【辜月のN ネタバレあり】 京都に行って啓大生になろう!
※本noteは クトゥルフ神話TPRGシナリオ
大点『辜月のN』 のネタバレを含む
見たい方は下へスクロール!!
ver.3.2 エラッタは下記参照
エラッタ(ふせったー):https://fusetter.com/tw/IBTYEyVW#all
もう少し!!
1.はじめに
こんにちは!2022年6月に『辜月のN』(以下こげぬ)を通過し、見事こげぬ狂いになったぜくとです。2022年は計5回京都に行きました。
そんなぜくとがお送りする、こげぬに関係ありそうな場所の巡礼モデルコースです。実際の京都をめぐりながら自探に想いを馳せてください。
はじめに注意事項及び謝罪。
ぜくとは旅行時あまり疲れずに「ガンガンいこうぜ」なタイプです。そのため時間設定がキツいかもしれません。かなりゆとりを持つように意識していますが、キツくてもお許しください。
❗❗❗本noteの執筆は、2022年5~11月に京都を4度旅行した際の所感を参考にしています。コロナが5類に移行し、旅行需要もかなり復活した2023年5月に改めて見直すと無理な旅程だな……と思います。
実現性のあるルートを提供できず大変申し訳ございません。京都に住んだことがありません! 生まれてこの方関東住みです! 情報に間違いがあればTwitter(@trpgbdg)までお願いいたします!!
某石灯籠のある場所は予約の観点や旅程のキツさを踏まえ、コースから除外しております。紹介は後ろの方でしておりますので、行きたい方はご参照ください。
中の人は紹介するルートで旅していません。ルートチェックは充分にしておりますが、どこかミスがあるかもです。
2.観光にあたって
■日程
1泊2日で回れると思います。が!! 折角の京都、他にも良い場所がたくさんありますので、2泊3日をおすすめします。こげぬ通過時って京都空いてたんだな……。
■宿泊場所
地理的観点のオススメは四条烏丸のあたりです。公共交通機関でのアクセスが大変よく、近くには錦市場という京の台所があります。ごはんうまい、錦……。
京町家に泊まるのも風情があって良いですね。
■移動手段
すべて京都市営地下鉄か京都市営バスを想定しています。これを使って移動します!!
1,100円で京都市営地下鉄と複数社のバスに1日乗り放題の代物。公式サイトはこちら。
京都のバスは複雑ですが頑張って説明します。
本旅行ではいくつか複雑なバス停を通ります。
・四条烏丸
・百万遍
・北野白梅町
・金閣寺道
・出町柳駅前
が該当します。停留所の地図は下記リンクからご確認ください。本noteでも当該箇所は停留所記号を提示します。
■地理について
土地勘がわかるようになりたい! という方は下記のサイトを参照ください。
京都といえば、社会の授業でも習った碁盤の目(条坊制)。その通り名が交差点名になっていることが多いです。
覚えるとしたら
▼東西
・二条~七条の数字シリーズ
・丸太町
・御池
☆今出川
☆北大路
▼南北
・烏丸
・大宮
・堀川
☆河原町
☆東大路
☆西大路
あたりでしょうか? ☆はこげぬの説明するときに紹介していました。
七条はしちじょう、ななじょうと場合により読み方が分かれています。これは興味深い文章があったため、下記に引用します。(引用外はもっとおもろい)
■観光シーズン時の注意点
バスは使い物にならないと思ってください。特に南北(縦)方向の道路がクソ混むためです。
「縦は電車、横はバス」が京都の鉄則です。南北に大きく移動する際は京阪電車や京都市営地下鉄を有効活用してください。
1日目に京阪電車を利用する場合、1日乗車券は買わない方がおトクです。厳密ではないですが5回以上市営バス/地下鉄を利用すると元が取れます。
■地図
3.一日目
■設定
宿を四条烏丸のあたりに予約している。
午前11時に京都駅に着く想定。
到着後宿に荷物を預け、昼ごはんを食べて観光開始!
