【本日】東京音楽大学 吹奏楽アカデミー専攻 秋学期修了演奏会
2日間の集中練習も終わり、いよいよ本日東京音楽大学吹奏楽アカデミー専攻 秋学期修了演奏会です。
今回のメインはマスランカ作曲の交響曲第8番。演奏時間が短い吹奏楽作品が多い中、この作品は約45分の大曲。長い曲を集中して演奏することが指揮の下野竜也先生いわく今回の目的なのだそうです。
他にはネリベル作曲の「アンティフォナーレ」、そして名曲リード作曲「アルメニアンダンス全曲」を演奏します。
ネリベルの作品はこの記事のトップ写真にあるようにホール左右にあるバルコニーからバンダ(舞台以外で演奏するパートのこと)のトランペット3、トロンボーン3が演奏し、サラウンドな響きをお楽しみいただけると思います。
リードのアルメニアンダンス全曲は確か5年前の修了演奏会でも取り上げた作品で、ただその時はトランペットの学生がおらず、エキストラの器楽科の卒業生1人に協力してもらって本来5パート必要なところを2人で演奏した記憶があります。コルネットとトランペットパートを休むことなく吹きまくっていました。あれは壮絶でした。
今回は8名の学生が頑張って演奏してくれるので、僕はサポートに徹します。
マスランカのトランペットパートはどこまでも高い音を要求してくるので、1stはピッコロトランペット持ち替えでの演奏です。大変にキツい曲ですが良い経験になるのではと思います。
マスランカ自身がこれまでに作曲されたいくつものコラール(讃美歌)をつなげ合わせた作風になっているとのこと。また、ネリベルの作品も宗教的な意味合いが強い作曲家なので、今回は「歌」「祈り」というテーマを感じられるかと思います。
平日の少し早い時間なのでお越しいただけるかわかりませんが、もしお時間ございましたらぜひ東京音楽大学池袋キャンパスまでいらしてください。
東京音楽大学吹奏楽アカデミー専攻 秋学期修了演奏会
2024年11月27日(水)
開演17:40(開場17:10)
東京音楽大学池袋キャンパスA館 100周年記念ホール
入場無料
指揮:下野竜也 特任教授
ご来場お待ちしております!
荻原明(おぎわらあきら)