森山大道さんの「ongoing」と「OKINAWA」展
ほんとに久しぶりに恵比寿の写真美術館へ。
比較的に新しいTOKYO。
カラーとモノクロでグリッド状に並べられた写真、なんかTOKYOがうごめいている様。テンションの高い写真がビッシリ。古い時代の写真の大きな展示も有り。
部屋は分かれているんですが、古いものと新しいものの二つの写真郡が同時に見えて一種の回顧展に見えないこともありません。
二つの写真群が同じに見えるのかな、見えないのかな。
ま、あと30年も経てば、見事に時間が消化してくれるかな、
それにしても会場の入り口のスタッフの物々しさにはビックリ。
もうひとつ、神保町の「OKINAWA」スーパーラボの店の壁面の展示。
こちらは相当古い古い時代の沖縄の写真。
まだ道路が右側通行の時代かな。恵比寿の「TOKYO」と神保町の「OKINAWA」、規模が全然違っているんですが、こちらの写真は随分と、なんというか、優しいというのともちょっと違う、スウィートというのか、形容がちょっとわからないですけどそんな感じ。この時代の沖縄に何回か行ったことはあります。車で走っていてついつい左側を走ってしまい、地元のドライバーにひどく怒られたこと。ホテルのレストランの真ん中で従業員が昼寝をしていたこと。大きな声で夜中にヤモリが鳴いていたコト。そこはちょっと違う空気があふれて、ちょっと違う人間がいる国。そういえば森山さんには北海道の大きな写真集もあり、写真美術館のブックストアで見つけました。これはこれで写真展も思い出し、時間が場所がグルグル回る様でした。