■11:00 京都駅
「京都」駅に着いたらまずは京都市営地下鉄烏丸線に乗ります。京都らしさを味わいたい方は烏丸口の方に向かいます。
ただ乗り換えたいだけの方は八条東口に向かいます。
①烏丸口ルート ②八条東口ルートの2つを紹介します。EX予約を使っておらず移動に自信のある方は、③在来線ホームから地下東口が最短だと思います。
下の写真の標識は、左から順に②、③、①のルートを表しています。
①烏丸口ルート
近鉄京都駅の看板が見える新幹線中央口を出て、右に曲がります。
エスカレーターを登り、中央口(烏丸口)へと歩きます。
ミスドを横にエスカレーターを降りると、烏丸口に到着です。左手には京都タワーも見えます。
ここからエスカレーターで地下2階まで降ります。
地下2階からは伊勢丹ではない方向に歩きます。
しばらく歩くと少し階段を登り、頭上にはこの案内板が出てきます。
左前方に進むと、きっぷ売り場があります。上述の1日乗車券は専用の自販機で購入できます。ここではきっぷ売り場の左側にあります。
②八条東口ルート
地下鉄のりかえの標識を見つけられれば勝ちです。道なりに進みましょう。
改札を出ると左手にあるマクドナルド方面へ進みます。地下鉄方面への標識もあります。
階段を降りれば改札があります。1日乗車券の自販機は右側にあります。
それでは国際会館方面の電車で「四条」駅へ。
■11:30 四条駅
ホテルに荷物を預け、錦市場で昼ごはんを食べます。
まだ京都歴が浅いのでオススメは提案できませんが、これまでに食べたお店をご紹介。
■13:00 四条烏丸(バス停)
※観光シーズンは道路が混雑するため、バスか阪急京都線を使って京阪本線「祇園四条」駅まで移動し、「七条」駅まで電車に乗ることを強くオススメします。七条駅からは徒歩で養源院まで向かいます。
まずは養源院に向かいます。養源院は10~15時しか開いておらず、早めに行く必要があります。
「四条烏丸:F」のバス停は京都中央信用金庫の前にあります。頑張ってGoogle mapを駆使してたどり着いてください。
直通で最寄りの「東山七条」に行くのは市営バス58号・207号系統(清水寺・東福寺 方面)です。日中は10分に1本ペースで来ます。
そのほか12号・46号・201号・203号系統で途中の「祇園」まで行き乗り換える方法がありますが、バス停の場所が異なり面倒なので待ったほうが楽です。
東山七条で降り信号をわたり、三十三間堂の方に向かいます。三十三間堂手前の交差点を左に入ります。地味な道なので通り過ぎないように注意してください。
■13:30 養源院 (拝観料:¥600)
養源院は戦国時代の武将、浅井長政を弔うために建てられた寺院です。
「浅井長政とは?」という方でも、織田信長の妹と結婚し、娘たちが豊臣秀吉や徳川家に嫁いだと聴けばその凄さがわかるかと思います。養源院は長政の戒名です。
血天井の話は1600年、関ヶ原の戦いの1ヶ月前に遡ります。徳川家康の忠臣であった鳥居元忠らは、家康に刃向かう勢力を相手に戦った「伏見城の戦い」にて敗北し、自刃しました。その遺体は1ヶ月ほど放置され、床板には血の跡が多く残っていました。
一度消失した養源院の再建にあたり、その武勲を評して床板を養源院の天板にしたそうです。(詳しい人向け:お江や淀殿、また豊臣と徳川の確執が関係してきます。)
中に入って右手にある石柱には「大聖歓喜天」と書いてあります。平たく言うと仏教の偉い方です。
中は撮影不可なので実際に見て楽しんでいただければなと思います。中でおばちゃんの解説を受けながら見て回るんですがこの話が結構面白く……。
