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実験ストーリー

3年前、まさに私も言った。
「好きで主任になったわけでもないし、転勤なんてしたくなかった〜!!!」

リーダーになると金庫の鍵を預かるんだが、私もポケットに入れっぱなしのことが多い。なので何度も呼び出され、病院に戻ったこともある。
その時に、笑ってくれるメンバーだったらいいが、冷たい目で「しっかりしてください」と一言のみのこともあった。

出世=幸せ の勘違いから生まれる不幸

私もそうだった。
仕事が早い。
周りをよく見てサポートしてくれる。
雰囲気も良くしてくれて、助かっている。
上司からのありがたいお言葉をいただくことも多い。

が、私が意識しているのは、私がいかに定時で帰れるか、にコミットしているからだ。
同じ8時間でも、イライラして働くより私自身が笑って過ごしたいし、仲間にも笑顔でいて欲しい。
不機嫌は伝播するし、環境汚染だと私は思っているから。で、患者さんの顔色や体調変化だけでもセンサー充分なのに、スタッフのご機嫌センサーまで作動させてたら疲弊しちゃう。…もれなく私は、多分看護師たちは、そういう心の機微の動きセンサーもキャッチしやすいと思ってもいる。

でも、基本的に私は、私が幸せであれば充分なのだ。
お金さんも、食べるのに困らなければいい。
そりゃあ、無いよりあった方がいいが、そもそも物欲もあまり無いから、普通に年季の入ったの私服を着てたりして、いまだに母から注意もされる。
余暇の時間で、看護以外のことをしまくりたい。
ヨガやピラティス、マラソンや登山もしたい。

そうなると、超過勤務は私にとっては不快なのだ。
だから給料さんが増えても労働時間は増えては欲しくない。予期しない転勤は、通勤時間の延長にもなり、超勤が増えた上に、主任だからと言って、通常業務にさらに病棟全体の目標とかあれこれが追加された。

昔のように、出世したら給料が右肩上がりで、みんなが燃えていたらいいのかもしれないが、今はそこそこでいい。が増えていないか?
自分たちの頃は1人でなんでも出来ないとこなさないと、一人前にみてもらえなかった。必死になって、時間外に自費で研修参加して、新人たちは自己研鑽という名のサービス労働… あれでは辞めるか病んでしまう。

そして、この記事を書いていて、思い出した。
降格制度もあるということ。
なのに私が希望していないということは、私は望んで、今の役職なんだ。

案外、任命された方が責任逃れもできるという事実に気付く。私が望んでないことを押し付けられたからと言って言い訳に出来るんだ…。そうやって、自分の能力に蓋をする。仕事の能力を試さずにを隠そうとする。だって真剣にやって打ちのめされるのが怖いから…。

さあ、私は何を選ぶのが幸せなのか。
今日も実験、スタートです!!





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