生きるために資格をたくさん取得したけれど
若いころに不安定な仕事に就いていました。
大企業のように年功序列・終身雇用ではなかったので将来が不安でした。
33歳のときに車の大型免許を取得しました。
食いっぱぐれがないと思ったからです。
しかし、今だに大型車を運転したことがありません。
その頃に、宅地建物取引士も取得しました。
不動産屋に転職できると思ったからです。
しかし、宅地建物取引士の免許を使って仕事をしたことはありません。
50歳のときにキャリアカウンセラーやキャリアコンサルタントの資格を取得しました。
キャリアを積む上で役に立つからです。
資格で飯を食えるほとではありません。
しかし、その資格がいつ役立つか分かりませんので、更新をしています。
更新するのには、お金と時間がかかります。
何万円も払って更新講習を受講します。
それで休日が潰れるときがあります。
あすは、更新講習で1日潰れます。
61歳になって悟ったのは、資格を取得することが目的ではないです。
取得するまでのプロセスが大事だということです。
大学時代のゼミの先生に言われました。
「小人閑居して不善をなす」
徳や品性のない人は暇だとロクなことはしないという意味です。
私のような小人は忙しいくらいでちょうど良いのかもしれません。
資格取得という目標に向かって努力を続けているときは苦しいです。
今から思えば、目標に向かって頑張っているときが幸せだったと思います。
幸せって、「目標に向かって努力を続けていること」なのではないでしょうか?
61歳の男が感じていることです。
頭に思い付いたことが書いてしまいました。
読んでいただき感謝します。