純粋に観光として一番楽しかったのはここでした。俵屋宗達の襖絵ギミックがスゴイのでぜひ。実物を見る際の面白さを削がないために、ここでは伏せておきます。
観光は1時間弱かかりましたが、今回は普段入れない松の間に入れたので少し長かったかもしれません。
次は啓都大学方面に向かいます。先ほどとは反対側の「東山七条」バス停に戻り、市営バス206号系統(祇園・北大路バスターミナル 方面)で「京大正門前」まで約25分。こちらのバスも8分に1本ほど来ます。
※観光シーズンは道路が混雑するため、京阪本線「七条」駅から「出町柳」駅まで電車に乗ることを強くオススメします。
「出町柳駅前:B」から市営バス201号系統(祇園・百万遍 方面)で「京大正門前」まで行きます。
■15:00 京都大学 / 吉田神社
「京大正門前」を降り交差点を東側に向かうと、吉田神社参道と書かれた石柱が見えてきます。
その道を進み右手に見えるのは、総合人間学部棟やグラウンドなどがある吉田キャンパス吉田南構内です。
左手、時計台やくすのきが見えるのが吉田キャンパス本部です。文系学部棟や図書館などがあります。
ぜくとは京大生の友人と一緒にお邪魔させてもらいました。
噂に聞いていましたが、自転車が多いです。北海道大学も多いらしい? 自探もGIANTのクロスバイク漕いで出町柳から通ってたんな……チェーンは二重にしとけよ。
というのも自転車の盗難が多いらしいです。別の友人曰く、パクられないように自転車をわざとパンクさせたとかなんとか……。
京大新聞を買って読んだり、ネコちゃんと触れ合ったりしながらゆるゆると散策。
ちょっと場所は離れますが、吉田寮前のタテカンは必見です。
校門の接する道路に戻り、東に進むと鳥居が出迎えてくれます。こちらが吉田神社。もともと平安京の守護を目的に建てられた由緒ある神社です。
しばらく歩きもう一本鳥居をくぐると左手に見えるのが今宮社です。
四神石は本殿を囲う形で、すみっこに置かれていました。もちろん東北に石はありません。ただ砂利が敷かれているのみです。
戻って階段を登ると、左手に拝殿やらが見えてきます。
まっすぐ進むと、コヤネと会った神鹿坐像がこぢんまりと佇んでいます。
ちなみに、2020/11/30の緯度経度を調べたら、吉田神社内にある末社、菓祖神社がヒットしました。ここはお菓子の神様を祀っている神社だそう。美味しいお菓子をいっぱい食べたい方はぜひ参拝してください。
ちなみに夜の吉田神社はこわいです。
吉田神社を出て、再び京大へと戻ります。
■16:30 進々堂京大北門前
京大本部の北門を抜け、百万遍の交差点を渡り今出川通りを東に進みます。レンガ調で大きい窓が特徴的な進々堂。
自習用スペースもある京大第二の図書館。歴史は古く、戦前には反政府運動とも関わりがあるらしいです。
2022年7月の訪問時は(コロナ禍のためか)営業時間が短縮されており、10~18時となっていました。
先に料金を支払い、飲むのはもちろんコーヒーです。流石に缶コーヒーは飲んじゃだめですよ!! 今回はケーキセットで注文しました。
※店内は(料理以外)写真撮影禁止なのでご注意ください!
進々堂ではコーヒーのことを「カフェ」と呼び、フレッシュミルクが入ったコーヒーがスタンダードだそう。これまで「カフェ ブラック」ばかり頼んでいたので、今度は「カフェ」を頼もうと思います。
中は木製の長机と長椅子が8組。なんか美術室を思い出しました。コロナ禍でなければグループの大学生も多そう。トイレが和式なので注意です。
本日はここまで! せっかく出町柳まで来ていただいたので、百万遍近くに本店のある満月に寄り、銘菓阿闍梨餅を買っていきましょう!
