2024/10/8 ベイビーわるきゅーれ
この前の土曜に、ベイビーわるきゅーれの劇場三作目であるナイスデイズを観に行ってきた。
散文的に感想を書き連ねたい
最初のビーチのシーン。ヤシの木が揺れて、海辺ではしゃぐ二人。劇場版三作目となると予算も豊富だから、いかにもな沖縄かハワイかな?と思ったら宮崎だったときのいい脱力感。
鑑賞する前にあまり情報を入れてなかったので宮崎が舞台なのを知らなかったという、私自身のコンディションからくる脱力があった。
ビーチではしゃぐ二人、それを撮るゆっくりと動きのあるアングルのカメラ、寄せる白い波と水しぶき、いかにもな南国感を煽る陽気な音楽…
からの、
「疲れた〜」といって座り込む二人と止まるBGM。という演出も、肩透かし感を狙ってる気がした。
リゾートでキラキラしてるけど、結局いつもの二人のドタバタになるんかい、みたいなツッコミを入れたくなるような。
この、非日常と日常の急な緩急がベイビーわるきゅーれに、ハマってる所かもしれない。
夜食べるご飯の話を楽しそうにしながら歩いていると思ったら、リュックからハンドガンをとりだして、ターゲットがいる部屋に突入するシーンなんて最高だった。
焼肉の話をしながらハンドガンのスライドを引いて撃てるように準備しつつ、部屋の扉の前についたら二人ともスイッチが入ったように無言になっている。
あ、いま殺し屋としてのスイッチを入れたなということがスクリーンを通して観客に明らかにわからせる演技が凄すぎた。
二人にとっては、いわいる人を殺すという非日常も、焼肉を食べるという日常も、限りなく地続きなのだろう。一般人であれば超えるのに苦労するその境界を、二人だった簡単に往復できる。そんなことを思えたいいシーンだった。
またまだ続いてほしいな。ドラマも毎週楽しみに観ていこう。