解像度
今日の雑談でこんな話題が出てきました。
パスポートを発行しに行く話をしていたら、新しいパスポートのデザインには、葛飾北斎の富嶽三十六景の絵があしらわれている、という話になり、そこからの話題です。
「葛飾北斎が富嶽三十六景で描いた波の絵が、ハイスピードカメラで撮影された波の様子にそっくりだったんだって」
この話は、何年か前に話題になって知っていたことです。
ハイスピードカメラを使って作品を作っているフランスの写真家さんだそうです。
ほんとうに葛飾北斎の波に似ていて、びっくりしたんだよなあ。
きっと、その瞬間のことを、すごい解像度で切り取ることができたんだと思いました。
人によって、五感の解像度は違う。とても届かない解像度を持っている人にとって、その世界はほんとうに豊かだろうと思う。それは、そうでない自分には想像することしかできないけれど。
と同時に、そんなに高い解像度を持っていたら、その情報量に潰されてしまうこともあるだろうなと思う。それから自分を守るために、凡庸な自分は、自分を鈍感にしているのかもしれない。
蓋をしないでそれに向き合うことは、想像するだけで大変なことだなあ。
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