縁が繋がっていく
仕事で、ある会社の社長と話をしていたら、思わぬ共通点が見つかった。
私の高校時代の同級生と、その社長の大学時代の親友が同じだった。
その社長は日本体育大学の出身。
私と同じ62歳。
彼は、ずっとスポーツをやっているので、日焼けで肌が黒く、50歳くらいに見える。
声も大きく、波動が高いというのはこういう人かと思った。
いきなり私の同級生に電話をかけて、「ほら!どうぞ!」とスマートフォンを渡された。
同級生と言っても45年間話をしていない。
高校卒業後彼が何をやっているのかは分からない。
ぎこちなく「ご無沙汰しております」から会話が始まった。
しかし、話していくうちに高校時代に戻ってタメ口になった。
話をしていくうちに彼の卒業後が分かった。
日本体育大学を卒業後に、故郷の静岡県の高校教員になった。
ある競技の指導で有名になり、その競技の連盟の理事長もやったそうである。
60歳で定年退職となり、再任用しないで、地元で競技の指導員として働いているそうである。
社長のおかげで、高校の同級生との空白の45年間が繋がったのである。
おまけに、高校の同級生の情報で、他の人の消息も分かり、今度挨拶に行くことになった。
この年齢になると、人と会うと縁が繋がることがある。
インターネット上でSNSで人と繋がることがあるが、リアルで人と繋がる方が影響が大きい。
人の縁が人生を変えることもある。
私の人生の転機には、必ず人がいた。
運という漢字は、運ぶと書く。
運は、人が運ぶということを痛感している。
だから、多くの人と会うことが運が良くなることだと思う。