阿闍梨餅は半生のもちもちしたあんこ系菓子ですが、薄衣で揚げると大変美味だったのでオススメです。
四条駅へは、「百万遍:C」のバス停から市営バス
・201号系統(千本今出川・四条大宮 方面)または
・203号系統(西大路四条 方面)
で「烏丸今出川」まで向かいます。「烏丸今出川」から歩いて地下鉄「今出川」駅に移動し、烏丸線(京都方面)で「四条」駅まで戻ります。
※「百万遍」の乗り場は東大路通ではなく、今出川通に面している方になります。
■余談:啓大周辺のグルメ
ここでぜくとが実際に行った大学周辺のグルメをいくつかご紹介します。
・アオゾラ
1陣のKPをやった際、探索者に堪能いただいたタイカレーのお店です。2階にあり、階段が細く見つけづらいので注意です。
・ジェイムスキッチン
ハンバーグのお店。通称JK。友人に訊いたところ「JK食べる?」と誘うらしい。 毎回100円引きのクーポンをもらえ、ライスはおかわり自由とお腹いっぱい食べたい学生には大変満足な仕様です。
・ハイライト食堂 百万遍店
創業60年を超える定食屋。いやこの量でこの値段って……。まさに学生街の飲食店。こういう店がいらっしゃるのは大変ありがたい限りです。
・総代 麺家あくた川
家系ラーメンのお店。関西で家系食べるの初めてですが、食べやすいお味でした。もちろんおかわり自由のライスと共に。
・おむらはうす 出町柳店
拙noteを読んでいただいた方からのタレコミ。ありがとうございます!
出町柳駅から近くにあるオムライスのお店。そこそこ混んでいるので時間には余裕を持ってください。湯葉オムライスも名物だそう。
・ひらがな館
北部キャンパスの北門からからすぐの創作洋食店。薄めに焼かれたハンバーグはサクサク感もあり美味しいです。
・凜屋 百万遍店
あくた川の隣りにある生パスタのお店。チーズケーキが絶品だと複数のタレコミをいただきました。めちゃくちゃおいしい。
ちなみにぜくとが友人に会った際は、錦市場にほど近い京のおへそに連れていただきました。鯖寿司と日本酒が美味しい……。
他にも河原町近くの先斗町通りの飲み屋街もいいですよね~~。祇園四条になりますがクセの強い店をお求めなら壹錢洋食も。
閑話休題。四条の宿に戻りゆっくりくつろぎましょう。明日は二条城に9時に到着できる時間に起きてください。
4.二日目
■朝
おはようございます!朝早いですね!!申し訳ございません。
荷物は地下鉄烏丸線「四条」駅のロッカーに預けましょう。一日乗車券を使えば途中で降りても同料金なので、帰り道に使用する烏丸線のどっかの駅で預けておくと便利です。
「四条」駅からは烏丸線で「烏丸御池」駅まで向かい、東西線(太秦天神川方面)に乗り換え「二条城前」駅で降ります。一番出口のエスカレーターから地上に出ると、二条城は目の前です。
■9:00 二条城(入城料/二の丸御殿観覧料:¥1,300)
二条城は天皇のおわしけり二条御所の守護、および徳川将軍が上洛する際の居城として築城されました。また、1626年に後水尾天皇の行幸時に拡張工事が行われ、写真の東大手門も天皇を見下ろすことのないよう、わざわざ一階のみに建て替えたそうです。
ここでは重要アイテム、障壁画の虎のバッジを入手しましょう! 東大手門(入場門)から二条城内に入り、すぐ左手にある案内所で200円以上払うとバッジが一個もらえます。絵柄は豊富です。
現在は本丸御殿の修復工事が進行中です。なので鳴滝教授が日記に書いていた二条城の天守台に入ることはできません。あと数年すれば入れますが今度は二の丸御殿の工事が始まります。
唐門をくぐり見えてくるのがその二の丸御殿です。将軍との対面所の役割がありました。内部はとても広く、廊下はうぐいす張りになっています。(意図したものではないらしい)
松鷹図など至るところに狩野派の障壁画があります。竹林群虎図は入ってすぐの虎の間にあります。
また二の丸庭園も見どころ。都心のど真ん中にでけー庭があるの最高に良いですよね。ビルも見えないですし。
11月に再訪したところ天守台、入れました。見える空はこんな感じです。
神泉苑の東端のは東大手門から5分ほど歩いた場所にあります。
次は北野天満宮です。「二条城前」バス停から市営バス50号系統(堀川丸太町・千本今出川 方面)に乗り、「北野天満宮前」で降車します。頻度は15分に1本程度です。
■11:00 北野天満宮
