アンサンブルA部門の話(第2回荻原明門下生トランペット発表会)
2025年1月26日(日)に開催します「第2回荻原明門下生トランペット発表会」。エントリーは今月中旬に締め切り、35名の方にご参加いただけることになりました。ありがとうございます。
エントリーを締め切り、いよいよ具体的な準備を進めるわけですが、その中のひとつ、「アンサンブル部門A」に関してのお話。
アンサンブル部門Aは、トランペットアンサンブルをやりたい!という方が個人でエントリーしていただき、集まったメンバーでひとつのステージを作る部門です。
この部門の難しいところはエントリーしてくださる方が何名いらっしゃるか事前にわからないため、曲と編成を決めるところ。かと言ってメンバーが集まってからそれに合わせて曲や編成を決めるのでは「この曲やるなら参加したい!」という可能性を逃してしまう。
前回の第1回の時は、それこそ2名のエントリーでも何とかなるように4重奏の曲、しかも結構難易度が低いものを選んだら、7名の方が参加してくださり、初回の合わせでほとんど完成してしまい、それはそれで困ってしまったところもありまして今回は一気にハードルを上げて、14重奏のアイーダより「凱旋行進曲」や、師匠であるケンツビッチ(津堅直弘先生)が書かれた「胃腸薬の主題による4つの変奏曲」などにチャレンジすることにしました。
最終的には12名の方にご参加いただけることになったので、アイーダをする上でもなんとかなりそうで一安心。足りないパート(バンダのアイーダトランペットのパート)は東京音大の学生にお願いしました。
楽譜は結構難しいところがあるのですが、皆さんそれぞれのレベルに合わせて音域を変えたり、リズムを簡単にしたりと工夫していく予定です。
パート決め
パートの決め方もいろいろ考えたのですが、エントリー(参加申込)をしてくださった時点で詳細メールお送りし、その中に楽譜のダウンロードURLも掲載しました。その資料を閲覧していただき、ご自身がやってみたいパート、このパートならできそうだな、と思われるパートをある程度決めていただくようにしました。
そして、エントリー締め切り後に皆さんからご意見をいただき、それを元に最終的に荻原が編成を決める、という流れにしました。
練習回数
練習回数は11月,12月,1月にそれぞれ1回ずつ、計3回行います。
少なくない?と思われるかもしれません。確かに一般の吹奏楽団や学校の吹奏楽部などの多くは、ひとつの演奏会に向けて数十回(以上)の練習を行うことがほとんどだと思います。
でも、その数十回の練習のほとんどは、個人の譜読みを兼ねていたり、感覚的に構造を覚えていく習慣があっての回数ではないかと思います。また、一般の楽団ではメンバーの方それぞれが何かと忙しく出席人数が少なく人数が揃わないことで起こるアンサンブルバランスの悪さが回数を多くしなければならない原因のひとつだと考えます。
そこで、アンサンブル部門Aの参加条件は、3回あるうちの2回は必ず参加すること、そしてご自身で可能な限り譜読みを進めておいていただくことを掲げています。難しい場合はツキイチレッスンにお越しいただき、譜読みを一緒に行うことができる、ともお伝えしています。
それによってアンサンブルは3回の練習でも可能であると考えています。もちろん詰めていくことで演奏レベルを高められると考えることもできますが、そもそもコンクールに出るわけでもありませんし、この発表会の最も重要なところは音楽やトランペットを改めて楽しいと感じてもらうこと、そして同じトランペットを演奏する者同士の繋がりが増えることなので、これで良いのです。
あとは譜読みをできるだけ頑張っていただいて、11月最初の休日(もうすぐ!)に第1回目の練習があります。楽しみ。
こんな感じで発表会の準備を少しずつ進めております。家でパソコンに向かって調整したり、頭を使って入念に考える時間がなかなか取れずに進行が遅くて焦ってしまいますが、できるだけ早くいろいろ決められるよう頑張ります!
荻原明(おぎわらあきら)