1泊2日で「松山城」「宇和島鯛めし」「道後温泉」「鱧料理」「今治城」「しまなみ海道」「来島海峡大橋」と愛媛をたんまりと詰め込んでみました。。。
何を勘違いしているんだ?と思われてしまうかも知れませんが、私は根っからの会社員労働嫌いとして胸を張って生きていますが、そんなにも嫌ならば、もう会社員労働を辞めてしまっても良いのでは?と思い始めている諸星です。
退屈なんですよね。会社員労働は。
お金がないと困るけれど、時間がないのはもっともっと困るといった心境になっていて、「お金」と「時間」のどちらが無い方が本当に困るんだ?という自分の中で答えが出ている葛藤でも何でもない葛藤をしているフリをすることにも、もううんざりしています。
ということで、会社員労働を辞めることが出来たその時は、会社員労働から個人事業主として生きていくことに至った心境なども簡単に書き残してみようと思います。少し先になりそうだけど。
で、それはそれとして、今回の旅日記は、前回の旅日記の最後に記載しました通り、四国・愛媛旅です。
12月は毎年恒例の温泉旅です。
2022年の九州初上陸(大分・別府)に引き続き、2023年は四国初上陸を果たしましたので、その様子を旅日記として記録します。
◆旅1日目:2023年12月22日(金)
◇成田空港温泉 空の湯
今回の旅も成田空港からジェットスターさんを利用しますが、午前8時のフライトを予約してしまい、よくよく考えたら、午前5時に起きないと間に合わないことに気付き、急遽、成田空港の近くで前泊をすることに。
そして皆様ご存知の通り、ジェットスターさんが2023年12月22日から指名ストライキを開始されまして、翌日の飛行機が飛ぶか飛ばないかが、良く分からないまま、前泊をするという状況となりました。
個人的には、会社労働が嫌いなので、未払い賃金がある状態での労働なんて考えられない!という立場で、ジェットスターさんのストは応援していましたので、飛行機が飛ばないなら、飛ばなくてもいいや!くらいに考えておりました。
で、今回の松山空港行(12/23)と帰り(12/24)の飛行機は無事に飛んだのですが、年末の那覇空港行(12/31)の飛行機は飛ばず。。。
年末年始は家でじっとして、色々と溜まっていた作業を黙々とこなして過ごしておりました。
↓は年末の那覇行きが欠航となったときのジェットスターのご案内。
那覇行を欠航するのは本気だなと感じました。
まあそれはそれとして、今回は成田空港近くで前泊をするということで、人生で初めて「カプセルルーム」という宿泊スタイルを体験しました。
最初はちゃんと寝られるか不安で不安で仕方がなかったのですが、大変よく眠れて、むしろ寝過ごしそうになるくらい熟睡をかましてやりました。
昨年8月に富士登山をした際に、登山前の仮眠時間でなかなか寝られなかったので、心配をしていたのですが、よくよく考えてみたら、基本的にはどこでもすぐに眠れるタイプの人間でした。
で、この成田空港温泉 空の湯さんは、スーパー銭湯に宿泊施設が併設されているので、岩盤浴やサウナ、温泉が入りたい放題となっております。
たぶん、サウナに入ったからよく眠れたんだと思います!
◆旅2日目:12月23日(土)
◇成田空港
とくにかく外が寒い。
芝山千代田駅は、交通系ICカードが使えません。
京成線から一本で来れる駅なのですが、ICカードで乗車しても、芝山千代田駅で下車する際は、芝山鉄道区間の運賃を現金で支払うことになります。
現金を持ち歩かない方は要注意です!