北野天満宮は学問の神様としても名高い菅原道真を祀っています。毎月25日は天神さんの日で、縁日やライトアップが行われています。
天神さんとは菅原道真のことで、誕生日の6/25、および薨去された2/25にちなんでいます。
道なりに進むと三光門が見えてきます。 大極殿のくだりで出てきた門です。
門の内部に日の彫刻、月の彫刻があります。肉眼だと遠くてやや見づらいので、カメラか双眼鏡があったほうが良いかと思います。
※ver3.0まで「日の入りの彫刻」を誤って「月の彫刻」と記載しておりました。誠に申し訳ございません。
→ver3.2にて修正しました。全然見つけられずネットの助けを借りました……。
三光門をくぐると、本殿が見えてきます。
またちょうど企画展が行われていたため、宝物殿にも入ることができました。企画展等のない時期はあまり開いていなさそうなのでラッキーでした。
内部は刀身のみスマートフォンで撮影可能でした。鬼切丸も見ることができました。北野天神縁起絵巻もあります。
○補論:「大極殿」について
もちろん現存していませんが、跡地が千本丸太町(ざっくり二条城の北西)にあります。北野天満宮からはそこそこ遠いです。
千本通は、平安京のメインストリート朱雀大路があった場所に相当します。
「北野天満宮前」から乗り継ぎ無しで鹿苑寺の方へは行けません。まず市営バス
・10号系統(御室仁和寺・山越 方面)
・50-52号系統(立命館大学 方面)
・203号系統(四条河原町・祇園 方面)
のいずれかで「北野白梅町」まで行きます。徒歩でも行ける距離です。
このとき、10号系統はC、50-52号系統はG、203号系統はDに停車します。鹿苑寺へ行くにはGから204号・205号系統(金閣寺・北大路バスターミナル 方面)に乗車し、「金閣寺道:C」まで向かいます。50号-52号系統に乗れれば同じところに乗りたいバスがやってきます。
……直で行こうと思いましたが、ここらで休憩をはさみましょう!
・鳥岩楼
「北野天満宮前」から市営バス203号系統(銀閣寺・錦林車庫 方面)に5分ほど乗り、「今出川浄福寺」で降車。北進し五辻通に入るとあります。
夜は鶏の水炊きを提供しているようですが、昼は親子丼一本です。有無を言わさず出てきます。
※2022年10月時点で夜は営業しておりませんでした。
卵黄あと乗せって反則だと思うんです。一緒に出てくる鳥だしスープがまた美味……
ちなみに中庭もあります。なぜ??? 京都すごい……
「今出川浄福寺」からは59号系統(金閣寺・龍安寺・山越 方面)で直接「金閣寺道:A」まで行くことができます。頻度は15分に1本ほど。
それ以外であれば先述の「北野白梅町」乗り換えです。
■14:00 鹿苑寺(拝観料:¥400)
※2022年7月時点で公衆の展示を目的とする写真の撮影は禁止との看板があったため、写真なしでお送りします。実際に行ってみてください!
金閣寺、もとい鹿苑寺は相国寺の塔頭寺院です。相国寺に属しているお寺と認識いただければ大丈夫です。慈照寺(銀閣寺)も同様に相国寺の塔頭寺院です。
入場料を払うと入館券代わりの御札が渡されます。
しばらく歩くと、鏡湖池にもきれいな姿が映る舎利殿(金閣)が見えます。
順路を進み、安民沢や夕佳亭を過ぎると不動堂が見えてきます。本尊の石不動明王は弘法大師(空海)が作ったと言われています。
首から上の病気、とりわけ眼病に霊験あらたかとのことで、PC箱はお不動さんにお詣りしていたのかな……。とくに自探はいろいろな寺社仏閣に参り、謎の症状が治らないか願っていたので絶対来ていたな、って思いました。いちばんしんどかった。
納経所で竹線香と蝋燭を買い、香炉に供えます。そして「のうまく さんまんだー ばーさらだー せんだー まーかろしゃーたー そはたや うんたら たーかーまん」と真言を唱えます。
※正式な作法は各自で検索してください。
次は建勲神社(けんくんじんじゃ)です。あ~あ気が重い……。
「金閣寺道:C」から
・12号系統(四条河原町・三条京阪 方面)
・204号系統(北大路バスターミナル 方面)
・205号系統(北大路バスターミナル/四条河原町 方面)
のいずれかに乗車し、「建勲神社前」で降車します。バスを降りたら南へ歩きます。
■15:30 建勲神社
最後にして最大のスポットです。皆さんはどこで辜瞳の解除をしましたか? 自探はリラックスできる場所、ということで自宅でした。
