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吹奏楽アカデミー秋学期修了演奏会レポート


先日の11月27日(水)に東京音楽大学吹奏楽アカデミー専攻の秋学期修了演奏会が開催されました。今年度後期の合奏授業の発表会です。

直前の月曜、火曜は指揮の下野竜也先生による集中練習があり、これまで授業で作り上げてきたものがどんどん最終形として完成されていくのが純粋にすごかったし、勉強になりました。
本番はいろいろアクシデントもありましたが、全体的には集中した緊張感を維持した演奏だったと思ます。

そして何より吹奏楽アカデミー専攻の3期生である今年度の4年生にとって最後の修了演奏会でした(他の本番などはまだいっぱいあります)。トランペットには現在4人の4年生がいまして、吹奏楽アカデミー専攻が開講して初めてのトランペットの学生です。

個性的すぎる4年生

最初の2年間はトランペットの学生がいなかったので基本的に授業も本番も僕ひとりで演奏してました。マジでキツかった。

それが一気に4人増えたので随分と演奏が楽になった…かと思えば最初は全然そうではなく、どこでミュートすればいいか理解していないし、譜面は製本しないから譜面台から雪崩起こすし、生意気だし(笑)、自分が演奏に集中できなくなりました。
そんな最初は頼りない1年生でしたが、演奏も事務的なところも少しずつ任せられるようになって、4年生になってからはほぼ全部任せっきりでも大丈夫になり、今回の難曲も一生懸命頑張って演奏している姿を見て、成長を感じました。

この修了演奏会は吹奏楽アカデミー専攻の中でも大きな存在のひとつですが、まだまだ気が抜けません。普通の大学は4年生になるにつれて楽になっていくと思いますが、この専攻は逆です。
近々に控えているのが卒業演奏。20分程度のソロ曲を演奏します。他にもバンドディレクションというメイン授業のひとつでは現在進行形で吹奏楽アカデミーの学生と講師の吹奏楽団に対して4年生ひとりひとりが指揮台に立ち、自分で選んだ作品で指導法の実習をしています。また、作編曲系の作品発表(合奏の授業で披露します)が年明けにはありますし、トランペットパートにとっては今年初の単独の学外演奏会を3月に開催することになりました。

なので、多分休む間もなく卒業を迎えてしまうのかもしれませんが、とにかく最後まで体調を崩さず完走することを願うばかりです。


荻原明(おぎわらあきら)

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荻原明(おぎわらあきら):トランペット
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