【日本冶金工業様インタビュー】
弊社サービスをご利用いただいている企業様へ、障がい者雇用に関するお話を伺いました。
ー まず簡単に御社のご紹介をお願いいたします。
ステンレス鋼、耐熱鋼および高ニッケル合金鋼の鋼板、鍛鋼品ならびに加工品の製造・販売を行っている会社です。
ー ソーシャルオフィスご導入前の障がい者雇用の状況と課題を教えてください。
当時、弊社でもすでに障がい者雇用を実施していました。
彼らへ直接指示を出しておりましたが、自分たちの仕事もある中で常に付き添って指示をすることがなかなか難しい状況でした。
彼らが仕事をしているうえで困った時に、私のもとに聞きに来れる環境ではなかったことが課題だったと思っております。
ー 当時、精神障がいをお持ちの方々に対して、どういった業務を依頼されていましたでしょうか。
主にExcelへのデータ入力と紙面のPDF化です。
別の部署からも業務を切り出しておりました。
一つの業務に対して、集中して長期的に取組む事が出来る彼らの長所を活かす為、単調ではあるが膨大な量を処理する必要のある業務を依頼しておりました。
ー ソーシャルオフィス導入前、人事部では何名くらい受け入れをされていましたでしょうか。
導入前は2名です。
決め手となったこと
ー 御社での雇用状況の中でソーシャルオフィスご導入頂く決め手となったのはどういった点でしょうか。
やはり一番の決め手となったことは、弊社にて常駐して支援を行っていただける点ですね。
当時なかなか人事部もそこまで人が多いわけではなかったので、
私だけでは対応出来ないなと判断しました。
障がい者の方たちがすぐにわからないことや不安に思っていること、
仕事をする環境において改善して欲しいところ。
そういった所をすぐに相談できるような環境を作れる点において、
弊社に常駐して支援を行っていただけるというのは最も優れた点だと感じています。
ー ありがとうございます。その他に魅力に感じていただけた部分はございますでしょうか。
採用のお手伝いですね。
面接にご同席いただいたり、面接の中でアドバイスをしていただけたり。
そこもかなり大きかったですね。
ー ソーシャルオフィスご導入前、他サービスと比較検討された点はございましたでしょうか。
全くなかったです。
ー 導入後に何か変化はございましたでしょうか。
新たに3名を採用致しました。
この3名について、御社のサービスを受けるような形で雇用しております。
御社スタッフに常駐して頂き、業務指示や質疑応答、体調管理を直接実施して頂く事で私たちの負担が軽減しました。
ー ソーシャルオフィスをご導入いただいた後、執務スペースの確保と就業環境の整備が大変だったと伺いました。
新たに採用する3名については、静かな場所でより業務に集中して貰う為、専用の執務スペースを設けられないか検討しておりました。
そこで、会議室の内一室を専用の執務スペースにしようと考えましたが、今回の目的に沿った静かな場所を確保することに苦労しました。
また、業務に適した環境に整える為、彼らにとって何が必要なのかを考え、準備することも大変でした。指示がしっかり伝わるようにホワイトボードを用意したり、書類の整理が容易にできる様にトレイを用意したり、予め聞いていた配慮事項に対してどのような準備が必要か考えました。
ー 課題解決以外のところで得られたメリットがもしあれば伺いたいです。
業務を用意する際は、「必要な業務ではあるが、時間の制約が無く人や時間の不足から取り組む事が出来ていない業務」というものを用意しようと考え、また人事部内だけではなく他部署にも依頼し業務切り出しを行いました。
現在はそのような業務に取り組んでおり、各部署での業務改善や残業の軽減にも繋がっていると感じております。
取材後記
当初人事部内で直接サポートしながら業務を進めていたところ、
導入後には他部署と連携しながら常駐者中心に対応することにより、
他業務へ集中できる環境などの利点が生まれたことが分かりました。
今後もより業務の効率化・円滑化を目指して弊社も尽力してまいります。
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