水を飲む蜂 の はなし
先日 実家に帰った日のこと。
ダイニングテーブルの上に
水を飲む蜂の写真とその理由について
書かれた紙が貼られていた。
「どうしてこんなもの貼っているの?」
と少し笑いながら両親に聞いてみた。
この夏、毎朝暑い中
家の植物たちに水やりを続けていたところ
アシナガバチが2匹
どこからか同じ方角からやってきて、
水たまりに止まってはまた来た方へ戻っていく…
ということを繰り返していたそう。
初めは何をしているのか何のためなのか
さっぱり分からなかったそうだが、
長い足が綺麗にしまわれて風に乗って飛ぶ…
1匹が帰ると入れ替わりでもう1匹がやってくる…
そんな姿があまりにも健気で優雅だったのだとか。
インターネットで調べてみたところ、
「巣の温度を下げるために水が必要」なのだそう。
それを知ると尚さら可愛く思えて、
水やりの時間の辛さも
少し楽しくなったのだそう。
最後に母が一言、
「そんなに暑いなら、
巣に直接水をかけてあげるのにね」
それはやめてあげて。
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