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【⚠Sensitive!!-ホラー映画】SIKKFUKKS-Double Fukk Edition 【インディホラー】

ドイツ発のスプラッターホラー。
購入した盤は、シリーズ2作収録+特典でBehindScenes入りの、全編観ると3時間弱の時間が溶ける仕様。

週末の泥のように疲れた頭にお酒と共にゆるゆる観るのに丁度良かったです(いろんな意味で)
ただ酔いながら観たので若干違うところがあるかも。
というわけで初回の鑑賞記録ということで記憶違いあります!
よろしく(何がだw)

PART1【SIKKFUKKS】

主人公は4人の大学生。
スティーブ、クリス、カトリン、デニス。
彼等の教授が何者かに殺害されて以来、どうもメンタルがガタガタになっている。

という導入部が4人の会話から展開します。
お互いの部屋に入り浸っては不安を共有してる状態。

ほうほう……ここから殺人鬼が何らかで接触してくるのかなあ……と思っていたら、

こちらの予想のうえを行き、突然始まる人形劇。

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この2体の人形でお互い会話を始める。
テレパス?
電波?
この人形誰の部屋にあったやつ?

というこちらの困惑をよそに、
会話の途中で一体の人形が倒れて顔から血を流し始め。
それを見てもう一体が「だめよ!死んじゃだめ!」みたいな愁嘆場が。
この人形は一体……殺人事件に関係してる……のか……な?

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正直なところ、自分が、ここまで登場人物で判別がついていたのはスティーブンとカトリンという女性のみ。
で、概ねカトリンという女性の部屋で話は展開してまして。

ある時、カトリン、何か見覚えのないビデオテープを見つけて、興味本位に観てしまう。
そこに映っていたのは、スナッフフィルムと覚しき内容で思わず、ビデオテープを取り出し隠してしまう。
けれど、それ以来、カトリンのメンタルは大荒れに突入。

また他の仲間も奇妙な幻覚をみたり、体験していたり。
特にスティーブは、ガスマスクの男2人とUFO、そして彼等が殺害する場面を(幻覚か現実か不明)見てしまう。

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見覚えあるかたはあるのでは。
背後のUFOの形。
そう、ナチスドイツが開発したという『円盤形飛行体
こちらに激似です。

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アブダクション物だろうか……。
と一瞬気がそれたのですが、この円盤とガスマスク男2人は以後、背後霊のように現れますが、なかでもスティーブが彼等にめっちゃ(意味不明な)アピールをされます(が、それはまた後の話)

ガスマスク男達が繰り広げる殺害シーン。
これが意外と(確かに意外と顔や首って余程の爆裂な力と勢いがないと潰れにくいもんなんだよな……)というリアル寄りの描写。

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比較的尺を裂いてこのシーンを映しており、監督の拘りなのかなあ……と、何せガスマスク男、特に未来的な武器で殺す訳ではなく、ぶっちゃけブチのめしてブチのめす、というタイプだったので、いい感じの厭らしさが漂うのがうまい。

さて一方のカトリンですが、幻覚と恐怖からヘロインをがっつつり摂取してブラックアウト。
そこに現れたガスマスク男達、問答無用で彼女を何処かへ拉致。
また他の仲間も背後にガスマスク男orペストマスク男が現れ殺害。

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※この辺から話の前後があやふやです。
ペストマスク男は、どうやら無意識のスティーブらしく、正気にかえったときに、キッチンのシンクに血まみれの得物が放置されていたりしますが、彼にはさっぱりわけが分からない。でも血を洗い流して手も洗う、なかなか理性保ってるんじゃないかいw

一方拉致られたカトリン、奇妙な旗が壁にかけられ、中央に意識を取り戻したカトリン、左右にガスマスク男。
この構図は……、ISILの処刑動画でみたぞ……、
という胸騒ぎをそのままにカトリン、処刑されます。南無。
まず腕を壁に固定。
手首を半分まで切り込んだところで、おもむろに中の血管を取り出して、ぴろーーーん、ぴろーーーーん、ぴろーーーん。芸が細かい。

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そして何故か(飲酒しながらのため、この辺のつながりが混濁してます)一部始終をみてしまったスティーブ。
脱兎のごとく逃げ出し、森を走り、荒れた場所に辿りつきます。そこには全てを慈しむような表情と抱きしめるかのように両腕を広げたマリア像。
スティーブは、助かったと、ぜーはーしながら、
一部はthe endとなります。
スティーブの明日はどっちだ。

