0と1と10の話。
昨日は岩場講習に行っていた。
昨年は「もっと登れるようになりたいなぁ」ってばっかり思ってたけど、今年は安全に登ることを楽しむための基礎を学ぼうって思っている。
講習に参加すれば、先生が環境を整えてくれて、安全にも最大限に気を配ってくれて、できることだけにフォーカスしてトライさせてくれる。
ひとつ、またひとつと気づくことが増えるのと同時に、その環境のありがたさを思うことも増えてきた。
きっと、もっと知ることができたらもっと深くそう思うんだろう。
それはずっと続くんだろう。
もっと知るためには、もっとその時間に入っていかないといけないな、
そう思ったので、今年は岩場に行く日を増やした。
行く、というか連れてってもらっている、って感じだけど。
知らないことを知るのは
何かを0から1にすることだ。
1を10にするよりも、
10を100にするよりも、
0から1にするほうがたいへんだ、
とよく言われる、
確かにそうだ。
だけど
1知ったことを2、3と知っていくことは、じつは0を1にする作業の積み重ねであり、その繰り返しなのだと思う。
10知ったつもりのことも、1が10個あつまった、集合体でしかないかもしれない。
レベル10に達したつもりでも、幅広のレベル1でしかない可能性もあるってこと。
なんかそんなことを思った。