あと、電車内で外国人観光客の方に「ヘイ!この電車はナリタエアポートへ行くのかい?」と英語で聞かれたので「イエス!」と答えました。
どうでも良いけど、その方は半袖でしたね。寒い国から来たのでしょう。
今回は土曜日の午前8時のフライトなので、保安検査場が混んでいると予想をしていましたが、保安検査場は人はまずまず並んではいましたが、スムーズに流れていて、たぶん通過に10分も掛からなかったと思います。
成田空港ユーザーとしては、保安検査場がスムーズに抜けられる成田はありがたい空港です。
今回は8時00分成田発⇒9時50分松山着のジェットスターさんにお世話になりました。所要時間が2時間弱も掛かるのか!と思ったら、帰りは1時間25分でした。偏西風エグいで。
◇松山空港
空港に到着して、すぐにうどんを食べました。
なせなら腹ペコだったからです。
普段は午前中に空腹になることはあまりないのですが、相当気合が入っていたのか、カロリーの消費量が激しかったようです。
◇JR松山駅
松山空港からはリムジンバスでJR松山駅前へ向かいます。
JR松山駅で伊予鉄の市内電車1Dayチケットを購入しました。
◇大観覧車「くるりん」
1Dayパスで乗れる高島屋の大観覧車「くるりん」にも当然乗ります。
◇松山城
「現存十二天守」の一つである松山城は、難攻不落の名城として名高く、確かに評判に違わぬ名城で、お城に辿り着くまでに大変な労力を要しました。
山の中に建造されたこの松山城が、山を登って攻めてくる敵兵に攻められて落とされるということは、確かに想像が出来ないし、不可能に近いなと、実際に松山城を散策して体感しました。
松山城を攻め落とす方法を考えながら散策していたのですが、空から攻撃するくらいしか方法がなさそうで、そうなってくると戦国時代では難しく、正に鉄壁のお城だったと言えるでしょう。
守りのお城としては、場所も抜群に良いし、お城の設計に携わった人々も頭が良すぎるようです。
◇元祖宇和島鯛めし丸水 本店
松山城が攻略出来ないことを確認するのに歩き回って時間を要してしまい、また腹ペコになってしまいました。
養殖真鯛と天然真鯛を両方とも食べましたが、私の舌では両方の真鯛ともに抜群に美味しかったです。
◇道後温泉 椿の湯
元祖宇和島鯛めし丸水さんで、養殖と天然の真鯛をいただいた後は、松山城攻略で歩き回った疲労もあり、眠気も出て来たので、ひと風呂浴びることにします。
当然、愛媛に来たので、道後温泉に向かいます。
道後温泉には「道後温泉本館」「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」「道後温泉 椿の湯」と3つの温泉施設があります。(現地に行って初めて知った。)
日本最古の温泉といわれる道後温泉ですが、聖徳太子が来浴したり、夏目漱石の小説「坊ちゃん」の舞台になっていたりと、ド派手な経歴を有しております。
肝心の温泉自体も、複数の源泉から様々な温度の湯が湧いていて、それらをいい感じに混ぜ合わせることで、温度調節をせずに、42度程度の適温にすることを実現しており、正真正銘の無加温、無加水の源泉かけ流しの温泉。
それが道後温泉とのことです。
愛媛には1泊2日の滞在になりますので、もちろんこの滞在期間中に3つの温泉施設を完全制覇することを心に決めて、まずは「道後温泉 椿の湯」に入湯します。
