とりとめのない話。
とりとめのない話をします。
お店をやってくにあたって、すごく大事なこと。
商品の価値を高めること。
この料理なら◯◯円でもまあ納得だね、とか
時間をずらしても食べに来たい、とか
これじゃないと、、、って思ってもらうこと。
これは、お店のためというよりも
隊長に料理を作ってもらうにあたり、すごく大事なことだったんだ。
見習いでもなんでも、有名店で働くこと、働いたことはその人のバックグラウンドになりうる。
逆に、一般的に、無名のお店で働くことはキャリアダウンなんである。
だから、開業からお付き合いしてもらう、そのかわりに
私はお店を成長させて、料理の価値を高めて、
いつか「ここで働いてたんですよ」っていうことが多少なりともその人の力になるように頑張ってきた。
国庫に融資をお願いしにいったとき。
前働いたお店でメディアに掲載されたメニューをやるって言ったら、すごく前向きに捉えてくれた。
テレビや雑誌に取り上げられる、そんな商品を扱うなら、うまくいくだろう。
きっと、そういう判断だったんだろう。
だから、開業したとき、「今後は他のメニューもやるし、そういうのじゃないんだけどな」って思いながら、「トマトラーメン専門店」っていうので取材を受けたり、「ラーメン屋なのに洋食メニューもおいしい」みたいな取材も受けた。
どういう扱いであれ、そうやって取り上げられた実績はそのまま残る。
それはそれで大事なことだと思った。
もし、隊長が辞めたとしても、「作ったものがこういうふうに取り上げられてた」って事実は残るわけだから。
そのうち、「洋食屋だけど、トマトラーメンがたくさんある」みたいな扱いに変わった。
理想的な流れだった。
そうしていまは、メディアに取り上げられるほどでもない、地元密着のお店になった。(よね?)
これもまた、理想的な結果だった。
取材を頂きながらも、「いつかはメディアで話題にならない、ふつうの、日常に埋もれた、そしてある意味では紹介したくない、誰かのお気に入りのお店になりたい」って思ってた。
話題にもならないお店なんだけど、料理の価値はあげたい。
これって難しいとおもいませんか。笑
ぱっと目立つメニューをやる。
誰もが好きなものを作る、またはそういう提供の仕方をする。
ブランディングする。
販促にはきっといろんなやり方があって、
そりゃあどれも簡単ではないんだけど、
どれにも乗らずにお店の力をつけていきたかった。
そんなことを最近思い出してる。
新しいことを始める。
0を1にする。
スタートアップに何か、または誰かの力を使えば、より簡単に伸び上がることができる。
オープンのときは、トマトラーメンの力を使った。
だけど、途中途中で投入してきたものは、なんの力も使わずやってきた。
そんなに伸びなかったものもあるし、レギュラー商品になったものもある。
だけど、続かなければ諦めがついたし、売れれば自信になった。
それは、他の力を借りなかったからだった。
これでいいのかな、これでいいはず、これって最高!
そう思う瞬間もあるし、
こんなことしかできないのか、これじゃ敵わない、こんなんじゃダメだ!
そう思う瞬間もある。
誰に相談することもできない、っていうか、誰も答えなんて持ってないのだ、答えは自分の中にあるんだから、自分と向き合うしかない。
何が言いたいのかって、あんまりまとまってないのだけど
悩むのはそれだけ、それに力を入れてるってことで、それだけ好きだったり、重要だったりするからなんだ。
だからこそ、自分の力だけで乗り越えたいって思うのだ。
開業のときも、
お店の土台をつくるときも、
新しいことを始めるときも、
もめたときも、
悩んだときも、
失敗してリカバリーするときも、
ぜんぶ「人生のなかでのファーストトライなんだから」って思って、その時間を大事に味わってきた。
結果、まあ全体的にはうまく行っているんだけど。
それって、そういうことって、
何年経っても続くんだなって思った。
きっと、自分から仕掛けてもそうだし、
仕掛けなくても時代や環境が変わってそうなるに違いない。
だったら、それはそういうものだと思って...
受け止めてやっていかないといけないよなって。
なんかそういう結論になった。