等身大、したことない

契約しているNetflixの元をとるため、『負けヒロインが多すぎる!』のアニメを見始めた。

ラノベ原作の、しかも原作を未読のアニメ作品を観るのはかなり久しぶりかもしれない。
前から気になっていたのだけども、オモコロのARuFaさんがOPの出来がめちゃくちゃいいと薦めてたのを聞いてさらに興味がでてきた。
※歌も映像もめちゃ良かった。

この作品の魅力は、タイトルに書いてあるそのままだけども、登場するヒロインそれぞれに想いを寄せてる男子がいるということだ。
構想的に、青春のイチャラブは勝ちヒロインのカップル達がやってくれる。かつ、背景にでてくるモブ達も意図的にカップルにして、主人公サイドの比較になってる気がする。

恋愛を主軸に置いた物語を観るのは、久しぶりな気がする。

観てて思ったのは、私も年取ったなと実感することだ。私が高校生だったのは十年以上前なのか、としみじみ思う。

今、高校生の人達は、同じ舞台であるこの作品をどう思うのだろう?私と違って、等身大の物語として、思うことはまた違うのだろうか?

と思ったが、そんなとこもないな。
やはりファンタジーとしか思えない。友達が少ない高校生男子が、ほぼ女子しかいない文芸部に入れる理由がないし、女子の恋愛のいざこざに入っていけるわけがない。
ラノベのような劇的な環境でなくても、普通の高校生カップルすらもファンタジーだったな。女子と2人で下校したり、カラオケ行ったりなどもまったく想像がつかなかった。
地上波テレビで放送していた、学園ドラマをほぼ観てないのはそれが理由かも。

その分、ラノベのファンタジー男女関係のほうが、架空世界過ぎて、安心して見てられたのかもしれない。環境に合わせた等身大の体験なんて諦めてたんだろうなぁたぶん。