Twitter2_進撃の巨人
これはTwitter(Twitter)には書けない、進撃の巨人に関するネタバレを含む感想をだらだら書く第二のTwitterである。
進撃の巨人を見てない人はこの先は見ないでください。いや、ネタバレ気にしないから大丈夫だよ~じゃなくてさっさと見ろ。見るまでお昼休みに入らないからな。
Twitterレベルのお話しかないので考察とか新解釈、みたいなものは出てこないです。youtubeのショート動画見る時ぐらい頭空っぽにして見てください。
では、以下感想です。
最初から最後まで作品の"顔"である超大型巨人
最初にエレン達に絶望を与え、作品のキービジュアルなんかでも巨人を一匹描くならこいつってぐらいよく出てくる超大型巨人。
とはいえネームド巨人はこの後いくらでも出てくるし、超大型巨人はその一匹でしかない。始祖の巨人や進撃の巨人、鎧の巨人に比べたらその格は一つ落ちるだろうと自分は思っていたが、最後まで全く落ちなかった。
序盤の存在感は言わずもがな、壁の中の最終決戦においては事実上ラスボスだし、アルミンが継承してからもその力は大いに役立てられた。地鳴らしするのも超大型巨人だし最終決戦の鍵も超大型巨人のパワーが切り札だったし、最後の殴り合いに至っては超大型巨人同士の殴り合いだった。序盤から終盤までずっと物語を代表する巨人であり、まさに顔と呼ぶのにふさわしい活躍だったと思う。
この壁の向こうに何がある?幼き日々に憧れた真実がすぐそこにある
その真実が、これでーすwwwww世界は残酷すぎる。
壁の外の真実の何がエグいって、全く劇的じゃないんだよね。登場人物や物語を見ていた我々からすればそりゃ判明した当初は衝撃的だったとは思うけど、正直壁の外の世界は巨人云々を抜けばあまりに現実的すぎる。壁に捕らわれている時はあんなにもファンタジーだったのに真実を知れば途端に現実に叩き落とされる。屍で道を作った結果がこれ。エレンがガッカリするのも分かるよ……壁の外に人いなかった方がワクワクしたよな……。
"地鳴らし"のかっこよさ
響きがシンプルすぎる、故に良い。進撃はこういう、名称がシンプルなんだけどだからこそかっこいいみたいなのが多い。天と地の戦いとか。
地鳴らしがその最たる例で、今作品最大の力にして悲劇なのに「地鳴らし」という名前の簡潔さ。起こる事象も至ってシンプル、無数の巨人が世界を練り歩くだけ。たったそれだけなのに世界をリセットするほどの破壊力を持つ、非常に巨人らしい力。美しい。実際に使うとやばすぎるからあくまで抑止力としての運用のはずが実際に発動してしまった時の絶望感、本当にたまらない。
頭進撃の巨人
エレン・イェーガーは異常に自由を求めたり巨人憎しで突き進む行動力があるけど何でだろう……
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進撃の巨人は自由を求めるからその影響なのか!
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全然そんなことなくてなんなら歴代進撃の巨人が自由を求めてるのはエレンが干渉してるから。こいつがイカれてるだけ。
ミカサ・アッカーマンはエレンに異常に執着するけど本当に好きなだけか?恋愛感情にしても流石にやばすぎでは?
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アッカーマンは主人と決めた相手を命がけで守る習性があるから勝手に動くだけなのか!
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全然そんなことなくてアッカーマンにそんな縛りはない。こいつがイカれてるだけ。
こういう、能力の凄まじさ以上にその人間自身が持つ感情や信念みたいなのが恐ろしい、みたいなの大好物。左翔太郎好き。
まあ歴代進撃が自由を求めてるのはエレンのせいってのは僕の解釈がちょっと入ってるけど、クルーガーすらエレンに干渉されてたのでまあ多分そうなんでしょう。
OPが全部良い
改めていうほどでも無いけど、良いものは良い。特にFinal seasonの最初(Final seasonの最初?)のOP、「僕の戦争」は素晴らしい。最初見た時は訳が分からなかった。巨人なんていなくて、ただただ色褪せた現実と硝煙が立ち込める戦争、顔がない無個性な兵隊、自由を求めた鳥達が無惨にも堕ちる姿をただただ見せられる狂気の映像。これまでの巨人を倒すヒロイックな物語はそこには無くて、辛く悲しい現実を叩きつけてくる衝撃は中々味わえるもんじゃない。素晴らしい。もちろん他の、シンプルにかっこいいOP達も大好きです。
エレンイェーガーが巨人を駆逐する物語
マーレ編開始辺りが特に顕著で、この物語は謎の展開とその回収が次々行われて色んな人間の立場がバタバタと変わる。巨人を倒そうとしてた側が巨人を使ったり、人類を滅ぼす仇と思ったら実は人類を救うヒーローだったり。兵士だと思ってたやつが戦士だったりメンヘラだったり銃フェラしたり課長だったり。
そんな風にキャラの立ち位置が目まぐるしく変わるけど、大枠で構図を見ると一貫してたりする。最初から最後まで人類を脅かす驚異に立ち向かうお話だし、最初から最後までエレン・イェーガーが巨人を一匹残らず駆逐する物語だし。敵、なんなら悪魔にすら見えるような相手すらよく知ればただの同じ人間なんだよってお話だし。ごちゃごちゃ色々あるけど、一本芯が通っているような物語が僕は好きです。ガビはこの物語もう一人の主人公なのではってくらいこの作品のテーマを体現してる気がするので僕は好きです。
ハッピーエンド、ではないけど希望はある
まあ人類が8割死ぬことをハッピーと形容するのは些か道徳が欠如し過ぎているか……とはいえ主人公の望みは叶った訳だし救われた人間も多い。特に世界から疎まれて死ぬしかなかったユミルの民には救われた人も多いと思う。ユミルの民が絶滅するのが世界のためなんて言われても納得出来んよな……僕も近しい人間少数と知らんやつ多数を天秤にかけたら近しい人間の方選ぶと思うし。ジークの安楽死もなるほど、となるぐらいには良いなと思った。今生きてる人間が死ぬ必要は無いわけですからね。皆が皆、より良くあろうとしてるんだよね……でも世界が残酷だからこんな悲劇が生まれるんだよね……ガビ山さん……
こんなもんですかね。
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