PART2【The Black Sun Snuff Dolls】
人形の呪いは終わらないぜ(という話でもない……かも)

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前作のスティーブ。前のアパートは気味悪く、新しいアパートに引っ越します。
同居人は中肉中背のイカつい系の見た目ですが、部屋は問題なく彼はそこに決めます。

スティーブがいない間に、ひとりビデオをみる同居人。
単なるBDSMかと思いきやスナッフビデオ。

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女性を拘束しバラ鞭でぶっ叩きつくした後、おもむろに首をざっくり。
この時の首が切り離される時間の掛かり具合が絶妙。 

エル知ってるか……マチューテでも首の骨は叩き潰さないと、斬首って時間が結構かかるんだぜ。

へへっと嗤いつつ映像を見ている同居人。
こいつは怪しい、怪しいぞ。

そう感じたのはスティーブもだったらしく、同居人の姿が見えない時に彼のスペースへ足を踏み入れると……。

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何か祭壇ある……しかも人形が数体並べてある……それに鉤十字の壁掛け……こいつは一体。
そしてそこにあったビデオを何気なく再生してみると、そこには拷問されるある女性の姿。

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今度は腸をびろびろーん。
手でこねこねして、引っ張り出して、一掴みをにぎにぎすると楽しげに彼女の体のうえに載せてみたり。

なんじゃこりゃーーーー!

衝撃を受けるスティーブ。
そう同居人はナチスドイツ時代から延々と続くエイリアン研究、UFOの軍事研究をしており、なおかつ血の生贄を好む男。

人形の由来はここで判明します(とりあえず)

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この少女の持ち物だった人形達、少女が拷問を受け血反吐を出すたびに人形の顔に吐き出していたのでした、まる。
(彼女が何者かは見落としました……)

ナチスドイツ時代から現代に至る密かな陰謀を目撃してしまったスティーブ。
哀れ、祭壇に飾られることに。
まず殺害、斬首、顔の皮を剥いで。
こうなる。

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それから眼球を繰り出すのだけど、監督の趣味かなあ。
とてもとてもとてもねちっこい
視神経のびろーんとした眼球を片眼づつ取り出すと、ナイフで、細かくミンチにしてゆく。
で、そして頭蓋骨の上部を切って、
脳みそを露出させると、こねるこねるこねる。

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一通り処理が済むと、そのまま鉤十字の旗が被せられる。





はっ!と目覚めるスティーブ。
目が覚めたのは、何処かの廃屋。
そして自分の目の前には、ガスマスク男がカメラを回している。
怒りのままに、斤?か何かを振るうスティーブ。
執拗に相手を叩き潰す。

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ひととり暴れ、相手を倒して一息ついたスティーブは、ガスマスク男のマスクを剥ぎ取る。
そこには………。

訳がわからず逃げ出すスティーブ、いつかの森、いつかの……。
そしてThe end.

人形は多分、呪いやナチスドイツ研究へ引き寄せるための呪具みたいなもので、人形ホラーではなかったです。

またスプラッター描写、人体損壊描写がありますが、派手というよりリアルさに寄せているため、若干の肉肉しさが足りないかも知れませんが、PART2のゴアが、皮膚、筋肉層、頭蓋を覆う膜など、地味にちゃんと(?)しているので個人的には好きなタイプでした。
眼球みじん切りと脳みそこねこねクッキングとか、鮮血で赤いだけじゃなく、めにょめにょした感触がたまらんかった。

ルシファー・バレンタインやフレッド・フォーゲル等にインスパイアされたと監督が仰っており、
個人的には、言われてみれば執拗なゲロと内臓捏ねくり回しに前者を感じました。

この監督の作品は初めて観ましたが、ストーリーをブラッシュアップするか、それこそフレッド・フォーゲル監督作なみにトーチャーポルノに徹したら、伸びしろありそうで化けそうな予感が……(当てにならない予感w)
唐突に異世界がタッチしてくる展開はイッテンバッハ監督風味でもあるような……ただイッテ先生は抜けがありますが、こちらはカチコチにシリアスなのでカラーの違いはあるかあ。

また何か機会があれば別な作品も手にしたいところです。

おまけ
特典より。

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リスカ、横はファッション。縦はガチだと思ってます。
演出のリアル寄り、何か熱量があっていいなあと思うのです。

おしまい。

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