見出し画像

不動産投資 vs. 金融投資——40歳から考える「投資」の正解とは?


「そろそろ副業や資産運用を考えないと…」

そんな風に感じながらも、何から始めればいいのか分からない40歳のサラリーマンは多いのではないでしょうか?

本業は忙しく、転職での年収アップも難しい。でも、これからの教育費や老後資金を考えると、収入を増やす方法を見つけたい。

そんな中でよく話題に上がるのが、「不動産投資と金融投資、どっちがいいのか?」という疑問です。

私は税理士業を営みながら、不動産投資(トランクルーム運営)を行い、現在8か所116室を運営しています。また、株式投資や投資信託による金融資産運用も行っています。

それぞれの投資を実際に経験した上で、どちらが40歳から始める投資として適しているのか?
この記事では、不動産投資と金融投資のメリット・デメリットを比較し、40歳のサラリーマンがどのように資産形成を考えるべきかを解説します。


1. 不動産投資 vs. 金融投資:基本の違い

項目 不動産投資 金融投資(株・投資信託) 投資対象 実物資産(アパート、トランクルームなど) 株式、投資信託、債券など 収益の仕組み 家賃収入+売却益(キャピタルゲイン) 配当金+売却益(キャピタルゲイン) 初期投資額 500万円~(ローン活用可) 1万円~(少額から可能) 運用の手間 物件管理・入居者対応が必要 ほぼ手間なし(自動運用も可能) リスク 空室リスク・流動性リスク 株価変動リスク・暴落リスク 流動性(売却のしやすさ) 低い(売却に時間がかかる) 高い(いつでも売買可能) 税制メリット 減価償却による節税が可能 一定の税制優遇あり(NISAなど)

このように、不動産投資と金融投資では性質が大きく異なります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。


2. 不動産投資のメリット・デメリット

✅ 不動産投資のメリット

銀行融資を活用できる(レバレッジが効く)

  • 不動産投資は、自己資金だけでなく銀行のローンを活用して投資できるのが大きな強み。

  • 例えば、500万円の自己資金+1,500万円の借入で、2,000万円の物件を購入することも可能。

  • 株式投資ではこのような「他人の資本を使う」ことができないため、大きな資産を持ちやすい

長期的に安定した収益が見込める

  • 一度入居者がつけば、毎月の家賃収入が安定的に得られる

  • 特にトランクルームは、一度埋まると長期間使われる傾向があり、安定収益を期待できる。

インフレに強い

  • 物価が上昇すると、不動産の価値も上がる傾向があるため、資産の目減りを防げる


❌ 不動産投資のデメリット

初期投資額が大きい

  • 物件購入には数百万円~数千万円の資金が必要。

  • ローンを組む場合、金利や返済計画をしっかり考えないとリスクになる

空室リスクがある

  • 住宅系の不動産は空室になると家賃収入がゼロになるため、経営リスクがある。

  • トランクルーム投資でも、満室になるまでに時間がかかる点は注意が必要。

流動性が低い(すぐに売れない)

  • 株と違い、不動産は売却するのに時間がかかる

  • そのため、「いざ現金化したい」と思ってもすぐにはできない。


3. 金融投資(株・投資信託)のメリット・デメリット

✅ 金融投資のメリット

少額から始められる

  • 1万円からでも投資が可能。

  • 「とりあえず試してみる」ことができるため、初心者向き。

流動性が高い(売却が容易)

  • いつでも売買できるので、急な資金需要にも対応可能。

運用の手間が少ない

  • 投資信託ならプロが運用してくれるので、基本的にほったらかしでOK


❌ 金融投資のデメリット

価格変動リスクが大きい

  • 株価が急落することもあり、短期的には不安定

  • 特に個別株投資はリスクが高く、損失を出す可能性もある

レバレッジ(借入を使った投資)ができない

  • 不動産のようにローンを活用して資産を増やすことが難しい。

心理的ストレスがある

  • 株価が日々変動するため、「暴落が怖くて売ってしまう」など、感情に左右されやすい


4. 40歳からの「投資」の考え方——結局どっちがいいのか?

では、40歳から投資を始める場合、どちらが良いのでしょうか?

✔ 40歳からの投資戦略(おすすめの組み合わせ)

  1. 短期の安全資産として金融投資を活用(投資信託・NISA)

    • 毎月3万円〜5万円を投資信託で運用し、長期的に資産を増やす

    • いざという時に売却できる流動性を確保

  2. 中長期の資産形成として不動産投資を活用

    • 余剰資金が500万円以上あるなら、トランクルームや小規模な不動産投資を検討

    • ローンを活用し、資産規模を拡大する戦略も視野に入れる


まとめ

「短期の資産形成」には金融投資(株・投資信託)
「中長期の安定収入」には不動産投資
40歳から投資を始めるなら、この2つを組み合わせるのがベスト!

「本業の時間を確保しながら、資産を増やす方法を知りたい」なら、不動産投資と金融投資を上手く活用していきましょう!

いいなと思ったら応援しよう!