境としては、静かな職場で、時間もある中、落ち着いて英語を読んだり英訳を考えたりできる場所だった。
都会に引っ越して、海外営業の英語面サポート業務ということで始めた職場は、電話はよく鳴り、いろんな人が行き交い、仕事もあれこれと舞い込んでくるような状態だった。
そんな中、日本語で2〜3行のメールの英訳を頼まれ、待ってましたとばかりに喜んで受けた。海外からの問い合わせメールで、とあるデータが欲しい、という要求に対して、「1月までは私達も分からないから、話はそれからにしよう」という返事の英訳。
さっそく始めたものの、電話も取らなくちゃいけない、いろんな人が話しかけてくる、別の急ぎの作業もある状況で、気が散る。。そんな中、自分なりに英文を確認した。…つもりだった。
次の日、英訳を振ってくれた方が次のメール英訳の話をしに来た。
「昨日のメールありがとうございました。でも、その、何というか、とあるハプニングがあってね。結果的にはそれでよかったんだけど、このね、1月のところが…」
と言われて、メール文面を見てみると、そこには、
June (6月)
「!!!!!!!」
その瞬間、頭が真っ白というか、顔は真っ赤だったと思うけど、心はズドーンと暗い闇の中に落ちたような。穴があったら入りたい、ってこういうことなんだと。
なんて初歩的なミスを。。。中学生でも分かるじゃん!てか、なんで1月が6月に?Jがついてるから?ていうか、英語の仕事やりたいと言いながらこんなミスしたらもう仕事させてもらえないかも。。。クビ?
「ほんっとうにすみません!!ありえないですよね。今後はもっと確認するので、これからも英訳させて欲しいのですが…」
「あはは(笑)大丈夫、大丈夫。大したことないから。僕もね、確認せずにそのまま送っちゃったからね。向こうもね、6月なんて待てないって感じで諦めてくれたから、よかったよ。1月だったら粘り続けてたかもしれないし。また次もお願いしますね!」
「はぁ、でも、申し訳ありませんでした。」
ここで学んだのは、
⚫︎スピードのプレッシャーと、慌ただしい職場では基本的な単語も間違える
⚫︎むしろ超基本単語ほど、見逃す
⚫︎社内翻訳は、チェックされないことが多い。だからこそ、念入りなチェックが必要。
これ以降、チェックする時は自分の訳を疑い、一語一語穴の開くほどチェックするようになった。
それにしても、June て。。重要度の低いメールだからよかっただけで、これがもっと重要な文書だったら、、、と考えただけで恐ろしい。でも、この恐ろしさがあるから、謙虚でいられる。そういう意味では、初期にミスしてよかったのかも(?)
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