明治天皇の宣下により創建され、上洛を果たし、楽市楽座等で京の発展に寄与した織田信長を祀っています。「けんくんさん」とも呼ばれています。
鳥居をくぐり階段を登ると、大平和敬神の石碑が立っています。世界平和の祈願のため、修養団捧誠会により1970年に奉納されました。
本殿へと向かいますが、船岡山に建てられているため、階段も多くそこそこしんどかったです。
息を軽く切らしながら階段を登りきると、山の上からあたりを一望できます。
しばらく歩くと、拝殿が見えてきます。祓串がある神社は初めて見ました。
奥に見えるのは本殿です。しかし写真にでかでかと映っているのは神門であり、本殿はその奥にあります。
2023年2月に再訪したところ、雪が降っていました。(情緒が)死にます。
ひとしきり感慨に浸ったところで帰路につきます。「建勲神社前」からは
・12号系統(四条河原町・三条京阪 方面)
・204号系統(高野・銀閣寺 方面)
・205号系統(四条河原町・京都駅 方面)
・206号系統(清水寺・京都駅)
などなど乗れるバスはたくさんありますが、「北大路バスターミナル(地下鉄北大路駅)」に行ければOKです。
バスターミナルから歩いて「北大路」駅まで向かい、地下鉄烏丸線で「京都」駅まで戻ります。荷物の回収も忘れないでください。
■17:00 京都駅
さようなら京都!また来てください!!!
5.補論
■桂離宮(参観料:¥1,000)
最寄駅は阪急京都線「桂」駅。全ての列車が停まるので、阪急「烏丸」駅(京都市営地下鉄「四条」駅と同じ駅) or 「河原町」駅から大阪梅田方面の電車に乗ればOKです!
「桂」駅の東口から徒歩で15分ほど。下の行き方を見て迷いそうな方はタクシーをおすすめします。バスは30分に1本とやや不便です。
駅前に出たら、京都銀行の右手にある道を進みます。
「桂消防署前」のバス停を過ぎた交差点は、左前方へ。左折ではありません。
下桂の交差点を左折します。
しばらく行くと差し掛かる中桂の交差点を右折します。
下桂御霊神社の奥の丁字路を左折し、道なりに行くと桂離宮の入り口が見えてきます。
表門からは入れません。右側にある入口から入ります。
桂離宮は1時間ごとで入替の基本予約制となっており、3か月前から予約することができます。ご年配の方に大変人気のスポットなので、先々の枠もどんどん埋まってしまいます。
そんなあなたにおススメ! 先着の当日券!!
(コロナ禍の現在は)1日あたり50人分の先着枠があり、8:40から先着で受付を開始し、各回5-10人ずつ参加できます。ぜくとは7:45に着いて5番目、無事目標の初回(9時回)に参加することができました。
希望時間が空いていれば後の枠でも大丈夫そうだったので、ご予定に合わせるのもアリです。
身分証明書を提示して受付を済ませ、参観者休所で料金(¥1,000)を支払い参観証を受け取ります。
ロッカーや貸し傘もあるため、荷物に過不足があっても困ることはないでしょう。
10人ずつ案内されるため待機時間が少々あります。休所内にちょっとした展示があるため、事前勉強をしましょう!
事前予約のうち10名は8:50に案内され、当日組含め残った10名は9:00に案内されました。それぞれに説明員がついてくれる神対応です。さすが宮内庁管轄。
最初にいきなり御幸道に案内されます。鳴滝ィ……
御幸道は天皇が桂離宮を訪れる際に使用され、表門はここに通じています。
天皇は輿に乗って行幸されるので、石畳は輿を運ぶ人を意識して作られています。こちらは霰こぼし。隙間がほとんどありません。
また切石は俗世を表すものだそうです。
桂離宮には多くの石灯籠がありますが、中でも有名なのが写真の三光灯籠だそうです。夜は水面に太陽、月、星が浮かび上がるとのこと。
こちらの石灯籠は曲がり角の標識であると同時に、奥に目を向けさせる目標となっています。石畳の道幅を徐々に狭くする表現も相まって、奥行きを感じさせられます。
松琴亭から中央の池を望むと、奥に月波楼と書院が見えてきます。残念ながら書院は工事中のため一部分しか見れませんでした。
名前の由来である「月は波心に点じ一顆の珠」という一節は、『長恨歌』で有名な白楽天(白居易)が『春題湖上』で詠んだものです。
これ以上書くとこげぬ完全関係なくなっちゃうので打ち止めにしますが、素晴らしい場所なので是非行ってみてください!