最高でした。普段はサウナか、スーパー銭湯に通っている人間からすると、こういった温泉地の温泉にどっぷりと浸かる体験というのは、無駄が一切省かれていて湯への没入感が高く、非日常感を味わえる貴重な体験です。
ただ、湯で温まるとさらに眠気が増してきたので、宿泊先にチェックインすることにしました。
◇天然温泉 松山ニューグランドホテル
温泉地でも宿に温泉とサウナが付いている宿泊先を選ぶスタイルで、私はやっています。
最近は普段から日中に45分程度の仮眠を取らないと、生活が出来ない残念な体質になってしまっているので、とりあえず、一旦仮眠に入ります。
おやすみなさい。。。
◇道後温泉本館
宿で仮眠を取ったら、すっかり日が暮れました。
旅先でも自由に寝たり起きたり、休んだり休まなかったり出来るのも、一人旅の懐の深さです。
相手に合わせる人生は出来る人が出来る範囲でやれば良くて、私のように相手に合わせられない出来損ないは、そういうことには関わらない方が無難です。
ということで、市内電車(1Dayチケットで乗り放題)に乗って、道後温泉に戻ります。
道後温泉の2戦(泉)目は、本館に入湯します。
建物の裏側?が改修中ではありますが、入湯できるとのこと。
土曜日ということもあってか、大変混雑しており、指定された時間に戻って来るよう施設の方に案内されました。「時間制」です。
待ち時間は「谷本蒲鉾店」さんでじゃこカツを食べたり、道後温泉駅のスターバックスコーヒーさんで、コーヒーを飲んだりしました。
どうでも良いのですが、スタバって一人で行ったことないので、入口でメニューを眺めて悩んでいたところ、後ろに並んでいた子連れのお客さんに順番を譲ったら、後でスタッフの方に褒められました。
たぶん、スタッフの方は私が子連れのお客さんに配慮したと思ってくれたと思いますが、違います。ただ、メニューがよく分からないので悩んでいただけです!
道後温泉本館。最高でした。控えめに言って最高でした。昨年訪れた別府も最高でしたが、道後も最高でした。以前に訪れた草津も最高でした。
日本の温泉はどこも最高です。
◇出汁茶漬 網元茶屋
道後温泉本館の本気のお湯を堪能した後は、市内電車で宿のある大街道まで戻ります。
夕食を食べます。
普段はだいたい同じもの(ブロッコリーと鶏むね肉)ばかり食べているので、旅先ではその土地でしか味わえない食材だったり、その土地の素晴らしいお店で食事をするスタイルを採用しております。
今回は予め調べておいたお店の中で、「鱧」が食べられるというこちらのお店に凸してみました。
鱧という魚は骨がややこしい魚で、通常は骨切りという包丁の入れ方をするそうなのですが、こちらの店主は多くの魚と同じように鱧を三枚におろす技術を独自に編み出したとのこと。
普通の職人はやらないことを「可能だ」と信じて、試行錯誤を延々と繰り返したという正に努力を技術に昇華した職人でした。
※鱧を三枚におろした「骨」も見せてもらいました!写真撮らせてもらえばよかった。。。
どの料理も素晴らしいの一言でした。
また、こういったお店は職人が調理を目の前でしてくれるので、職人の仕事を楽しむことも出来て、凄く良い勉強になります!
また、愛媛に来た時は必ず訪れたいです。
このあとは、ドン・キホーテに寄ってアイスを買って、宿に戻り、宿の大浴場でサウナと温泉に浸かって、就寝しました!
