ストロー無しでアイスコーヒーが飲めることの影響について考えてみた。
いよいよホットコーヒーからアイスコーヒーへ喉も衣替えする季節になってきた。
以前流れていた、ウミガメの鼻にプラスチック製ストローが突き刺さっていた映像は世界に衝撃を与えた。
それからストロー不要論が声高に叫ばれ、スターバックスのストロー廃止方針がそれを決定的なものにした。
そして、私の行きつけのコンビニも今夏からストロー無しに舵を切ったようだ。
詳しいことはわからんが、ざっくり言うとプラスチックのゴミが減ることはウミガメにも地球にも優しいしのだろう。
と、せっかくなのでストローが使用されなくなることにより、どんな影響が他分野で出るか考えてみる。
1 こども達がシャボン玉で遊ばなくなる。
ストローが使用されなくなってくると、ストローの需給バランスが崩れ供給過多になる。最初はストローの価格が大幅に下がるが、いずれ生産者はストロー製造を止め、今度はストローが貴重品となり値が高騰する。するとストローは手に入りにくくなる。結果ストロー使って気軽にシャボン玉で遊ぼう!という機会が減少するかもしれない。
2 氷が売れなくなる
ストローは飲み物を吸い上げるためだけに存在するわけではない。マドラーとしても活躍するのだ。
私はアイスコーヒーにミルクを入れる派だが、当然ミルクを入れた直後にかき混ぜる。
また、ゆっくり飲んでいると氷が溶けて水が上澄みに溜まってくる。それを都度かき混ぜる。それがストローがないことでできない。
では店側はそれをどのように解決するか。例えば氷自体をコーヒーで作ってしまえばいいのではないか?氷代は高くつくが、事情を説明してコーヒーの量を減らして対応するのはどうか。ずっとコーヒーの濃さが保たれるクオリティーということでユーザーは納得するのではないか。
となると、普通の氷は今までのように売れなくなるかもしれない。
世の中の様々なモノには因果関係がある。ある変化が玉突きで思わぬところに影響を与える。これを考えているみるのはいいマーケティングのトレーニングになると感じる。