家電の充実と家事満足度は比例しない
昔、「アメトーーーク」で家電芸人の回があった。それが案外面白くて、便利家電から最新家電までラインナップ。
放送翌日はその話題で盛り上がったし買い替えの検討材料にもしたものだ。
旦那は、家電製品を見て回るのが好きだ。というか買い物の時に、即決することはほぼ無く、購入の前に事前リサーチを行う。自分でも調査、比較した上で、実際の店舗に行き、店員さんの声を聞く。質問して、納得いくまでは買わない。
私は家電に関して、あまり興味がないゆえに、〇〇デンキや電気の〇〇などで2時間もそこに居座られると、非常にテンションが下がる。話し込み始めたら、まずマッサージチェアコーナーで最新マッサージ機能とリクライニング具合をお試しし、その後は最新テレビで鑑賞する。で、戻ってみると、まだ全然盛り上がっていることもしばしばだ。
購入は熟慮に熟慮を重ねた上で、旦那の厳しい選定を終えた商品達が、私の前に出される。もはやもう、購入一択だろ、私の意見を求めるつもりは1ミリも感じられず、財布待ちなのである。わたしが言うのはこの一言だ。
「で、どこまでがんばってくれます?」ビッグスマイルで。
というわけで、家には田舎の地方としてはなかなかの充実具合の家電が我が家には、ある。
食洗機が贅沢だと実母に言われたのは遠い昔。ロボット掃除機登場、コードレス掃除機、生ごみ処理機。空気清浄機は各部屋に配置、アレクサやTVも音声で作動する。
これは案外曲者で、オンラインで会話中にTVがついたりするのは厄介だけれども。
洗濯も乾燥まで選ぶことが出来るし、電気圧力鍋に材料を入れれば自動で調理をしてくれる。
食パンもお餅も家で作りたてが食べられるのだ。
では、私がそれで充実した生活ができているのか?家事から離れて負担が減った実感はあるのか?
少なくとも私は違う。便利家電が多機能になればなるほど、使える機能は元々少ない私にはボタン操作が増えるだけのように感じるし、故障も多い気がする。
修理と思っても、保証期間過ぎてすぐが多い気がする。
調理家電は重くて洗いにくいものが多いし、年に数回使うだけのものも多い。手動のかき氷製造機の方が使用頻度が高かったりもする。
そして何より、家電がどれだけ充実しても、ピッピッの機械音やあちこちで聞こえる操作音。もしくは自動音声…。「今日もお疲れ様」「ありがとうね」そういう一声は、やはり人間でないと、出てこない。
買ったら終わり、でも使用感の感想を私から聞くのではなく、自分で使ってみて、しかも何度も。それからレビューなどを記入してもらいたいものだと切に願う。参考にする主婦は大勢いるのだから。
それにしても、一度も使用していない家電もあるが、あれはどうしたらいいものか。今度こっそりとリサイクルショップに持っていこうか。
ちなみに、実家では、昭和の扇風機はまだ現役です。
今は名前を変えたあのお店の製品が、台所で夏になると大助かりです。
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