英単語を覚えるコツ。「知りたい気持ち」を有効活用する。
約20年ほど前、むちゃくちゃ英語の勉強をしていた。長年の夢だった海外暮らしの準備のため。ワーキングホリデーでオーストラリアへ行く。真面目な自分は、海外へ行く前にどれだけ英語力を上げとくかが大事だと思い、結構頑張っていた。
スマホもないし、YouTubeもない時代。テレビでやっている英会話番組は片っ端から録画した。それを見ながら気になるフレーズを暗記。
たしか当時スマステーションで香取くんがペラペラ目指して覚えていたフレーズは自分も覚えていた。
もちろん英会話学校にも通った。レッスン内容だけでなく、今日は先生にこれを言うぞ、と事前に長々と英文を準備して、それを披露していた。その流れからの質疑はたどたどしかったけど。
そして英単語を覚える上で利用していたのは和英辞典。単語本を買って覚える方法は取らなかった。常に和英辞典を持ち歩き、目の前にある物で「これ英語で何て言うのか?」と知りたくなったものを片っ端から調べて覚えた。
本から与えられる単語より、自分が「知りたい」と思ったものの方が覚えやすいと思ったからだ。
この学習法で発見したのは、調べてみると意外と知ってる英語がそれだったりすることがあり、それが楽しかった。
例えば、「横断幕」は"banner"、「つり革」は"strap"、「額縁」は"frame"。
また、本当に普段の生活で触れるもの達なので使用する可能性も高く覚える価値があると言える。
このご時世、辞書なんてものは使わないのかもしれないが、私は辞書をお勧めする。
理由は、調べた単語をマーカーしておく。すると次に別のことを調べようと辞書を開く時、それがチラッと見えたりする。これが「自動復習」になる。
なかなかアナログな一世代前の学習方法だがせひ試してもらいたい。