仕事を任せることのメリットとポイント
先日、山本渉さんの著書「任せるコツ」という書籍を読みました。
「自分でやった方が早い」仕事というのはゼロになることはないですが、その作業自体が多すぎるとその人しかできない=属人化してしまうリスクを孕んでいます。
また、根本である「チームや組織で仕事をする」ということを考えた場合、「任せないと人は育たないし、組織も成長しない」です。
そのため、各人の適正を見極めた上で「仕事を任せる」ということを意識していくことが重要になります。
① 任せることのメリット
仕事を任せることで、具体的にどういったメリットがあるかということについて説明したいと思います。
【効率の向上】
仕事を適切に任せることで、組織全体の効率が向上します。
各メンバーに適切な仕事を割り振ることで、複数のタスクを同時に進行でき、プロジェクトの進行がスムーズになります。
【専門性の活用】
各チームメンバーには、それぞれ得意分野や専門知識があります。
仕事を任せることで、これらの専門性を最大限に活用することができます。適材適所の配置により、各タスクがより効率的に遂行され、結果として品質の高いアウトプットを得ることができます。
【メンバーの成長とモチベーションの向上】
仕事を任せることで、メンバーの成長機会を提供することにもつながります。
新しいタスクを任されることで、メンバーはスキルを磨き自信をつけることができます。
また、信頼されて仕事を任されることは、モチベーションの向上にも寄与します。
自己成長を感じることで、仕事に対する意欲が高まります。
【イノベーションの促進】
異なる視点やアイデアを持つメンバーに仕事を任せることで、革新的な解決策や新しいアイデアが生まれやすくなります。
多様な意見やアプローチが集まることで、従来の方法にとらわれない柔軟な発想が生まれ、組織の成長を促進します。
② 仕事を任せる際のポイント
仕事を任せるときにおさえておきたいポイントがいくつかあります。
【明確な目標設定】
この仕事の目標や期待する成果を明確に伝えることが大事です。
数値化できる場合は、目標を数値にして伝える方がより効果的かと思います。
それにより、任された側のメンバーが何をすべきか理解できます。
【フォローとフィードバックの徹底】
仕事を任せたら終わりではなく、定期的な進捗確認 (フォローアップ) と適切なフィードバックを行うことで、メンバーの仕事の質を高めるとともに成長を支援することができます。
【信頼と尊重】
一度仕事を任せると決めたら、メンバーを信頼・尊重することが大事です。
それにより、相互の信頼関係を築くことができるので、結果的にそれが仕事の質を向上させることにつながります。
③ さいごに
仕事を任せることは、組織全体の効率向上、メンバーの成長、そしてイノベーションの促進に寄与します。
効果的な仕事を任せていくことで、組織は持続的な成長と成功を実現することができます。
しかしながら、組織のリソース内で任せることができない場合も往々にしてあり、その場合はアウトソーシングをすることがおすすめです。
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