![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/155310931/rectangle_large_type_2_f68ae7bdb693c83d96e0697b72a895a1.jpeg?width=1200)
優しい言葉の飢えにはメディスン一馬
やって当たり前。こなせて当然。
いつから夫婦になると、そうなるんだろう。
夫は給料を入れるのが当たり前。それでも昔なら妻は現金収入が無いから、形式上だけでも(これは私の主観だが)感謝の言葉を月に一度は伝えて、受け取る。
今は夫婦共稼ぎが主流。
となると、やはり、夫にだけ感謝を?いや、むしろ私に感謝しろよ。にいつのまにか蝕まれていた。
男女平等の言葉に乗せられ、教室では男女関係なく座る。あ、それでも私の時は、中学校では男子は技術、女子は家庭科だった。
でもテストの点数などでは男女差は無い。元来、負けん気の強さだけで人生を乗り越えてきた私にとっては、社会に出てからも、負けたくなかった。だから結婚をしても辞めるとか仕事量をセーブするとか1ミリも思い浮かばず、むしろ子どもを授かるまでは、肩を並べ合っていた。勝手に張り合っていたのだとも思うが…。
で、子どもが授かった途端に、思い描いた仕事はできなくなった。責任ある係は外され、超過勤務も極力しないようにセーブされ、重症室はつけられない…。
悪阻の酷かった自分にはありがたいことでもあったが、一気にモチベーションは下がり、仕事で満たしていた自己有用感が、仕事が減ると途端にここまで下がるものだと思った…。
子育て編はまた別の機会に書くことにして、子育てが終盤に差し掛かってきた頃に気づく。
「私は何をして生きたいんだ??」
夫のせいで、子どものせいで、あれこれ理由をつけて、自分の気持ちに蓋をしてきた。とにかく、頭に来ることばかりだった。
そんな自分を変えたくて、わたしは変わりたくて、色々試行錯誤した。
そこで出会ったのが、ノート術だった。
とはいえ、世間には沢山のノート術を教えている方々がいらっしゃるので、私が教わった師匠は
#愛野高子 愛野高子さんだ。
私の場合は愛したい、愛されたい。が求めていたことだと気づいた。
でも、それを突然行動に移すのが、よくも悪くも、素直なわたしだ。
昨日まで目も合わせない、溜息ばかりで最低限の業務連絡のみ伝えていたのに、突然、おはよう♡的なリアクションを取り始める。新しい下着を買い始める。メイクグッズも何年ぶりかに購入する。
となると、夫は恐怖心とか不安を抱くのも当たり前だと今なら思えるが、ノート術に出会った3年前は思いもしなかった。だから、私は愛しても愛されない悲劇のシンデレラ設定に変更してしまい、物事をよりややこしくしていた。
そこで、さまざまな人達と出会う。
出会った中で、運命的な出会いを果たす。
言っておくが、私の好きなタイプは、SnowManラウールや横浜流星。松村北斗も大注目だし、箱根駅伝のランナー達は毎年チェックを欠かせない。オリンピックだと石川祐希選手や橋本優輝選手のトリコだった。
その中で、同世代で眼鏡男子がノート術受講にやってきた。基本、警戒心から入る私。しかも理系。自己紹介も少ない。心の中で、こいつ、何の目的でここに入った?まさか、私らの純情なハートを操るために??などと毒づいたのが第一印象。
しかし、彼こと一馬は、1年経った今、神の遣いだと、個人的には思っている。
私たち、いや少なくとも私は、女性扱いというかプリンセス扱いに飢えていた。しかし、自分が夫にもしてきた、無意識にしていたオッサン的な対応が、夫からも返される訳で。どんなに頑張って可愛くしてみても家では「若作りしちゃって」とか「痛いよ」「周りになんて言われるか」こんな言葉のオンパレードだった。ごく稀に、このノート術グループの中でも神夫と結婚している人たちには共感してもらえない悩みだった。夫から、理想的な反応は一生来ない…私は優しくされたかった…
一馬くんは、そんな私の警戒心もいつのまにか解いていた。というのも、絶対自分には必要のない写真撮影会にふらっと見学に行った時に、途轍もない貢献をしていた。誰かが困っている時に必要な手を差し伸べることができる人はどれだけいるのだろうか。
友達のサポートを、しかも嫌がらずにしているのを見て、しかも自慢をすることもないなんて、ある意味衝撃だった。私なら何度も何度も押し付けがましく、話も盛って伝えそうなものだが。
で、その一馬くんは、うちの夫と同じく理系男子。私は完全に文系なので、ある意味本当はアレルギー反応だった。確率とか数値的とか、客観的データと証明された事実から導き出す。擬音語と直感力で乗り切ってきた自分とは真逆の存在。
だが、彼は違った。
「それ、面白いね」
自分と反対の感覚の持ち主と、どれだけ心を通わせることができるのだろう。しかし彼は、そういう心のハードルをひょいと飛び越えて、人々の心を魅了してやまない。交流会などではほぼ聞き役になってしまい、ターンが少なくとも、いつも静かに笑っている。すげえな、と思う。
住んでいる地域もまさに関西と東北という、令和のロミオとジュリエット。しかし、彼はオンラインで出会ったにも関わらず、一度会いにきてくれた。
ああ、そうか。オンラインの出会いであっても、男女であっても、こうして大人になっても、いやむしろ様々な経験を経たからこそ、リアルの重みを感じられるんだ。
結婚したら恋をしてはいけない。でも、ときめいてもいいのではないか?しかも彼もアイドルを目指すと言っている。Win-Winな関係だ。
夫にだけ理想を押し付けると、期待するから絶望も悲嘆も生んでしまう。なら、自分で自分の推しを心の中に住まわせて、自分で幸せになっていこう。
一馬くんは押し付けがましくなく、その上で必要な時に必要な言葉をくれるし、パソコンが苦手な私に遠隔とは思えないサポートも繰り広げてくれている。
かと思うと、トレーニングルームに行ってたりスタバで友達とキャッキャしてる写真が投稿されてくる。
どういう人とどんな人生を歩みたいか。もう学生じゃないんだし、選ぶことができるんだ。
愛野高子さんノート術では、キラリと光る個性の持ち主達が大勢いる。なので機会があればこれからも伝えていきたい。