■時間のある方は……
※ここからはもうこげぬには関係ありません。ただぜくとが少なくも行った中で、楽しかった京都市内のスポットをご紹介します。
・鴨川
四条河原町周辺は夜になると等間隔に人が座っている、ことで有名な鴨川です。
賀茂大橋のあたりは賀茂川と高野川が合流することから鴨川デルタと呼ばれています。昼は子どもたちの遊び場、夜は京大生の宴会場らしい。
そこから南に行くと様々な楽器の音色が聴こえてきました。ぜくとが行ったときはなぜかジャンベが置いておりました。??
・柳月堂
出町柳駅からすぐ近くの喫茶店。1階部分はベーカリーです。
特筆すべきはリスニングルーム(チャージ料:¥600)。古風なソファや椅子に座りながら、レコードのクラシック音楽を聴くことができます。
私語はもちろんスマホやPC、さらにはノック式のボールペンも使用を禁止する徹底した環境づくりが特徴で、注文もコルクの付いた鉛筆で書きます。
店員さんがコーヒーを運ぶときも音を立てない丁寧ぶり。聴いたこともない音楽を楽しみながら読書にふけっていました。旅行とは。
・出町商店街
賀茂大橋の西側にある商店街。行列のできる有名店出町ふたばや満寿形屋、本のセンスが最高な書店およびカフェを併設した映画館出町座など魅力のあるお店が沢山。
今再訪したい場所No.1です。(たまこまーけっとの舞台なの最近知りました)
・今宮神社
今宮社ではありません。建勲神社から門前通りを北に歩くと10分弱で到着します。
自探の苗字をここからとったくらい素敵な場所でした。
東門を出ると、「あぶり餅」の本家と元祖がぶつかり合っている珍妙な光景を見ることができます。
本家:根元 かざりや
元祖:一文字家 和輔(一和)
白味噌ときな粉の組み合わせが最強……!!
・茶寮 宝泉
市営バス「下鴨東本町」から徒歩5分ほど。とろんとろんのわらび餅が名物です。
お茶うけがまた美味で、庭も良かったです。
・夜の二寧坂 / 産寧坂
清水寺から徒歩圏内。昼は賑わっていても夜はこわいです。星間の駿馬から逃げるシーンはここらへんの写真を使いました。
編集後記
長くてごめんなさい。
↓傍若無人、月を虧くのnoteも書きました。
本noteの感想、ご意見などあればマシュマロにお願いします!メッセージあるとすごい嬉しいです……!
参考文献
井上章一『京都ぎらい』,朝日新書,2015
大点『辜月のN』,犬点書店,2020
鷲田清一『京都の平熱』講談社学術文庫,2013
参照サイト
北野天満宮「北野天満宮」https://kitanotenmangu.or.jp/sp/index.php, 2022年9月4日閲覧.
宮内庁「宮内庁参観案内:施設情報:桂離宮」https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/katsura.html, 2022年10月13日閲覧.
世界遺産 元離宮二条城「二条城 世界遺産・元離宮二条城」https://nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp/, 2022年9月11日閲覧.
建勲神社 「京都 建勲神社 (御祭神 織田信長公)」http://kenkun-jinja.org/, 2022年9月4日閲覧.
養源院「養源院【公式】」https://yougenin.jp/, 2022年9月24日閲覧.
吉田神社「吉田神社」http://www.yoshidajinja.com/, 2022年9月4日閲覧.
臨済宗相国寺派「金閣寺」https://www.shokoku-ji.jp/kinkakuji/, 2022年9月11日閲覧.
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