女教皇 High Priestess
タロット大アルカナ II は、女教皇。
タロットが描かれていた男性ファーストな時代に、女性の教皇がいたのかという疑念はありましたが、説によるとまだ少女期である修道女の中でより上とのつながりの強い娘が神託を告げるためにそういう位置に配置されていたようです。少女期の純真無垢さと、高いスピリチュアリティを象徴したカード。二本の柱は陰陽を象徴していたり、カーテンに覆われているというのは、精神性は高いけれど、人間としての生活や豊かさみたいなものからは隔離されています。
神の声は聞こえるけど、自分の声はきこえない。
お偉い方々に、上の意志は伝えられるけど、下々の実生活の悩みには答えられない。
そんな感じ。
手にもっている書物はアカシックレコードの書と言われています。アカシックレコードの書をもっているからといってそれはあくまでも記録であり、預言書ではありません。彼女があくまでも閲覧して、伝えるだけです。
わたしたちは、子供の時ほどまだ向こうの世界との繋がりが太く残っていて、理屈や常識とかでは図りきれないものをキャッチしやすかったことを覚えていませんか。少年少女期の不思議体験やデジャヴ、金縛り、大人には見えない小さい人や緑の人、水場にいる透き通った存在、霊との交信や宇宙人との会話、人や物の周りを覆う色、大人になるにつれて意識的に見ないようにしたり、封印してしまった人もいるのではないでしょうか。でも私たちにはそんな学校では使うことのない、そして他の人に説明のできない力が備わっています。
チャネリング、これもひとつの第6感的才能。カードを読んだり、星を読んだりするときに使うのもこのあたり。ちょっと前に、まじょこさんはチャネラーですか?と聞かれちょっと詰まってしまいました。なにも使わずになにかその人のことを読むってことはしたことがないので、厳密にはチャネラーではないです。
とはいえ、手相、カード、易、星、数秘、占いと言われる類はすべて道具や手法がトリガーとなって、星、カード、手相、数、八卦を超えたところにある何かにアクセスして読まれていると思います。もちろん、その占い師というフィルターを通すことで同じところにアクセスしていても、それぞれ表現方法は多少なりとも個性がでるとは思います。その個性にセンスのある人が売れる人なんだなと思います。
そして、私なんかはカードや星を持ち出さなければ、そこのスイッチを入れないので、勝手に誰かの情報をダウンロードしたりしませんし、入ってくることもないです。ある意味、守られています。
芸術、音楽、ダンスや表現の世界へすすむ人たちは、この第6感的才能を生かしている人たちが多いかと思います。
描くもの、創るものに説明のつかないエッセンスが入ってくるとき、そしてそれが多くの人の潜在意識に共通して存在しているものだったりすると、多くの人の心を揺さぶり、感動を与えます。
身体を使って表現するダンスや表現の世界は意識と身体を最大限につなげて、そこに表現するというパフォーマンスを加えることで、熱いバイブレーションを見ている人に伝えます。
それは古くは祭事や神事に捧ぐ物として踊っていたり、歌を歌ったりしていました。みんな魂のなかにくすぶっているもを表現できる時間を私たちはもっていました。盆踊りやお祭り、パレードなどは、そういうものの名残りでしょう。
女教皇がリーディングに出た時は、そんな誰しもが持っているシックスセンス(第6感)がしっかりと働いているとき。もしくはもっと自分のシックスセンスを信頼してほしいとき。
芸術面でそのセンスを生かしなさい。人によってそれは音楽かもしれないし、絵かもしれないし、立体物かもしれないし、ステージで表現することかもしれません。自分の表現にもっとそのシックスセンスを取り入れましょう。またはもっているそのセンスを信頼して。というメッセージ。
また、頭ではわからないと思っていても、だれか身近な人の口を通してメッセージが伝えられたり、シンクロニシティとして受け取ったり、なにかしらその人のわかる方法で伝えられることを示していると思います。それはちょっと他の人に説明するのは難しいけれど、自分だけが納得できる内容なのです。そういうメッセージをちゃんと受け取ってね。またはそういう力がそもそもありますよ。という確認で引いたりします。
あとは、覚醒。そんな力は自分にはないと思っていたけど、そんな力に気付くことで、世界感、視野が広がります。実際の行動はまだ伴っていないかもしれませんが、まずは意識が覚醒するという状態。悟りに近い状態。瞑想。内観する。意識の調整。
自分の中の霊性の高まりを示しているといえるでしょう。
今これを書いてるときの星、乙女座に火星と水星と金星が…集まっています。これもまさに乙女座のイメージと女教皇なんかつながりますね。乙女座の完璧主義と調整力、今日の月は蠍座なので、神秘的要素も加味されて、女教皇について書かされたのかな...(途中眠くて何度も寝落ちしましたけどw)