Oto-Motto! 制作後記

こんにちは〜〜〜!ますぼっとです。

先日投稿した音MADメドレー、Oto-Motto!がお陰様で非常にたくさんの方に聴いてもらえて嬉しい限りです。

そこで、このメドレーの制作後記を書いてみることにします。お付き合いいただける方はどうぞよろしくお願いしますぼっと。

経緯、制作開始

さて、話は今から3年半前の2021年3月に遡ります。この頃、今ほどではありませんが、音MADニコニコメドレーの投稿が少しずつ増えていっていました。時期的には、初代OTOMAD TRIBUTEがこの前月に投稿されています。自転車泥棒合作もNiCoRe:Volution!!もFavOtoMaed3もまだ投稿されていない頃です。

この時期、メドリンクスというメドレー合作のメドレー制作があり、ますぼっとはnicariaさんと「鱒くわえたる猫」というコンビ名でメドレーを共作していました。よければこちらもよろしくお願いします。

この少し前にnicariaさんとはオフ会でお会いしており、そのときにもお声かけしていたのですが、音MADメドレーを作りたい!と提案したところ快諾していただきました。本当にありがとうございます。

当時のDiscord

ということで、音MADメドレーの原曲構成の制作を開始しました。「Oto-Motto!」というタイトル案は当初ありませんでしたが、音MADニコニコメドレーにあまり使われてない曲も混じえながら楽しいメドレーを作りたいよね!という意図はこの時期からありました。ちなみに当初のタイトル案は、「【メドレー】第1回 チキチキ!この曲でやってみたかってん 絶対に楽しい音MADメドレ〜!」(略称:音CHIKI)でした。今思えばこれじゃなくて良かった。

構成の変更

3~4ヶ月ほどが経ち、とりあえず最初の原曲構成が完成しました。この頃の構成は現在のものと全く異なっていました。

消えた幻の構成の一部

ちなみに、Oto-Motto!のオープニング~レトロスペクティブ京都あたりと、Summer、次回予告は、この頃に作った構成から投稿まで構成がほぼ変わっていません。

この頃Haunted Danceが蓑虫さんのメドレーの定番となっており、その逆張り(?)でSummerで締めたいという気持ちがありました。当時は、この部分は釣瓶一本で締めようと思っていましたが、まさかこの後10選1位になる音MADが出てくるなんて夢にも思ってませんでした……

さて、先程の構成ですが、選曲は満足していたものの、ぼくもアレンジ担当のnicariaさんも展開にはあまり納得がいっていませんでした。また、繋ぎに関してもところどころ無理があるように感じられ、音MAD合作用のメドレーとしてはいいかもしれないけど、ニコニコメドレーとしては微妙な感じでした。

音MADニコニコメドレーである以上、ニコニコメドレーとして面白い展開や気持ちいい繋ぎを重視することにし、ここから約1年半の構成会議が進んでいきました。

ただ、これだけ期間が伸びると、既に投稿された他のメドレーとの被り問題が発生してきます。2021年8月に投稿されたFavOtoMaed3では、バトル モミジ山エリアとthanks -you&history ver-の両方が採用されており、既に作成していた構成(Oto-Motto!でも使用した部分の構成)と被る事態が発生しました。

しかし、その後の音MADニコニコメドレーの使用曲の動向を見ている限り、この2曲が使用されることはほとんどなく、nicariaさんのアレンジにも信頼を置いていたのでここに関しては残すことにしました。

逆に動向を見て削除した楽曲もあります。当初、いわれなきリベンジ/ブッコワシ賛歌の前にはラグトレインが入っていたのですが、あまりにもメドレーでの使用頻度が高くなっていたため削除しました。

これに対して金星のダンスを残したのは、「おっおー おっおっおおー」の部分が使われているメドレーは意外と少なく、前衛的金星のダンスの文脈で持ってきたら面白いのでは?という思いがあったので残しました。そのため、Oto-Motto!の映像でもワッフルが倒れるところをシーンチェンジに選んでいます。

そんなこんなで構成を少しずつマイナーチェンジしていき、Oto-Motto!の1つ前のバージョンにあたる構成が2023年春頃に完成しました。こんなにかかったのは大学院で忙殺されていたためです。

スタッフの追加

Oto-Motto!の1つ前のバージョンにあたる構成が完成する少し前の段階から、nicariaさんには少しずつアレンジを進めてもらっていました。

そんな中、2023年2月にnicariaさん、エンJ氏、某氏(ここでは名前を伏せておきます)と4名でオフ会を実施しました。このとき初めて、音MAD界隈の方々にこのメドレーの仮音源を聴いてもらうことにしました。

この時期、このメドレーを使った音MAD合作が開かれないかなぁというぼくの邪念があり、オフで出会った方々に「作った音MADメドレーで合作したいんですけど参加してもらえませんか!」と声をかけていました。そういった経緯があったため、エンJ氏と某氏にその音MAD合作のサポーターに入ってもらいたいという思いがあり、音源を聴いてもらうに至りました。

このオフのときに食べたパンチョのオムナポ

nicariaさんのアレンジしてくださった仮音源を御二方に聴いてもらったときに、目の前の御二方のリアルな「おお!」というリアクションを見てとても嬉しい気持ちになりました。エンJさんのあのときの「もう一回聴いていい?」という言葉が今でも鮮明に脳裏に焼き付いています。

このことでこのメドレーに箔がつき、「今夏に投稿するぞ!」という思いで制作を進めていきました。その過程で、向坂さんにグラフィティ調のオリジナルロゴの作成を依頼し、サムネイルのあの爽やかなロゴを作っていただきました。本当にありがとうございます。

投稿予定だった夏、それから1年

nicariaさんにも音源のアレンジを進めていただいていた中で、次に発生したタスクがメドレーの動画作成でした。

正直メドレーの動画はそれほど大した労力を要するものではないのですが、昨年夏のぼくにはそれが全く出来ませんでした。なぜなら、鬱を発症していたからです。詳細は前のnoteを見てください。何もアイデアが出なくなり、何もする気力がなくなり、ここから半年以上何も手につかないようになってしまい、メドレーの制作は一時頓挫しかけていました。

今年に入り、ギリギリの気力の中、大学院でのリアルタスクを全て完了し、4月からは新生活が始まりました。新生活にも少しずつ慣れ、いろんなことが安定してきたタイミングで、今夏の投稿を決意し、急ピッチで動画を作成しました。これに合わせて音源を極めてくださったnicariaさんには感謝してもしきれません。

終わりに

そんなこんなでかなり稀有な経緯で投稿に至ったOto-Motto!ですが、動画概要欄にはMIDIデータも用意されており、音MAD合作に使用してもらうことを大歓迎しています。

Oto-Motto!制作陣がOto-Motto!を使用した音MAD合作を自ら企画することはもうないですが、たくさんの方に使ってもらえることを楽しみにしています。採用したすべての曲にもっと音MADに使われてほしい!という思いがあります。どうぞ何卒よろしくお願いします。

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