◆旅3日目:2023年12月24日(日)
◇今治城
旅3日目はレンタカーを借りて、今治市、瀬戸内しまなみ海道をぶらつきます。
まずは今治城です。
今治城は瀬戸内海に面したお城で、このお城も前日に訪問した松山城と同様に守りの能力に秀でた名城です。
今治城は二の丸の入口が「枡形虎口」という形状をしていますが、この「桝形虎口」を初めて取り入れた城を築城をしたのが、この今治城だそう。
そして、この設計をしたのが城主の藤堂高虎と考えられているそうです。
お城自体はコンクリート造の模擬天守なので、城内を楽しむというよりは、外から眺めて、仕組みを楽しむタイプのお城です。
◇亀老山展望公園
続いては「瀬戸内しまなみ海道」をドライブします。
しまなみ海道とは「愛媛県」と「広島県」とを結ぶ道路です。
瀬戸内海に浮かぶ島々に橋を渡してあるので、アイランドホッピング的な要素があります。
瀬戸内海の島々を車で渡っていくのですが、その島々の中に「大島」という島があります。
大島の南側に標高300mくらいの高台?山?があり、隈研吾氏が設計した有名な展望台があって、世界初の三連吊橋「来島海峡大橋」が見下ろせれるスポットがあるとのことなので、レンタカーで山道を駆け上がりました。
自転車でいらっしゃっている方もいましたよ。
写真とか動画でみたことがある景色ではありますが、実際に行ってみると、印象も違うし、感じ方も全く違います。
やはり写真や動画は作者の好みというか、個性が出た「切り取り」でしかないので、全体を俯瞰してみると、趣が変わってきます。
そうなってくると、やはり絶景の体験は写真や動画ではなく、実際に現地に訪れてこそ得られるものが大きそう。
日本だけでも、まだまだ実体験をしていない景色が山ほどあるのに、海外まで視野を広げたら、自分の生きている間に、実際に訪れることが出来る場所なんて、一体地球の何%の範囲なんだろうか?と、考えることがあります。
ましてや、自分の身体が動くうちになんて、健康状態まで考慮して考えたら、いくら時間があっても足りないです。
やっぱり、会社員労働なんてしている場合ではないな。
◇耕三寺
しまなみ海道を広島県方面にもう少し進んで、広島県に入ります。
映えスポットの耕三寺に立ち寄ります。
↓こんな感じのオブジェの場所です。
まあ、お察しください。
◇白楽天
ということで、しまなみ海道を十二分にドライブできたので、松山市に戻ります。
で、松山市に戻る前に今治市で超有名な行列店「白楽天」さんで「焼豚玉子飯」を食します。
昨日は「真鯛」やら「鱧」やら「鯖」やら、普段はなかなか食べない鮮度の高い食材を堪能したので、ここら辺で一回B級グルメを入れておきたいと思い、事前にリサーチをしておりました。
地元の鮮度抜群のお魚も最高ですけれど、こういうビジュアルから美味しさがダイレクトに飛び込んで来る料理も最高です。
◇道後温泉別館 飛鳥乃湯泉
ということで、松山市まで戻ってきて、レンタカーを返却し、またまた市内電車で道後温泉に向かって、道後温泉の3戦(泉)目、「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」に入湯します。
この飛鳥乃湯泉は、他の2つの施設と比較すると、観光客向けに振り切っている施設で、施設の外はアーティスティックですし、お風呂は他の2施設と異なり、ボティソープ、シャンプーなども備え付けられています。
そして、何より別料金で休憩所の利用ができます。
ですので、帰りのフライトの時間まではこちらの飛鳥乃湯泉で、ダラダラと過ごして、道後温泉にどっぷりつかってまいりました。
ちなみに私は2階大広間コース(お茶・お茶菓子・貸浴衣付)をチョイスしました。
◇松山空港
思っていたより、飛鳥乃湯泉でゆっくりとし過ぎてしまい、道後温泉駅から出ている松山空港行のリムジンバスの時間がぎりぎりになっていました。
温泉にどっぷり浸かると、湯上りに汗が噴き出ますが、汗が引き切らないうちに外に出てしまって、凄く寒かったです。
松山市内から松山空港までは、公共交通機関が私が調べた限りでは、リムジンバスしかないので、乗り遅れは死活問題でした。
帰りは20時35分発の成田空港行のジェットスターさんです。
松山空港に到着してから雨が降って来ました。
昨日と今日と観光中には降らなかったので、助かりました。
旅行先で雨が降った経験ってあまりないな。
◇成田空港
◆愛媛・道後温泉・しまなみ海道旅のまとめ
① スト中のジェットスターが飛行機を飛ばしてくれたおかげで良い旅が出来た!
② 旅行中に好きな時間に仮眠できるのは一人旅の懐の深さ!
③ 職人の技を堪能して美味しい鱧が食べられた!
次回の旅日記は未定ですが、2023年末にフライトキャンセルで行けなかった沖縄リベンジ予定です。慶良間諸島のどこかですかね。。。
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