暮らし学 〜住設とは?〜
住設という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
建物に関する工事が完了するとお客様へ、建物が引き渡されます。
その時に、住宅に関する設備の使用方法などをご説明します。これがいわゆる『住設』と言います。
住設では、設備のメーカーや取り付け業者が来て商品の説明を行います。
住設は通常の住宅でも2.3時間は掛かるようになってきました。
以前はお風呂の沸かし方やキッチン使い方などのガスの説明がメインでしたが、
最近では、、、
IHコンロ、エコキュート、食洗機、オートロックのあるドア、テレビホン、インターネット関連機器、太陽光発電システム、調光付きの照明器具、ライティングコントローラーなど、多種多様に渡ります。
ここで大事なポイントをお伝えします。
この住設の時に私たちが必ず確認する事があります。
どういった不具合が起こりやすいか?どうしたらエラーが出るかです。という事を確認します。
そしてその時には誰に連絡するのか?
です。
お引渡してから建物は活用されていきます。そこではちょっとした使用の方法で電化製品やガス器具にエラーが出ることがあります。住設で全てを理解してもらうことは不可能です。
私たちは住設を聞きながら、よくあるケースを確認してお客様へ伝えます。もちろんあらかじめ取扱説明書のQ&Aを読んでいます。
実際使い始めてから不具合を何度か経験したらわかる事かもしれません。
しかし、私たちも何度もお客様から連絡があって経験している事ですから、その時にお伝えします。
それだけでも使用する前の不安は大分軽減さており、クレームになることも減っています。
また、私たち自身が大切にしていることもあります。
使い勝手を検証することです。
メーカーや取り付け業者さんからの説明を見学することでお手入れの方法やメンテナンスを一緒に学びます。そして実際に使用する際のポイントを確認してまた、お客様へご説明します。
私たちもこの経験を蓄積して設計に活かしております。