助けて!と声をあげた日
2019年2月25日(月)の昼ですね。
皆様こんにちは。
休日出勤したから今日はおやすみ。
滝山千紘・30歳女性です。
先週は『性依存症・セックス依存症』の話題を中心に更新しました。
今週は本題に戻し、ロイくん(仮名)と私の話を綴りますね。
1月6日(日)まで時間を遡ります。
弁護士に依頼した。探偵に依頼した。
1月4日に奥様(自称)から連絡あり。5日にロイくんのLINEアカウントが消える。同日元勤務先の法律事務所へ相談。弁護士(以下、先生)からの助言もあり、探偵事務所へ相談(以下、探偵さん)。
自分でも驚くほど冷静に行動してるなと思いました。
先生と話した結果、
・ロイくんが既婚者確定 → 貞操権の侵害中心で話し合いへ
・ロイくんが独身の場合 → 美人局や脅迫で警察へ相談
どちらかで決着するだろうと説明を受けました。
今回のnoteを読んだ方は、ロイくんのLINEアカウントから送られてきた内容は美人局や脅迫にあたるの?!と思う方もいますよね。それでは、過去にも公開した実際のLINE画面を元に解説します。
法律上慰謝料100万って何?
セックス依存症についてnoteを更新した時と同じ画像です。
ロイくんの奥様(自称)から届いたメッセージがこちら。
メッセージの最後に注目してください。
遊びだとしても、既婚者に対して現在不貞行為を行っておりますので、法律上慰謝料100万頂きます。
できれば、示談で穏便にすませたいです。
もし本当にロイくんの奥様が送った内容と確定したら、私は既婚者から騙されていたと確定します。争点は「ロイくんが既婚を隠し独身と言って接近してきたこと。独身と確認したうえで肉体関係を結んだこと」となります。
ロイくんが自作自演でこのようなメッセージを送ったとしたら、私はロイくんに対して「金銭の要求をされた!」となり、恐喝になります。
あと1つ可能性があるとすると、ロイくんは本当に既婚者で、奥様と共謀して美人局を仕組んでくるケースですね。
3つのケースを想定し、先生と話すうちに「まあねえ……相手さんの気持ちはわかるけど。法律的慰謝料の根拠はなんだろうね(苦笑)」という会話があったとかなかったとか。
いずれのケースにしても、私側に落ち度は0というのが先生の私見でした。
もし本当に奥様がいらっしゃったとしても、ロイくんが独身と偽っていた事実=証拠が何個も残っている。
加害者側から示談で穏便にすませたいかあ~調停や裁判は嫌だってことだよね~ずいぶんワガママな提案だよね~みたいな会話があり、少しだけ私の心も救われました。
心の傷は深くなる一方で――
今後の方針は先生と話して決めた。探偵さんも家に来てくださって契約を結んだ時に、ネットバンキング経由で料金も支払い済み。本当に既婚者かどうか調べて頂いて結果が出次第今後の方針も確定。
やるべきことは明確になった。
一方で、目に見えない心の痛みは深くなる一方でした。
自覚症状は全身の倦怠感。当時、別病気で寝たきり生活中でした。ベッドの上であおむけになり安静に過ごしていても、とてつもない全身の倦怠感に襲われました。あおむけになった状態で、上から鉛で体をひっぱられているような。ずーんとした重さを感じました。まったく動けず、寝返りもできない。体の上に大きな鉛が乗せられ、四肢と腰を鎖で繋がれているような感覚が続いていました。
感情面では4日・5日と比較すると何も感じない。無に近い状況です。何も感じないし、何も考えられない。ロイくんの事だけではなく、自分自身のことも何も考えられないんです。顔が水浸しになって濡れている感覚に気が付く=ああ、私は泣いて鼻水が出ていたんだと気が付く感じ。泣いている自覚も、鼻水が出ている感覚も後から気が付くんです。
これらの症状はすべて強いストレスが引き金となり発症した心身症です。
私自身が「これは危険」と思ったのは失禁です。
簡単に言えばおもらしですね。
ロイくんの既婚発覚当時、別の病気が原因で寝たきり生活を過ごしていました。別の病気が原因ですが、自宅療養中は念のため、大人用尿取りパッドを装備。ベッドも汚さないように、介護用の使い捨てシーツをセットして寝ていました。
前述した涙や鼻水に気が付かないのと同じでして、尿が出た感覚がないんです。気が付いた時は尿取りパッドが湿っている。1回か2回分の尿を吸収している。幸い使い捨てシーツまで浸水せず横漏れも無し。ふらつく体でトイレまで移動し、尿取りパッドを付け替えながら声をあげて号泣しました。
私、なにやってるんだろう。
30歳にもなって、おもらしした。
自分自身が情けなくて。持病とは別の病気が発覚→信じていた相手の既婚が発覚と脳が処理しきれない出来事が続き、心がギブアップ寸前でした。
助けて!と声をあげた日
1月6日の22時頃。
自宅で1人おもらしした後処理も終え、シャワーも浴びて体も綺麗にしました。ベッドに戻り横になる。スマホを握りしめたまま、友人にメッセージを送りました。
「たすけて」
送った相手は2人います。
1人は同世代の男友達。遠方に住む気心しれた健全な友人です。
そしてもう1人は、カウンセラーとして働く身近な女友達です。
正月休みも終わろうとしている日曜夜に相談するのは忍びなかった。申し訳ないと思う気持ちと、誰かの手を借りないと私自身が再起不能になる。藁をも縋る思いとは、まさにこの日のような気持ちでした。
「失恋くらいで心身症になる?」は禁句
既婚者に独身と偽られた上に、自称奥様からいきなりの慰謝料請求。
こちらの言い分は一切聞かず、慰謝料を払わなければ先に盗撮されたポルノデータを公開しましょうか?(意訳)と言われ……客観的に読んでも、急激に過度なストレスに見舞われた状態ですね。
私のケースは自分自身でもかなりレアだと思います。相手=ロイくんがセックス依存症という性依存症を抱えている点が今回の騒動の根底に隠れています。
「既婚者に騙されてたなんてよくある話じゃん。」
「それ位で傷ついていたら、人生傷つくことだらけ!」
「センシティブモンスターかよ。」
2019年1月~2月にかけて、実際にこんな言葉も言われました。
「失恋位で心身症になる?」と言ってきた医療従事者もいます。
何がきっかけで心身症を発症するかは人によって異なります。健全なお付き合いをしていた方達も、振った・振られた・理由があって別れを選んだ時に、心が痛んだり心身症の症状が現れるという人も多いですよね。
どんな事情があるにしろ「●●くらいで心身症になる?」という言葉は、症状が出ている人に投げかけてはいけないと思います。
●●に入る言葉を「離婚くらいで」「職場の人間関係くらいで」「仕事の問題くらいで」「家族のトラブルくらいで」「受験失敗くらいで」「いじめくらいで」等に置き換えてみてください。何が心身症のトリガーになるかは、人それぞれ違うという話です。
1月4日の奥様による既婚バレから怒涛の3日間分を更新しました。
フラッシュバックと戦いながらの更新なので、ちょこちょこ閑話休題しながら本編の更新となります。
次回から「カウンセリング受診編」をスタート予定です。時系列で更新すると「妊娠確定~繋留流産編」「ロイくんをカウンセリング編」と続きます。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
心優しいサポートをありがとうございます。